【レビュー】焦点工房のMマウントヘリコイドアダプターでLeica Elmar 5cmを寄れるレンズにしました

・ヘリコイド付きマウントアダプター

SONY α7Cにマウントアダプターを取り付けてLeica Elmar 5cmを使用していましたが、古いRFレンズだけに最短撮影距離が長いのだけが気になっていました。そこでヘリコイド付きのマウントアダプターに入れ替えたので、使い勝手などを含めて書いていきます。

・焦点工房Mマウントマクロマウントアダプター

今回購入したのは焦点工房(SHOTEN)ヘリコイド付きマクロマウントアダプターで型番はLM-SE M(L)と表記があります。ライカMマウントをソニーEマウントに変換するマウントアダプターになりヘリコイド付きなので最短撮影距離が短くなります。


賞を受賞しているようです


型番はLM-SE M(L)です

・開封する

焦点工房のマウントアダプターは比較的高価な部類に入るので、開けた時点で既に立派なクリアケースに入っています。それでもコシナ・フォクトレンダーのマウントアダプターの半額です。


クリアケース付き

・ポーチが付属

購入時にはわかりませんでしたが、SHOTENマーク付きのポーチが付属していました。中華系の商品だとここまでペラペラなポーチならない方が良いと思う事が多いですが、こちらのポーチは立派な作りで、カメラバッグに入れっぱなしにするには十分なクオリティです。


ロゴ付きです


大きさは余裕があります

・前後キャップが付属

ほとんどのマウントアダプターには前後のキャップが付属しませんが、ホコリの混入を防ぐためにはキャップは取り付けておきたいところです。焦点工房のマウントアダプターには前後のキャップが付属していてこれはうれしいポイントです。


Mマウントボディキャップが付属します


Eマウントレンズリアキャップ

・マクロアダプター

Macroの表記がありますが、先に言っておくとマクロにはなりません。ヘリコイドの繰り出しは最大5mmでライカMマウント用レンズが少し寄れるようになる程度です。


SHOTEN L.M-S.E MACRO (L)と書いてあります


マクロの表記があります

・ヘリコイド付き

5mm繰り出しなのでフィルムカメラなどであった接写リングで一番短いのを取り付けたような状態になります。オールドレンズ、特にレンジファインダー用レンズの最短撮影距離が1mだったりするので、そこから少し寄れるようになるだけでもありがたいです。特に撮影中にリングの取り外しなどの必要がなくとても便利で撮影のテンポもよくなります。焦点工房からは6mm繰り出すモデルも出ているようですが、在庫ありの状態を見たことがないので受注生産かもしれません。
*ヘリコイドとはレンズのフォーカスリングの様な回転機構の事です


通常状態


最大5mm繰り出せます



・作りがよいマウントアダプター

前後のキャップをはずすと金属のマウント面が出てきますが、質感もよく作りのよいマウントアダプターな事がわかります。ハシュポのヘリコイド付きのEマウント用のオリンパスOMアダプターは格安なだけに作りがいまいちですが、比べると断然焦点工房の方が良いです。


前後キャップを取り外しました


レンズ側ライカMマウント


ボディ側ソニーEマウント

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・他のMマウントアダプターと比較する

K&F Conceptのヘリコイド機能が付いていない通常のMマウント用のマウントアダプターと比べてみると、焦点工房の方はヘリコイドの回転機能が付いているだけに本体が一回り大きくなっていあす。K&F Conceptのマウントアダプターは安価にも関わらず作りがよくヘリコイド機能の必要がなければおすすめのマウントアダプターです。


右はK&F ConceptのMマウントアダプター


カメラボディ側

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・計量してみる

焦点工房のマウントアダプターはヘリコイド付きなためさすがにK&Fと比べると若干重たくなっています。ただライカなどレンジファインダー用は軽量なレンズがほとんどなのでミラーレンズカメラとの組み合わせで重量が気になる事はないと思います。


焦点工房のヘリコイド付きの方は少し重たいです


K&Fの方は軽量です



・L39リングを使用する

使用するレンズがL39マウント用のためMマウントをL39マウントに変換するリングを使用します。K&F ConceptのL/Mリングは安価かつ精度もよいのでおすすめです。以前はLマウントとよく呼ばれてましたが、ライカやパナソニックの新しいマウントがLマウントを名乗ったため、フィルム用のLマウントはL39マウントと呼ばれてます。海外だとLTM(ライカスレッドマウント)やM39などの表記されるのでeBayなどで購入する時の参考にして下さい。


K&F Concept L/Mリング


軽量です

・L39マウント用リングを取り付ける

L39マウントの変換リングをMマウント側に取り付けます。レンズ側に取り付けてもよいのですが、レンズを外す時にL/Mリングと一緒に外れない事が多いので付けっぱなしの方が運用しやすくなります。L/MリングはMマウントに取り付けてしまうと非常に取り外しづらいくなるので、L39マウント用レンズが手元に無い時はL/Mリングを取り付けるのはやめておきましょう。


右はL39スクリューマウント用リング


L39用リングを取り付けました

・L/Mリングの取り外し方

一度MマウントにL/Mリングをロックしてしまうと非常にはずしづらくなります。もしL/Mリングがはずれない時はL39マウントのレンズをもう一度取り付けて、スクリューを少しきつめに取り付けます。そこでMマウント側のボタンを押してレンズごとL/Mリングを左に回すとレンズと一緒にリングがはずれます。リングのまま無理に取り外そうとすると指や爪を痛めるので注意しましょう。

・L39マウント用キャップを取り付ける

レンズ側がMマウントからL39マウントに変わったのでレンズフロントキャップもL39用に変更します。こちらはバルナックライカiifに使用していたボディキャップを使用します。サードパーティ製で格安でも出ていますし、マウントアダプターにホコリが入らないよう保管と運搬時にはキャップは取り付けておきましょう。


バルナックライカ用ボディキャップです


ボディキャップを取り付けました



・Leica Elmar 5cm F3.5

使用するのはLeica Elmar 5cm F3.5です。見た目はこれを上回るレンズはなかなか無いほど格好よいレンズです。クラシックカメラ専門店でオーバーホール済の物を購入したので非常に程度がよく素晴らしいレンズです。いろいろなバージョンがありますが、クロームメッキのノンコーティングモデルになります。


コーティング無しエルマーです

・マウントアダプターに取り付ける

エルマーをマウントアダプターに取り付けました。スクリューマウントなので緩すぎずキツすぎないようにレンズを取り付けます。沈胴式のレンズなので沈胴させるとデジタルカメラのセンサーにレンズのリアが当たる可能性があるのでレンズを伸ばした状態で取り付けて撮影中も沈胴させないようにしておく方が安全です。撮影に行く時はサードパーティ製のかぶせキャップにしていますが、保管時はライカ純正キャップを取り付けています。


マウントアダプターに取り付けました


沈胴レンズは格好いいです


マウントアダプター込みでの計量です

・SONY a7C

使用するのはSONY a7Cです。”ボディ内手ぶれ付き”フルサイズセンサーミラーレスカメラだと最軽量機種になります。ボディも往年のレンジファインダーを意識したトップカバーがフラットなデザインになっています。静止画動画共に性能もよく細かいところまで作りが良いカメラです。


キットレンズのSEL2860です

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・SONY a7CにElmarを取り付ける

キットレンズを取り外しマウントアダプターごとカメラに取り付けます。この時ホコリが入らないように手早く行いましょう。撮影時も外でレンズはなるべく入れ替えないようにして、出かける時はレンズ1本で行くと撮影にも集中出来ます。もしレンズを外で入れ替える時は必ず椅子に座ってカメララップなど広げた上でレンズ交換を行いましょう。


新旧融合です

・ヘリコイドを使用する

レンズを取り付けて通常の最短1mでの撮影を確認してからヘリコイドを伸ばしてみると一歩前に寄れるようになっているのがわかります。接写とまではいきませんが、1mから短くなるだけで撮影の幅は相当広がります。ヘリコイドを伸ばすと無限が合わなくなるので必要無い時や移動時はヘリコイドを元に戻しておきましょう。


ヘリコイドを縮めた状態です


ヘリコイドを伸ばした状態

・実際に撮影してみて

撮影会に参加してヘリコイド付きマウントアダプターとElmar 5cmを使用して撮影をしてきました。最短撮影距離の1mから少し短くなるだけで、通常のよくあるレンズと同様に撮影が出来るようになりレンジファインダー用レンズでよくあるこれ以上は寄れないなとなる状況が一気に減りました。フィルムカメラではなかなか試せなかったL39マウントレンズの接写(まではいきせんが)とマクロリングを入れ替えずに無限が合うように戻せるのは便利すぎてヘリコイド無しのマウントアダプターは使用しなくなりました。少し寄れるようになるだけで一気に撮影の幅も広がりますし、この機会にヘリコイド付きマウントアダプターを使用して撮影してみてはどうでしょうか。




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