【レビュー】Meridian監修のLGサウンドバーSN7CYをLG 4Kテレビに接続すると映画音声がとても聴きやすくなります

・サウンドバーを導入する

ストリーミングサービスでの映画鑑賞をしていると4Kと音声がDolby Atmosに対応の作品が増えているのに気が付きます。せっかく加入しているサービスなので映像の4Kだけではなく音声も楽しめるようにサウンドバーを導入する事にしました。接続や設置に関してや音の聴きやすさなども含めて書いていきます。

・LG サウンドバー SN7CY

今回購入したのはLGサウンドバーSN7CYです。価格もサイズも様々なサウンドバーが発売されていますが、様々な音声フォーマットに対応しているのとLGの4Kテレビに接続するために同じLG製のサウンドバーを選びました。サイズ幅890mm高さ65mm奥行き119mmとなります


横長過ぎの段ボールで再利用はなかなか出来ません


モデル名はSN7CYです

・映画の音が小さい

NetflixやDisney+などストリーミングサービスで映画などを観ていて音が小さくてセリフが聞きづらいと思った事はないでしょうか。これはテレビ側がDolbyなどの音声フォーマットに対応していても、テレビから音を出す時に左右の2chにダウンミックス(テレビによります)して再生しているからで、この時にセンタースピーカーで出るはずのセリフが左右のスピーカーに振り分けたため環境音に埋もれてしまうからです。この音声の聴きづらさを解消するために今回サウンドバーを導入する事にしました。


本体と付属品

【レビュー】LG UHD 4K BDプレイヤーUBK90をLG 4Kテレビとサウンドバーに組み合わせてDolby VisionとDolby Atmosが再生可能になりました

・本体を見てみる

本体はシンプルに上にあるスピーカー以外は前から見えず、ロゴもなくとてもシンプルです。LGのテレビなどもそうですが、メーカーロゴを大きく表示しないところに好感がもてます。


上から


前から


底面から


背面から


背面の端子部分

・多数のスピーカーが内蔵

Dolby 5.1やDolby Atmosに対応しているので、音声を分離した時に対応するスピーカーが多数内蔵されています。サラウンド感を高めるためとDolby Atmosは天井から音が鳴るため上向きのスピーカーも内蔵されています。シネマシステムは5.1chで数回組んだ事があるのですが、買うたびに新しい音声フォーマットが発表されるので嫌になって一度やめていました。最近はDolby VisionとDolby Atmosなどで一段落しているようで、購入した機器がすぐに非対応機種にならなそうなのもあり購入にふみきりました。


センタースピーカー


右側のスピーカー


Dolby Atmosとサラウンド用に上向きにスピーカーが付いています

・メリディアン監修

英国の高級オーディオブランドであるメリディアンが監修したサウンドバーとなります。実際にはスピーカーユニットを提供していたりするわけではなく、イコライジングの最終調整を担当しているのだと思います。使用する際は通常のモードの時のみメリディアン監修の音声バランスとなります。こちらは幅が89cmあるので幅が狭めがよい場合はBOSEから60cm前後出ていますし、高級でおしゃれな路線でいくならSONOSのサウンドバーARCが面白いと思います。


左にはメリディアン監修のマーク

・ドロンコーン式

小型スピーカーで低音を出す場合にはバスレフ方式が多いですが、LGのサウンドバーはドロンコーン(パッシブラジエーター)方式です。以前高級オーディオで小型ブックシェルフスピーカーが流行った際にドロンコーン式のスピーカーで良い音のモデルがあったので期待出来ます。


ドロンコーン式です

・付属品

電源アダプター、リモコン、光音声ケーブルが付属しています。光ケーブルをテレビのオプティカルデジタルアウト端子と本体を繋ぐとすぐに音を出す事が出来ます。ただ、オプティカルケーブル経由だと機能の制限があるため今回は使用しません。


電源はAC/DC電源アダプタータイプで外付けです


リモコン


光ケーブル

・HDMI2.1ケーブル

テレビからのコントロールを含めてARCなど全ての機能を使用するにはHDMIケーブルで接続する必要があります。HDMI2.0で十分ですが現在は価格も変わらないですし、いずれ8Kの機器やPS5、Xbox Series Xなどを接続する事を考えてHDMI2.1ケーブルにしておきましょう。ケーブル類は取り付ける機器が届きそうだからと言って最短の80cmや1Mにせず長めのものを用意しておけばレイアウト変更や設置の時に楽になります。


別途購入のHDMIケーブルです


高級ケーブルな作りですが格安です

・HDMIケーブルを取り付ける

背面のケーブル端子は左からOptical IN、USB-A、HDMI IN、HDMI OUT (TV ARC)となっています。お使いのテレビがARC対応の場合はHDMI OUT (TV ARC)に接続するとテレビ側からスイッチやボリュームをコントロールする事が出来るようになります。ARCに対応していない場合やテレビの性能によりますが、BDプレイヤーやPS5などをLGサウンドバーのHDMI INに接続すると使用可能な音声フォーマットなど全て使用する事が出来るようになります。


背面ケーブル接続ポート部分


HDMIケーブルを差し込みました



・耐震マットを使用して設置する

地震や不意に触ったりして高級なオーディオ機器やテレビが破損するのは避けたいのでサウンドバーや電化製品の設置時には耐震マットを使用します。粘着性のあるマットで必要なサイズに切ったり汚れたら繰り返し洗って使用する事が出来ます。大体どこの100均でも手に入るのでテレビにやPCモニターに使用していない方はすぐ手に入れておきましょう。


100均の耐震マットです


テレビにも耐震マットを使用しています


テレビの前にサウンドバーを設置しました

・LGのテレビとの組み合わせ

LG 4K TV OELD55C9PJAの前に設置しましたが、スタンド部分がサウンドバーより低いためテレビの画面にサウンドバーがかぶってしまいます。映画の場合は上下が切れていて気になりませんが、快適にテレビを使用するにはテレビ本体を4〜5cmほど上に上げるかテレビ自体を壁掛けにするとよいでしょう。サウンドバーの上部には上向きのスピーカーが付いているのでラックの中には置かずにテレビ台の天板に置くようにしましょう。

・HDMIケーブルを接続する

使用しているLGのテレビはARC対応なのでHDMI入力でもARCと書いてあるところへHDMIケーブルを接続します。これが接続するのはスピーカーなのにHDMI“入力”側に接続するのが、以前のオーディオ機器などとは違って面白いです。


HDMI入力2のARCに接続します


BDプレイヤーと録画用外付けHDDが接続されています

・LG 4Kテレビとの相性は完璧

テレビもサウンドバーも同じLG製なのもあり、接続したら何の設定も必要なく使用する事が可能になります。テレビのスイッチを入れると自動でサウンドバーのスイッチも入りARC接続と表示されます。音量もテレビのリモコンだけで連動されるのでサウンドバーのリモコンは一度サウンドモードなどを設定したら必要なくなります。メリディアン監修は通常のモードのみなのでサウンドモードを変更するとオフになってしまいます。


ARC接続されました



・Dolby Atmos対応

NetflixやDisney+は映像は4K、音声はDolby Atmosに対応しています。さっそく4K Dolby Atmos対応の作品を再生してみるとサウンドバーにもAtmosと表示され無事Dolby Atmos再生が可能になりました。この後にDolby Vision対応のLG 4K UHD BDプレイヤーUBK90も購入しました。
*Netflixは加入しているプランによります


Netflix 4Kで無事Dolby Atmosで音声出力が出来ました

・音声が聞き取りやすくなる

サウンドバーに限らずシネマサウンドシステムの一番良いところは音声やセリフが聴きやすくなる事です。これは俳優の会話などの音声はほぼセンタースピーカーが受け持っていてDolbyで音声分離されたセリフが真ん中から出てくるためです。実際シネマシステムの左右やリアスピーカーを聞いてみるとわかりますが、小さい音とシャカシャカと鳴っているだけで流れているのは環境音がほとんどです。

・サウンドバーを使ってみて

これまではストリーミングサービスなどで映画を観るたびに声が聴きづらく音量を上げるかすぐにDolby 5.1などから2chモードに切り替えていましたが、LGサウンドバーの導入のおかげでセンタースピーカーからセリフがわかりやすく出てくるようになりDolby Atmosのまま映画を楽しめるようになりました。性能も良いままかなり値段も下がってきた各社のサウンドバーですので、この機会にご自宅のシネマシステムをアップグレードしてみてはどうでしょうか。




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