FUJIFILMのレンズクリーニングペーパーの紙質が変更されていて驚きました

・メンテナンス用品を揃える

カメラの整備などで特にクリーニング用品にはこだわりがある方も多いと思います。特にレンズのメンテナンスではレンズペーパーをどれにするかが重要です。フジフィルムのレンズペーパーを長期間使用しているので使い勝手や管理方法などを含めて書いていきます。

・FUJIFILMレンズクリーニングペーパー

レンズのメンテナンスに必須のレンズペーパーですが、カメラのファインダーやデジタルカメラであれば液晶画面にも使用する事が可能な万能ペーパーです。様々なペーパーを使用しましたがすべすべで使用しやすので、フジフィルムのクリーニングペーパーに行き着きました。クリーニングクロスなどは出先での緊急用として、家ではクリーニングペーパーを使用しましょう。間違ってもレンズを磨く際にティッシュペーパーや洋服の裾などは使用しないようにしましょう。

レンズのカビ防止剤とレンズクリーニングペーパー


レンズペーパーが50枚入りです


取り出す方向が表示されています

・レンズクリーナーと共に

同じフジフィルムのレンズクリーニングリキッドをレンズのメンテナンスやカビ取りに使用しています。中古やジャンクで購入したオールドレンズなどの汚れとカビが良く落ちるので愛用しています。レンズのクリーニングでリキッドを使う際はほんの少し付ける程度にして、レンズを分解してある状態の時以外はレンズ面が水浸しになるような使い方はやめておきましょう。レンズクリーニングリキッドは小さいボトルですが、業者でも無い限りギターのレモンオイル同様に一体いつになったらなくなるのかと言うくらいに長持ちします。


レンズクリーニングリキッド


現在は新パッケージに変更されています

・触らないのが一番

レンズは汚れていないのに清掃する必要は無く新品レンズであればそのままの状態が一番綺麗でレンズ面に傷もありません。とは言え不意に指が触れたりして脂がついてしまう事はあるので、その時はレンズのクリーニングをしましょう。

・開封したら

開封してすぐに気がついたのがペーパーの色が真っ白ではなくなっていた事です。若干黄色みがかった色でコピーの再生紙のようになっていました。環境を考慮してなのかレンズペーパーとしては効果は変わらないから紙そのものが変更されていました。ペーパーに色が付いていると汚れを拭き取った時に汚れの状態が若干わかりづらくなるので残念な変更です。


ペーパーに色が付いています


右が以前の同じレンズクリーニングペーパー

・小分けにして使用する

ファインダーの小窓を拭くだけにペーパー1枚まるごと使う必要は無いので用途に合わせてハサミで切り分けてサイズ違いを作っておくと便利です。


半分ほど1/2と1/4サイズに小分けにしました

・ハサミはレンズペーパー専用にする

ハサミ自体は100均のもので構いませんが、金属製だと刃にオイルが染みてる場合があるのでセラミック製の方がよいでしょう。梱包テープなどを切ったハサミでレンズペーパーを切ると粘着部分がペーパーに付いてクリーニング用途に意味をなさなくなりますので、必ずレンズペーパーを切る専用として使用するようにしましょう。どちらにしても使用する前にハサミ自体を一度無水エタノールなどで脱脂しておくとペーパーを切った時にオイルなどが付くのを防げます。小分けにしたり管理が面倒な方はペーパー自体は高い物でもないのでいつでも1枚丸ごと使用しましょう。


ハサミはレンズペーパーを切る専用にします

・実は裏表がある

一見裏表はないただの紙に見えますが、パッケージを開封して上になっている部分が若干すべすべ度が高くこちらがレンズを磨く時に使用する面になります。ハサミで小分けにしても戻す時は裏表を合わせておきましょう。

・逆作用ピンセットを利用する

指には脂が付いているのでペーパーを取り出す際や切り分ける際にも必ずピンセットを使用するようにしましょう。ピンセットも押すと閉じるタイプではなく通常時は閉じていて押すと開く逆作用タイプを用意しておくとより使いやすくなります。プロなどが使用するようにピンセットはそのままペーパー巻いてクリーニングに使用可能ですが、万が一金属でレンズ面に傷を付けたらもう元には戻らないので、レンズ清掃で金属ツールは使わないようにするのもよいでしょう。

・再利用しない

一度少しでも使用したレンズペーパーはすぐに廃棄して必ず新しいペーパーを使用しましょう。ペーパー類を再利用すると目に見えないゴミなどでレンズを綺麗にしているつもりがサンドペーパーの様に傷をつけてしまっている事になりかねません。

ドライボックスの防湿剤やカビ防止剤は日付をつけてまめに入れ替えてクラッシックカメラを保管しましょう【フィルムカメラ】

・いきなり磨かない

使用したレンズなどは見えないホコリやゴミがついているので、綺麗なレンズペーパーであってもそのまま磨くと表面のゴミでレンズを傷つけてしまう事になります。レンズを清掃する際にはまずレンズを下に向けてブロワーでホコリを飛ばしてからにしましょう。厳密に言うとブロワー吹くのではなく吸って使用した方がよいです。強く風を吹くとホコリが内部に入ってしまうためで、これはデジタルカメラのセンサー部分のブロワー使用でも同じ事が言えます。

・レンズ清掃が終わったら

レンズをクリーニングしたらリキッドの水分が残っているのですぐ仕舞わずに、必ず完全に乾燥させましょう。乾燥させたらフジカラーのカビ防止剤と共に防湿ボックスなどで保管しましょう。


フジカラー防カビ剤


切り分けて使います

・まとめ

フジフィルムのレンズクリーニングペーパーは表面がすべすべでレンズペーパーの見本の様な商品ですし、同じメーカーでレンズクリーニング用の液体も出しているので相性の良さは間違いありません。長くメンテナンスをしていないレンズやファインダーなどをこの機会にレンズクリーニングペーパーとリキッドで綺麗にしてみるのはどうでしょうか。






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