【レビュー】SONY α7cはコンパクトで幅広く遊べるミラーレスデジタルカメラです

・フルサイズミラーレスデジタルカメラ

所有するフィルムカメラのレンズをいつかはミラーレスデジタルカメラでも使用したいと思いつつなかなか手を出していなかったですが、ソニーからコンパクトなフルサイズセンサー機が出ると言うことで今回α7C選んでみました。単焦点レンズやマウントアダプターなども手には入れたのですが、まずは本体とレンズキットの感想などを含めて書いていきます。

・Sony α7Cレンズキット

今回選んだのはSONY α7Cのレンズキットで型番ILCE-7CLでボディカラーはブラックです。a7Cはコンパクトで軽量なフルサイズセンサーミラーレスデジタルカメラで、レンズもa7Cの発売に合わせた28-60mmのコンパクトなズームレンズで型番SEL2860です。

*α(アルファ)の表記はこれ以降aにしています


パッケージからコンパクトです


iPhone 7 Plusを載せてみました

SONY α7C 用の超高級液晶保護フィルムや自作ストラップなどのアクセサリーを揃える

・久々のミラーレス

NEX-5を発売前に予約して購入して以来のミラーレスデジタルカメラです。a7CはEマウントのコンパクトなミラーレスカメラなので、ある意味初代Eマウントを搭載したNEX-5の正式な後継機になります。フィルムカメラばかりを使っていてそれほどデジタルカメラにこだわりもなくRX100で満足していて、NEX-5もあまりに使わな過ぎて手放したので取り急ぎデジカメが欲しいわけではありませんでした。RX100から異音が出始めそろそろ買い替え時かと思っているところにa7Cが発売されると知りコンパクトなガジェットは非常に好きなのもあり発売数日前に注文して発売日に手に入れる事になりました。RX100はその後不調ではありません。


様々な機能が記載されています

・カラーはブラック

ボディカラーはクラシックなシルバーも選べて発売直後の売れ行きをみるとシルバーの方に人気があるようです。私はブラックを選び理由はシルバーボディのフィルムクラシックカメラを多数所有していてデジタルカメラには飽きのこないシンプルなカラーを求めていたからです。


レンズキットです

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・なぜデジタルカメラ

撮影はフィルムカメラをメインにしていて最近フィルム代が高くなったのはよいものの、カラーネガの現像がケミカルの入れ替えをあまりしなくなったのか、どの店もひどい現像クオリティになってしまいました。フィルムカメラ自体は35mmライカ判はモノクロのみ中判カメラはカラーポジで撮るスタイルに変えて、それならカラーで気軽に撮るにはクラシックレンズの試写も楽だしデジカメがいいなとなりました。そもそのカメラ関連はフィルムカメラやカメラ修理を中心とした内容でデジタルカメラ(しかも新品)の記事はこれが1回目になります。


説明書はきちんと読みましょう


レンズ、ボディ、付属品です

・悩んだ機種は

デジカメは長い間ソニー製のみを使用してきたので、あまり他のメーカーを調べる事もなく明確な他の候補はなかったのですが、ガジェットとしては小型なSIGMA fpや気軽に使うにはCanon RPの35mmマクロセットが面白そうかなとは思いました。クラシックカメラのレンズが使用したいのもあったので、予算がオーバーしないのであればLEICA M9やM10あたりも面白そうではあります。

・レンズキットのセット

今回はレンズキットにしたのでボディ、レンズ、充電用のバッテリーとケーブル、そしてストラップが付属します。全てがかなりコンパクトで箱から出す時にボディもレンズも軽いなと感じました。見た目の評判がよろしくないソニー純正ストラップはそのままなので、気になる方はおしゃれなストラップが今はたくさん出ているので交換するとよいでしょう。私はストラップは自作の物を使用しているので純正ストラップはそのまま箱に戻しました。

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本体と付属品一式


ボディ、バッテリー、キットレンズ


充電用アダプター、USB-Cケーブル、ストラップ

・コンパクトなボディ

ボディはフルサイズセンサー機としては本当にコンパクトでNEX-5が最初に目指していたのa7Cの様なカメラだったのだろうと思わせます。カメラ本体のトップカバー上面がフラットなのが特徴でこれはa6000シリーズなどのAPS-Cミラーレスデジタルカメラの路線と言う事なのでしょう。ファインダーは最初は無しにしてより軽量の方がソニーらしいとも思ったのですが、AF(オートフォーカス)レンズであろうとMF(マニュアルフォーカス)のみのクラシックレンズに限らずMFで使用するとファインダーで拡大表示は必須になるので、a7Cにファインダー搭載は正解だったと思います。少しボディサイズがあるように思えるのはカメラボディ内手ブレ補正が搭載されているからで、これはa7がa7IIになった時にボディが大型化されたのと理由は一緒でしょう。


レンズマウント側


ファインダーと液晶側

・惜しいところ

毎回カメラが発売される度に言われていて初代Xperiaに比べればまだましですが、相変わらずSONYと白く大きく書かれています。Leicaの赤ドットマークではないですが、パーマセルテープなどで隠したりペイントする人がいるのもわかります。そしてボディ上部に文字はグレーですが4Kと記載されていて4DWやTurboと書かれていた車のようです。このあたりを考慮したフルブラックモデルなどを限定で出したら人気が出そうです。


ロゴの表記など


ファンダーと液晶側

・最軽量なのか

カメラボディは最軽量などと書かれていますが、これはボディ内手ブレが付いてる機種ならと言う注釈付きでフルサイズセンサーのカメラで最軽量ではありません。そもそも初期型のa7の方がファインダー部の突起があるのにボディ自体はa7Cより軽いですし、SIGMA fpはボディは軽いですがAFのレンズを付けたらa7Cの方が全然軽いです。この辺りは特に気にせずコンパクトで軽量なのは変わりないので、使用したいレンズとのバランスで決めるとよいと思います。


底面からバッテリーを入れます


バッテリーカバーを開きました


SDカードや端子類はボディの左側です

・キットレンズ

a7CのキットレンズはSEL2860と28mm-60mmのコンパクトなズームレンズです。F4スタートなのでどこを撮ったかわからない様な失敗写真になる事も少なくなり小型でとてもよく考えられた上で作らています。初めてのカメラになる方などはズームは使用せず28mmでも50mmでもよいですが画角を固定して撮り続ければシーンオートでもプログラムオートでも大体F5.6以上に絞られるのですぐに上達すると思います。初めての大きいカメラをa7Cにするのであればキットレンズ込みで買うとよいでしょう。ちなみに気軽に撮るのであればセンサーサイズが大きいと被写界深度(フォーカスした所から前後がボケる距離)が浅くなるので、APS-C機やコンパクトデジカメを使用した方が上手に撮れます。

SONY α7cのキットレンズSEL2860に使える40.5mmのフィルターを揃えてみました


レンズキャップ


マウント側のリアキャップ


レンズを横からみるとかなり短いです



・キャップを取り外す

レンズに装着するためにレンズのリアキャップを取り外します。撮影をするには当たり前ですがレンズのフロントキャップを取り外します。レンズキャップはスナップ式で便利ですが、よく無くす事がある方はソニー純正のキャップは高いのでUNなどの安い物に入れ替えるとよいでしょう。キットレンズのSEL2860に取り付けられるフィルターやキャップは40.5mm径になるので、現物をショップに持ち込まない場合に購入する際はサイズを伝えましょう。


キャップを取り外しました


Eマウントと電子接点です

・キットレンズを取り付ける

キットレンズを取り付けるにはまずボディに装着されているボディキャップを回転してはずします。レンズマウント部とレンズにあるマークを合わせるとレンズがボディ側にはまるので、きっちりとレンズがボディにはまったら回転させてカチッと固定されたらレンズの装着は完了です。


本体のボディのキャップを外します


レンズとボディのドットマークを合わせてから装着します

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・レンズの取り付けに不安がある場合

レンズを取り付けるのが初めての方などは心配であれば購入店や専門店などで展示品などを使ってレンズの装着方法を見せてもらうのもよいと思います。どのカメラも一緒ですが、レンズを取り付ける際に無理に力を入れて回すのは絶対にやめましょう。軽く回して付かない場合は正しくはまっていない状態ですので、無理に回すとマウントもレンズも壊れてしまいます。そして知人であってもカメラのスキルを知らない相手の場合は絶対にカメラを貸し出してレンズ交換をさせるのはやめましょう。


コンパクトにまとまっています

・バッテリーを入れる

本体右側のグリップの底面のフタを開けてバッテリーを装着します。容量の多いバッテリーでかなり長持ちしますし、実際に1日撮影してもバッテリー容量は十分でした。


バッテリーのフタを開けました


バッテリーを入れます


電源を入れる準備が完了です

・電源を入れる

電源を入れるとまずは日付の設定をうながされ設定をすすめます。一通り設定したら準備完了です。ここは悩む事はなく進むと思います。


まずは日付の設定から

・MENUボタンの位置

これはいろいろな所で言われていますが、MENU(メニュー)ボタンが押しづらい位置にあります。右手の片手では指が届かないし、では左手でとメニューボタンを押そうと思うとファインダーのセンセーが感知して液晶からファインダーに表示が切り替わって液晶画面の表示が一切なくなります。メニューボタンを押したらファインダーも液晶画面も両方共に表示するようにすれば解消できそうです。ソニーのデジカメは初期型が一番小さいので次の方では少し大きくなるでしょうが、このメニューボタンの場所は次の型で改善されると思います。


Imaging EdgeのQRコードが表示されます

・ソニーのカメラで一番残念な点

ソニーのカメラは挑戦的で面白い商品が多くソニーのデジカメだけを使い続けていますが、買うたびに毎回一番残念と思うのは液晶表示の言語が変更出来ない事です。以前は多言語表示が出来たのですが、日本でデジタルカメラを購入する旅行者が多かったせいかTX-1あたりから言語設定の画面自体が消えてしまいました。日本に居る人は全員日本人で日本語が出来ると言う考え方自体が古いですし、今やオンラインストアなどでどの国でも大差ない価格で販売されているので、是非ファームウェアのアップデートなどで多言語対応してもらいたいところです。

・富士フィルムのカメラを買わない理由

ウェブ上の商品説明のトップにセンサーサイズをわざと書かないからにつきます。中判デジタルカメラの場合はセンサーサイズをすぐに書いてるのに誠意がなさすぎる姿勢が感心しません。

・レンズは沈胴式

電源を入れて使用しようと思ったらアラートが出て最初壊れているのかと思ったらキットレンズがなんと手動の沈胴式でした。コンパクトで28mmスタートで良いレンズだなと思っていたら沈胴式で見た目は微妙になりました。このレンズはF値も無理せずコンパクトに設計されており気軽に撮るにはとてもよいですし、画角も街撮りのスナップなどによい28mmと気軽なポートレイト撮影も出来る50mm前後までのズームとよく考えられていて、ほとんどの方が当分レンズはこのキットレンズだけで十分ではないでしょうか。数日このレンズのみで撮影しましたが、十分過ぎるくらいに良い映りです。


レンズを繰り出してくださいと言われます


沈胴式レンズです

・どうしても単焦点レンズがよい場合

ズームのキットレンズのではなくa7Cはボディのみにしてどうしても単焦点レンズが良いという方はSony ZeissのSEL35F28Zがおすすめです。35mmの単焦点でソニー純正では最軽量でa7Cとの組み合わせのバランスよく今となってはEマウント用のレンズとしては比較的低価格です。このSEL35F28Zをこの後に購入してボディに付けっなしにしていますが、フィルムカメラ好きなら気に入るレンズになっています。コンパクトで揃えるなら新しいGレンズの24mm F2.8, 40mm F2.5, 50mm F2.5もよいでしょうし、予算が許すならGMレンズなりを揃えるとよいかもしれません。

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・レンズ無しレリーズ

古いフィルムカメラ用のクラシックレンズなどを楽しめるのがミラーレスデジタルカメラの魅力の1つでしょう。電子接点がなくMF(マニュアルフォーカス)のレンズをマウントアダプター経由で取り付けるとデジタルカメラ側がレンズが無いと判断してシャッターが切れなくなる設定になっている事があります。以前はデフォルトでオフになっているのが普通でしたが、問い合わせが多いのかa7Cでは最初からレンズ無しレリーズの設定がオンになっていました。

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クラシックレンズの準備は出来ています

・バリアングル液晶

ソニーなら固定の液晶画面で初代NEX-5の様にして最軽量を目指すべきと考えがちですが、時代も変わり今は自撮りやYoutuber需要のビデオ撮りの機能を無視する事は出来ないようになりました。ビデオ撮りの需要を考えて液晶はバリアングルで自撮り等に向いている仕様になっています。私は動画はiPhoneでしか撮らないので、液晶画面の表示も撮影後にゆっくり写真を見る時以外は切ったままにしていて、撮影時であれば液晶自体を裏返している事もあります。


バリアングル液晶


自撮りなどに便利です

・タッチパネル

液晶はタッチパネルになっていて操作が可能ですが、スマホにアプリを入れて画像転送をすればスマホ内の方が操作は快適なのでこれも設定で切っています。

・カスタム設定

a7Cに限らずミラーレスデジタルカメラは自分の撮影スタイルに合わせて設定をカスタムする事が出来ます。オートフォーカスのみの使用であれば十分過ぎる性能ですし、出荷されたそのままでもよいと思います。AFレンズでもクラシックレンズでもMFを使用する方は追従フォーカスのボタン(AF-ONのボタン)にピント拡大を割り当てると撮影がかなりしやすくなります。その後にAFのみを使用する場合にピント拡大の状態でシャッターを半押しで再度AFをしない設定(ピント拡大中のAFをオフに)にしておくとせっかくAFで合わせたフォーカスがずれる事がありません。撮影のスタイルの違いがあるにしても、この機能がなぜ初期設定で逆になっているのかは理由がわかりません。

・ボタン数

カスタム設定をするボタンなどの数が少ないと言う方もいるようですが、気軽に使えるコンパクトなフルサイズセンサー機としては十分だと思います。



・ストラップリングを取り外す

カメラのストラップには純正ストラップなどは使用せず自作のストラップを使用するので、付属のストラップリングは取り外してしまいます。この手の小さいパーツはなくしてしまわないようにフィルムケースなどにラベルを貼ったり直接記入すると管理が楽になります。FomapanやAgfaのフィルムケースなどは黒くて中身が見えないのでコダックの半透明のケースがリサイクルにはおすすめです。

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ストラップリングを取り外しました


フィルムケースで保管します

・peak designのストラップを取り付ける際の注意

ピークデザインのストラップは見た目的にも機能的にも優れていて人気がありますが、スライドライトなどを取り付ける際に必要なアンカーと言うパーツが第3世代から紐の部分の強度を上げるために太くなりこのa7Cのリング取付部には入りません。これはボディの軽量化のためなのでしょうが、あれだけ人気のストラップの取り付けもテストせずにユーザビリティを下げて発売するとは日本のメーカーの残念なところでもあります。第2世代のアンカーであれば穴に通ると思いますが、使用中に切れる危険があるためにメーカーが太くしたので出来ればピークデザインの付属のリングを介してアンカーを取り付ける事をおすすめします


ストラップリング取り付けの穴が小さすぎます


リングも左右対称の位置に配置されていません



・SDカードをフォーマットする

本当はa7C用に新しいSDカードを用意するはずだったのですが、発売日には間に合わず取り敢えず手持ちにあったGreen House(グリーンハウス)のSDカード32GBで動作確認をする事にしました。フォーマットをして通常にスチル写真の撮影は出来るようになりましたが、Class 6のスピードなのでブラケティングなどではかなり書き込み終了まで待たされます。動画は撮ろうとするとSDカードの書き込みが遅くてムービー撮影は無理ですよアラートが出るので4Kビデオ撮影の場合はUHS-I、V60以上のカードを使用しましょう。

*この後にTranscend UHS-II SDカード 64GBに入れ替えました

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Green House SDカード 32GB


本体左側にSDカードスロットが1つあります


SDカードを挿し込みました


フォーマット中です

・WiFi SDカード

Transcend WiFi SDカード16GBも試しに入れてみましたが、こちらはボディ側にWiFi機能もあるからか対応させていないようで認識せずエラーが出ました。a7C本体にはWiFi接続と転送機能が内蔵されているので特に問題にはなりません。


TranscendのWiFi SDカードは非対応です

・レンジファインダーカメラ

ミラーレスデジタルカメラと言えばRF(レンジファインダー)カメラをベースにしていて特にa7Cはファインダーの配置からもRFカメラを意識したそのもののレイアウトになっています。a7Cこそ新世代のRFデジタルカメラ的な事を書いてる大手サイトの記事などがなかった事からも、もうフィルムのカメラを使用してるライターがほとんど存在しなくなったのがよくわかります。

・実は本当にRFカメラ

これもソニーは新世代RFカメラとして拘って作ったのだと思わせる部分がシャッター音です。a7IIなどボディ上にファインダー(一眼レフカメラで言うペンタプリズム部)があるモデルはやはり一眼レフカメラを意識して作られていているからかシャッター音がガチャンと言った感じで切れますが、a7CはトップカバーがフラットでRFカメラをベースとしているだけにシャッター音がシュポっとまるで布幕横走りシャッターのような音がします。カメラ系ライターの人などはここに触れて欲しかったなと思います。

・Leica iifと比べてみる

RFカメラの進化系と言う事でLeica iifと比べてみる事にしました。RFカメラの元祖でバルナックライカと呼ばれるコンパクトでありながら素晴らしい性能です。そして今でも現役で何のトラブルもなく動いています。RFカメラはミラー部分が無くボディがとても薄くコンパクトです。a7Cもかなりコンパクトですがさすがに横からみると厚みがあります。

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iifは一回り以上コンパクトです


a7Cはグリップがあり持ちやすくなっていますがボディは厚みがあります


a7Cをシルバーにしなかったのには理由があります

・オリンパスM1と比べてみる

オリンパスのフィルム一眼レフカメラであるM1と並べてみます。OM1でしょと思われるかもしれませんが、初期に名称が変わるまで出回ったM1の方です。レアで出回ったのは5,000台といわれていますが、生産番号からもわかるようにメーカーが少なく答えただけでもっと多くが流通しています。このM1も実は上のバルナックライカのサイズを参考にして作られていて、シャッターも同じ布幕横走りシャッターです。a7Cと比べてみると一眼レフカメラでミラーがあるにも関わらずM1は小さくまとまっています。a7Cはセンサー面がボディのかなり前の方にあり液晶やボディ内手ブレ補正機構があるにせよいずれもっと薄くなっていくのでしょう。


オリンパスM1です


ミラーレスと言ってもまだ厚みがあります


M1もシルバーです


a7C、iif、M1を並べました

・計量してみる

せっかく軽量なのとクッキングスクールがあるので各パーツなどを計量してみる事にしました。購入してすぐに液晶ガードを貼ったの数gは重くなっていて、重たい物だと0.5g刻みになるはかりなので参考程度にしてください。

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a7CとキットレンズをバッテリーやSDカードを入れた使用状態で687.5g


ボディをバッテリーやSDカード込みで507g


ボディをバッテリーやSDカード、ストラップリング込みで508.5g


本体のみでSDカードとバッテリーを外した状態で422.5g


純正バッテリーはのみで82.0g


SDカードのみで2.2g


レンズフロントキャップは4.6g(0.1gモードで測り直しました)


キットレンズのSEL2860をキャップ無しで166.4g


ボディとキットレンズのみでバッテリーとSDカードは無しで589g

・サービスセンターでセンサークリーニング

撮影中にセンサーにゴミが付き写真に目で見てわかる影が出たので、ソニーのサービスステーション(もしかしてプレステに合わせた名称なのかも)に持ち込みました。保証期間内であればセンサークリーニングは無料で比較的早めに対応はしてもらえますが、緊急の場合をのぞいて事前に予約した方がよいでしょう。無事センサーも綺麗になりソニーサービスステーションに最初に持ち込まれたa7Cだったかもしれません。


センサークリーニングが完了しました

・a7Cを使用してみて

SONY a7Cは意欲的な全ての機能を詰め込んだコンパクトなフルサイズセンサーデジタルカメラです。キットレンズは気軽にAFのみで撮る場合にはプログラムオートなど設定なしでシャッターを押すだけで十分なクオリティの写真が撮れます。単焦点レンズ、クラシックカメラのレンズなどを取り付けて撮る場合はカメラ操作に慣れた状態できちんと自分のスタイルに合わせた設定をするとより快適に撮影が出来て映りも申し分ないくらいの性能です。スマートフォンの転送機能や時間制限なくバリアングル液晶を使用して撮れるムービーなど時代に合わせた機能は抑えてあるので、よりクオリティの高い映りをコンパクトなボディとレンズで求めている方にはおすすめできるカメラとレンズです。





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