【レビュー】MacBook Pro 16インチを最新型はまさにIntel版の完成形です

・ラップトップを入れ替える

これまでMacBook Pro 15インチ  2012 Midを長く使用していましたが、さすがに重い処理をさせるとキツい事が増えてきました。特に内部ストレージがSSD 256GBでソフトをインストールする度にデータを一時的に外付けHDDに退避させないといけない事が増えてきて、今回最新型に入れ替えを決意しました。旧型との比較やブートキャンプでのWindowsのインストールや使用感などを含めて書いていきます。

・MacBook Pro 16 inch

今回購入したのはApple MacBookPro 16インチ2019年モデルでカラーはスペースグレーです。スペックはAppleのBTO(CTO)でカスタマイズした自分好みの仕様でメモリ32GB、SSD 1TB、英語(US)キーボードにしました。ベースは2019年モデルですが、2020年6月末にGPUが最新のAMD Radeon Pro 5600M 8GBになってすぐ注文したので後期の2020年型とも言えるモデルです。


注文から数週間で届きました


専用段ボールです


取り出します

・最後のIntel版MacBook Pro

すでにCPU(現在はSoCと言う統合チップが主流です)などがApple M1になった通称M1 Mac(ARM Mac)が出荷されていますが、2021年3月現在MacBook Proでも16インチモデルはまだIntel CPUのモデルが販売されています。2020年年末にマイナーチェンジをするかと思ったらしなかったので、このMacBook Proは本当に最終盤のIntel MacBook Pro 16インチになりそうです。


久々の新品Macです


最後のIntel MacBook Pro

・M1 Macと何が違うのか

新型M1とIntel版と何が違うかと言うと処理スピードなどのスペック以外ですと、BootCamp(ブートキャンプ)でWindows 10がデュアルブートで動くかどうかの違いがあります。私はMac OSもWindowsも使用するのと、そもそもまだ16インチのM1 MacBook Proは販売さえされておらず、今後のM1 Macの見通しがわかりません。そこで当分はWindows 10も動くIntel Macで様子を見ようと思ったのが今回選んだ理由です。Windows 10でしか動かないソフトやゲームなどがあるので、絶対に必要なソフトがある方はよく調べてから買い換えるべきです。


この矢印で簡単にラッピングをはがせます


Macのスマイルがこんな所に

・開封する

パッケージはAppleらしくシンプルで無駄に箱が大きかったりはしません。この辺はどのApple製品でも同様です。


箱を開けました


スペースグレーはかなり薄め

・クロスは無し

Appleと言えば専用のファイバークロスが付属していましたが、このモデルでは付いていませんでした。MacBook Proを拭くには最高だったので今回付属していないのは残念です。


リンゴマークのステッカーなど


Appleマーク側、まだフィルムをはがしていません


底面

・スペースグレー

最初取り出した時に感じたのはこれは本当にスペースグレーなのだろうか言う事でした。角度によってとても色が薄くシルバーにしか見えず、注文書や箱を確認するとスペースグレーで間違いありませんでした。ちなみにApple製品のスペースグレーはモデルや年式によって違いがあります。


トップカバーにリンゴマークです


底面

・巨大タッチパッド

トップカバーを開くととにかくタッチパッドが大きいです。私はほとんどタッチパッドを使用せずマウスで操作するので重要視はしていません。

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タッチパッドが巨大です

・USキーボード

USキーボードだけをを長い間使用しているので、キーボードはUS配列を選びました。IBMの101配列と呼ばれたり(Mac用なので少し違いますが)UNIX用の配列で無駄なキーが省かれていてシンプルで使いやすいです。日本語入力もローマ字打ちなので日本語が表示されている必要もありません。英語キーボードでUS配列かを見分けるにはSHIFT+2が@を見ればすぐにわかりますし、リターンキーが横長になっています。厳密に言うと同じ英語でもUK配列なるものがありこちらはほぼ日本語JIS配列です。そしてキーボードの手前のタッチパッドがとにかく大きいです。


US配列です

・整備品にはない

本当はAppleの認定整備済製品が欲しかったのですが、日本のAppleではUSキーボードの整備品はもう出さない事にしたそうで新品で購入する事にしました。理由はUSキーボードモデルは返品率が高く、整備品は一度返品されると再度整備品で販売出来ないからのようです。ではUSキーボードモデルは安く買えないのかと言うとそうではなく、方法は一応あり大型家電店のCTOモデルだとUSキーボードのモデルがあったりするのでそちらを狙うのもありでしょう。


自動で立ち上がりました



・Thunderbolt 3対応

MacBook Pro 2012 MidにはあったUSBポートはThunderbolt 3(USB-C)に変更されていて左右に2つずつ合計4つ付いていて、右側にはイヤホンジャックがあります。どのポートでもUSB-Cケーブル経由で充電が出来るので便利です。PD対応などいろいろと充電器やUSB-Cポート付きのモニターなどが出ていますが、MacBook Proに対応しているか調べてから使用しましょう。特にUSB-Cは規格が乱立していてケーブルも多くあるので出来るだけ純正品を使用するのが確実です。

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Thunderbolt 3の横にイヤホンジャックがあります


左側にもUSB-C端子が2つ

・本体を見てみる

USB-Cのポート以外は基本的なレイアウトは旧型と同じようで、もうこのレイアウトが洗練されていると言う事なのでしょう。

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右側の底面、スリットは給気口と思われます


左側の底面も同様です


底面のヒンジ部分


本体後ろ側にファンの排気口があります

・充電器を取り出す

本体を箱から取り出すとUSB-Cケーブルが手前にあり、その奥をさらに開けると充電器が出てきます。この梱包のレイアウトはiPad Air(第3世代)と同じでした。


USB-Cケーブルです


奥に充電器が隠れています


充電器とUSB-Cケーブル

・充電器を見てみる

充電器は以前はケーブルと一体型でしたが、スマートフォンやモバイルバッテリー用の充電器のように別体式でUSB-Cポートが付く形となりました。ケーブルが別体なのでもしケーブル自体が壊れたり長さが足りない時に変更がしやすくなりました。充電器はコンパクトながら96Wとハイパワーなのでなかなか変わりになる充電器はなさそうです。


充電器本体


プラグ部分は収納可能です


USB-Cポートがあります

・USB-Cケーブルを接続する

USB-Cケーブルを充電器に接続しますが、USB-C端子の良さである上下どちらでも刺さるので接続はとても楽です。しかもmicor-USBの様なやわな感じはなく、しっかりと刺さり質感が高いです。ちなみにThunderbolt 3ポートなわけだしThunderbolt 3ケーブルとは言わないのだろうかとお思いでしょうが、Appleの公式ページでも充電用のケーブルはUSB-C充電ケーブルの表記しています。


USB-C充電ケーブルです


開封しました


ケーブルを接続して準備完了です

・MacBook Pro 2012 Midと比べてみる

これまで使っていたMacBook Pro 2012 Midと比べてみるとパッケージの大きさはほぼ一緒ですが、MacBook Proのフォントなど細かく変更されています。正式名はMacBook Pro Retina 15-inch Mid 2012で、スペックはメモリー8GBにSSD 256GBと今でもMacOS Catalinaも対応していて十分使用可能です。Retinaと表記があるのは当時まで通常のモニターも選べたらからで現在では全てRetinaモニターになっているため表記自体がなくなっています。


上が2012モデルのパッケージです


フォントなど変更されています



・スペースグレーでした

シルバーかと思っていましたが、シルバーと比べてみるとMacBook Pro 16インチの方はスペースグレーで間違いありませんでした。古い方は2012年のモデルですがMacBook Proとしては基本的な部分は同じなので見た目も十分洗練されています。


下が旧型MacBook Pro


シルバーでリンゴマークが光ります


クロスが付属していました


タッチパッドが小さいです

・USBとMagSafe

2012 Midの本体左側にはイヤホンジャックと通常のUSBポートが1つとThunderbolt 2ポートが2つあります。そしてその横に充電用のMagSafe(マグセーフ)用のコネクターがあります。これは本体を引っ張ってもマグネットで付いているので機器を壊さないように考えられた優れ物で、元ネタは日本製の電気ポットのマグネットで付く電源コネクターです。一節には新機種でマグセーフが復活なんて話もあるようで、USB-Cからすぐ変更されるかは気になるところです。


USBとマグセーフ

・レイアウトはほぼ同じ

ファンの排出口などレイアウトは最新型と同等ですが、本体右側にはUSBポートが2つとなんとSDカードスロットが内蔵されています。新型ではSDカードスロットは取り外されてしまいましたが、SDカードがスタンダードなメモリーカードとして普及したのがわかります。


後ろ側にファンの排出口があります


ファンは結構音がします


本体右側にSDカードスロットがあります


スリットは冷却用空気の吸入口です

・充電器を比べてみる

2012 Midの充電器はそれほど汚れていないかと思っていましたが、新品と比べると使い込んで昔のMacの様なベージュに近い色にになっていました。形状はほぼ一緒ですが2012 Mid用はマグセーフ端子で、新型はハイワット対応なUSB-Cなだけにケーブルが太くしっかりしています。


右が旧型の充電器


マグセーフ端子です

・同じスペースグレーのiPadと比べる

シルバーと比べると濃い色でスペースグレーとわかりましたが、同じ2019年型のiPad Air(第3世代)と比べるとなぜシルバーかもと思ったのがよくわかるほど色が薄いです。同じ年の同じカラー名でも色が全然違うので、社内のデザインチームも違い元から合わせる気すら無いのだと思います。

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iPad Air 3のスペースグレーとの比較


右は初代iPad Airです

・Appleコレクション

手持ちにあったのは今回のMacBook Pro 16インチ、MacBook Pro 2012 Mid、 iPad Air(第3世代)、初代iPad Air、iPhone 7 Plus海外版、iPhone 6です。かなり手放しましたがこれ以外にはiPhone 4S 海外版があるもののもうさすがに使用はしていません。


アップル製品コレクションです

・設定する

トップカバーを開くと自動で電源が入るので、インストラクション通りに進めて設定します。電源が入らない場合は指紋認証センサーが押すか、充電が切れている場合を考えて充電器を接続します。iPhoneなどの設定と同様にApple IDなどを入力して、WiFiなどのネット接続の設定をします。


トップカバーを開くと自動で立ち上がりました


言語の設定


地域の設定


2段階認証に設定しているとSMSでの認証が必要になります

・指紋認証対応

iPhoneでは減りましたが指紋認証センサーが搭載されています。キーボードの右上にセンサーがありパスワードを入力しなくてもログインする事が可能になります。それほど大差ないかと思いましたが、ウェブのログインなどにも使用出来るので非常に便利です。


右上に指紋認証センサーがあります


指紋を設定します


Apple Payにも使用可能ですがスキップ出来ます



・新規でセットアップする

私はMacもiOS機器もバックアップからの復元で設定せずクリーンな状態から新規セットアップする事にしています。その方が無駄なデータを転送する事なく快適に使用出来ます。


設定が終わりました

・Big Sur

MacOS 11のBig Surがリリースされましたが、現状非常に安定した環境なのでBig SurにはアップグレードはせずCatalinaのまま使用しています。使用しているソフトの全てのBig Surでの対応と動作確認が取れたらアップグレードする予定です。

・TimeMachineは必ず設定しよう

Mac OSの優れた機能としてTimeMachine(タイムマシン)があります。これはHDDを繋いだりネット上のNASなどに自動でMacのデータをバックアップしてくれる便利な機能なので外付けHDDなどを接続したら必ず設定しましょう。絶えず差分がバックアップされ続けているので、少し前に消してしまったデータをすぐ復旧させたり、調子が悪くなった時にOSを内蔵SSDをフォーマットしてOSから新規インストールして昨日の状態に戻す事などが簡単に出来ます。

・BootCampでWindows 10を入れる

Intel Macの素晴らしさはブートキャンプでWindows 10も動かす事が出来る事です。Windows 10のインストールに必要なのはISO化したWindows 10データが入ったUSBメモリーとWindows 10のライセンスコードです。まずはWindows 10用にSSDのパーティションを切り、ダウンロードしたブートキャンプ設定用のソフトを立ち上げたらそのまま進めるだけです。


パーティションに分けてあります


Windows 10のインストール画面


Windowsマークが現れました


地域の設定など進めます


Windows 10もあっさりと設定が終わりました



・実際に使用してみて

2012 Midは8年落ちだけあって最新型はにさすがに全ての処理が速く快適です。指紋認証は非常に便利で最初のログイン以外でも使用するので設定して使用した方が時間の節約になります。MacBook Proは質感から何から素晴らしいですが、この世に完璧な商品など存在せず、半年以上使用して気になった点などを書いておきます。

・ゲームも快適

MacでもWindows 10上でもゲームなどを動かすとGPUをアップグレードしただけに解像度が高くてもフレームレートが安定してとても快適です。AMD Radeon Pro 5600M 8GBはそれまでのMacBook Proで搭載されていたAMD Radeon Pro 5500M 8GBより1.6倍ほど高速になるのでゲームに限らずGPUパワーを使用する方は選んだ方が長く使えるでしょう。それほどパワーを必要としていないのであれば、AMD Radeon Pro 5600M 8GBを選ぶととても価格が高くなるので、AMD Radeon Pro 5500M 4GBに抑えてその分をメモリーやSSDに回すかM1 Macにした方が満足度が高くなると思います。

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・ブートの速度

2012 Midも購入した時はMac OSが数秒で立ち上がり感動したものですが、Catalinaではその立ち上がりのスピードはなかったのと同様に最新型でもそこまでのブートスピードはありません。ただ、Mac OS 10系はUNIXベースなので通常時はOSをシャットダウンする必要はありません。

・キーボードに関して

以前のMacBook Pro 15.6インチのモデルではキーボードのタッチ感が非常に不評だったようで、2019年モデルではキーボードが改良されています。MacBook Pro 2012 Midも同じUSキーボードで非常にタイピングがしやすかったですが、2019年モデルでも特に不満はありません。少し取り付け位置のレイアウトなどが違うのか最初の時は1文字ズレて打ってしまう事が何度かありましたが、最近ではすっかり慣れました。

・タッチパッドでミスタッチ

タッチパッドが非常に大きくなりキーボードをタイプしている時にパーム部でミスタッチがたまに起こるようになりました。Mac OSはパーム(手のひら)でタッチパッドを触ってもマウスポインターがワープしたりしないよううまく設計されている(Windows上ではこの機能はなく使い勝手が落ちます)のですが、MacBook Pro 2012 Midに比べるとさすがにタッチパッドが大きくクリック状態に押してしまう事などがあります。

・タッチバーは使わない

ファンクションキーが廃止されタッチバーが採用されてからかなり経ちますが、この機能全く必要ないってくらいに使っていません。ボリューム調整とかにはさすがに使いますが、画面見ているのにセーブとかタッチバーに選択肢が出たところでブラインドタッチで押せるわけでもなくまず使うとは思えません。

・汚れが付きやすい

MacBook Pro 2012 Midの時はボディと液晶画面の汚れはほとんどつかずしかも目立たなかったのですが、2019年型ではボディ筐体の素材が変更されたのかキーボード周りの汚れが気になるようになりました。液晶画面の表面も素材からして違うのか汚れが付くと非常に取れづらく、液晶クリーナーは必須です。もしかしたらこれが理由でクロスが付属しなくなったのかもしれません。

・総合的に

以前はDELLのラップトップなども使用していましたが、今ではMacを中心に使用しているのもありMacBook Pro以上のラップトップは存在せず気になる点はあるものの大きな不満はなく次もMacBook Proにすると思います。

・まとめ

MacBook Pro 16インチは非常にすぐれたラップトップで、Intel版はブートキャンプで使用するには最速のラップトップになります。Intel版はいつまで販売され続けるかはわからないのと、Apple製品はいつ購入してもまず価格に違いはないのでもし必要な場合は早めに手に入れてしまう方がよいでしょう。





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