・湿度は大敵
大事にしているクラシックカメラがカビてしまうほどがっかりする事はありません。梅雨と蒸し暑い夏がある以上は湿度は避けられないので、カメラ類を湿度とカビ対策をする必要があります。今回はドライボックス内の防湿剤とともにレンズ用の防カビ剤も入れ替えたのでおすすめなどを含めて書いていきます。
・防カビ防湿剤を揃える
今回揃えたのは毎度おなじみのハクバのジャンボカビストッパー、同じハクバの繰り返し使える防湿剤、そしてフジカラーの防カビ剤です。普段はジャンボカビストッパーとフジカラーの防カビ剤のみを使用していますが、再生可能なシリカゲルも試してみる事にしました。
・ジャンボカビストッパー
防カビ防湿剤のトップはこのハクバのジャンボカビストッパーです。石灰が主成分で匂いもせず使い終わると水分を吸って膨らんで振ってもカサカサと音がしなくなり取替時期がわかりやすいので、まず防湿ボックスに入れるならジャンボカビストッパーを選びましょう。
説明は必ず読みましょう(以前は使い終わったら植木鉢に使えると表記があった気がします)
・たまにお得版がある
ジャンボカビストッパーは1袋に4つセットになっていますが、たまに増量フェアをしている事があるので見逃さずにまとめ買いをしておきましょう。
・使用する前に日付を記入しよう
ジャンボカビストッパーなどを使用する時は使用開始する日付を書き入れておくと、どれだけの期間使用できたかもわかって便利です。一見使えそうに見えても1年以上使用したら取替時期なので日付は書き入れて管理しましょう。日付を書き込む場合に油性サインペンを使用するとペンの乾燥時にガスが出てレンズによくない影響が出ると思われるので、水性ペンを使用するか油性ペンの場合は完全に乾かしてから使用しましょう。
・カメラ以外にも使用する
ジャンボカビストッパーは防湿防カビだけでなく石灰が使用されているだけに脱臭効果もあるので、カメラだけでなく楽器の保管にも最適です。クラシックカメラとオールドレンズのメンテナンスをする時にはギターケース、ベースケース、ウクレレケースにのジャンボカビストッパーも入れ替えています。他にはPCなどのメディアの保管用ケース、旅行用のケースなどにも防虫剤と共にジャンボカビストッパーを使用しています。カメラも本体とレンズだけでなく三脚などアクセサリー類のケースにも防湿剤を入れておくとカビやサビを防げます。
Fenderのツイードケースに入ったSquierフレットレスJazz Bassです
Gibson純正ケースにはレスポールジュニアとレスポールスタンダードを使用しています
・再生利用可能な防湿剤
同じハクバで使い切りでなく天日で乾燥させると繰り返し使用出来るな防湿剤があったので追加しました。こちらは石灰ではなく通常のシリカゲルになっています。
・再生サイン
袋の表面にある再生サインがピンクになったら水分を吸ったサインなので、天日干しをすると再度使用する事が出来るようになります。ただ、この手の商品でピンクになるのは見た事がありません。
・似た商品とくらべてみる
シート式のシリカゲルを使用した乾燥剤を使用していたので比べてみると、同じようにブルーのマークがピンクになったら乾燥し直しと記載がありました。
・乾燥剤を取り出す
防湿剤と防カビ剤を入れ替える前にこれまで使用していた物を全て取り除きます。まだ使用できそうな乾燥剤などは完全に使えなくなるまでカメラ以外に利用します。
・除湿効果をみる
防湿ボックスに防湿剤と防カビ剤を入れました。ナカバヤシのドライボックスは湿度計が付いているのですぐに乾燥の効果がわかります。乾燥し過ぎていたら防湿剤の数を減らして調整します。カメラやレンズは万が一どれかがカビた時に他の機材に伝染らないように個別にケースやポーチに入れています。
・レンズの防カビ剤
レンズのカビ防止にはフジカラーの防カビ剤を使用しています。クラシックレンズのケースやポーチに一緒に入れておくと1年カビ防止効果があります。古くからある商品だけに以前はシンプルなパッケージだったものの密封されてる感じはなく、現代風にパッケージが刷新されていました。
・クラシックカメラに使用する
防湿ボックスには防湿剤を入れて湿度管理が出来るようになりましたが、レンズだけでなくカメラ本体もファインダーなど光学部分があるので防カビ剤と共に保管します。防カビ剤などを入れ替える時は必ずシャッターなどの動作確認やレンズ清掃のメンテナンスをするようにしましょう。クラシックカメラの動作確認でシャッターを切る場合は高速シャッターだけでなくスローシャッター(バルブがあればバルブで)を切って中の古い空気が外に出て入れ替わるようにします。
Rolleiflex Automat MXは二眼レフだけに2つ使用します
・使用するのが一番
クラシックカメラの保管方法で一番良いのは機械部分の動作も含めてとにかくまめに使用する事です。防湿庫であろうと置きっぱなしにすれば内部のオイルは下がってくるわけで、久々に使用すれば金属疲労がより進む事になります。機械式の腕時計もとにかく毎日腕につけて使うのが一番で使わない時もワインダーに保管するのと同じ理由ですがカメラは自動で動かしておく事が出来ません。とは言えフィルムの価格も上がりましたし、フィルムカメラの台数が増えると全てを使うのも難しくなってしまうのも事実です。使う機会が減った場合でも2〜3ヶ月に一度は全てのカメラの動作確認とレンズは絞りとフォーカスリングを動かすようにしましょう。
・まとめ
防湿ボックスを使用していても防湿剤などの入れ替えをしないと湿度が安定しません。大事なクラシックカメラなどはカビたりするとショックが大きいので、この機会に手持ちのカメラとレンズの動作確認と共に防湿剤の入れ替えをしてみてはどうでしょうか。