・アングルファインダーで撮影する
エクステンションチューブをミノルタの一眼レフカメラに取り付けてマクロ撮影をするとフォーカス合わせが厳しくなるのでアングルマグニファイヤーを追加する事にしました。
・MINOLTAマグニファイヤー
今回手に入れたのはミノルタ純正のマグニファイヤー(マグニファイアー)です。旧minoltaロゴではなくX700以降の大文字の新しいMINOLTAロゴとなりますが、古いSR系の一眼レフであるSR-T101やXEなどにも取り付ける事が出来ます。(ミノルタα-7000以降も同じ形状)
・ファインダーの倍率が変わる
延長リングでマクロ撮影をすると浅い被写界深度でのフォーカス(ピント)を合わせるのはより難しくなりしかも手ブレもしやすくなります。そこで三脚を使用して撮影する際によりフォーカスが合わせやすくファインダーを拡大する事ができるのがマグニファイヤーです。本体の切り替えスイッチでファインダーの見え方の倍率が変わってより見やすくなります。マグニファイヤー(拡大鏡ファインダー)と言うだけに二眼レフの拡大レンズを使用する感覚に似ています。
倍率を変更出来ます
・アングル変更可能
アングルファインダーとも呼ばれてカメラが縦位置の時も横から覗けてマクロ撮影に限らず星景写真などにも使用可能な便利なアクセサリーです。
・カメラに取り付ける
ミノルタのSRマウント系フィルム一眼レフカメラにMCオートエクステンションチューブ28mm経由でMC Rokkor 50mm F1.4を取り付けた状態でミノルタマグニファイヤーを取り付けてみます。ミノルタSR-T101、XE、XE-1は修理と整備済みで完動品となっていて、マグニファイヤーはどのカメラにも全く加工無しで使用する事が出来ます。
ミノルタXE-1にMCオートアダプターとMC Rokkor 50mm F1.4
ミノルタXEにMCオートアダプターとMC Rokkor 50mm F1.4
ミノルタSR-T101にMCオートアダプターとMC Rokkor 50mm F1.4
・撮影してみて
実際にミノルタのフィルム一眼レフカメラにマグニファイヤーを取り付けてファインダー倍率を拡大して撮影するとフォーカスしやすく、三脚を使用したマクロ撮影時のフォーカスの精度があがります。しかもローアングルから見上げるようにカメラをセットした際にはアングルファインダーのおかげで上からウエストレベルファインダーのようにファインダーを覗けるようになり、屈んで下から覗く必要がなく空や星景写真撮影がとても楽になります。手持ちでの撮影ではなく三脚撮影が多い方はマグニファイヤーの導入をおすすめします。