激レアminolta XE-1のジャンクが完動品の最高品質でした【フィルムカメラ】

・ジャンクカメラ

ミノルタXEのジャンクカメラを修理調整して完動品となり撮影に使用していましたが、クラシック一眼レフカメラでよくあるプリズム腐食があり気になっていました。ある時ジャンクカメラコーナーにとても綺麗なミノルタXE-1を見つけ確保してきました。よりジャンクカメラをお得に手に入れる裏技なんかも書いていきます。

・minolta XE-1

最初にミノルタXE-1を見た時にXEと何が違うか気になりましたが、ジャンクカメラは早い者勝ちなのもありまずは手に入れてから考えようと、電池などを入れる事なく購入する事にしました。電池を入れると各部は快調でしたが、この後に全体の確認のため分解清掃してモルトなども貼り替えました。修理や調整に関しては別の記事で書く予定です。

ミノルタXEの修理調整の記事はこちらです


ミノルタXE-1

【カメラ修理】ミノルタXE-1のプリズムの腐食防止処理と各部の整備クリーニングをしたら長く使える完動品となりました

・欧州モデル

ミノルタXE-1はXEの欧州向けモデルで、アメリカを含む北米版はXE-7になっています。北米版が7の数字を用いたのはマーケティングの希望でフレンドシップ7からの流れかと思われます。その後のミノルタX系がX-700などになりα-7000、そしてソニーの一眼レフ、ミラーレスデジタルカメラのα-7系へと続きます。今考えるとNEX-5はαの名称からの脱却を目指して名付けられたのでしょう。


シルバーでもペンタプリズムカバーはブラックです

・プリズムの腐食無し

即時に手に入れた理由としてはこの機種では当たり前なプリズムの腐食が全く無かったからです。もしかしたら欧州モデルだけに乾燥した地域で使われていたのかもしれません。この後にプリズム周りの腐食防止処理もしました。


プリズムもファインダーもとても綺麗でした

・放置されていたジャンクカメラ

シルバーのボディには擦れや傷などもほとんどなく、プリズムもファインダーも綺麗でXE系としては極上と言ってもよい状態でした。ただ、ジャンクカメラとしてボディキャップも無しに店頭や外に放置していたのかミラーボックス内がかなり汚れていました。ボディはそれほど擦れがないのでジャンク箱に入っていたわけではなさそうです。


ミラー横が汚れていました

・ジャンクカメラを手に入れる

手に入れたのは世界の中古カメラ市のストアが出していたジャンクカメラで、初日ではなく人気がなさすぎて放置されていた余り物でした。価格もワンコインでプリズム腐食もなく売れ残っていたのはラッキーでした。


ワンコインジャンクカメラ

・電子シャッターカメラ

ミノルタXE-1(XE)は電子シャッターカメラなので電池を入れないと各部の動作確認が出来ないと思わせて、これが電子シャッターの初期の一眼レフカメラだけに、シャッタースピード設定のX(1/90)とBの位置だけは電池無しでシャッターを切る事が出来ます。カメラの操作や特性(OM-2のリセット方法など)を知っていると、思わぬ当たりを引くチャンスが増えてきます。


XEは電池無しでもシャッターが切れます

・電池とライトを持ち運ぶ

ストアにもよりますが、ジャンク箱に入っているカメラや露出計などでも電池を入れたいと言うと電池を貸してくれる場合もあります。ただ、カメラ屋が保管しているボタン電池などは古くて切れている場合が結構あるので、ジャンクカメラ探索の時はSR44とMR-9(H-D)系電池などを持参するとよいでしょう。カメラ好きなのであれば急に出会ったレンズの光学のカビチェックなどが出来るので、小さいLEDライトなどをキーホルダーなどに付けておく事をおすすめします。


XE-1の電源にはSR44が2つ必要です

フィルムカメラの修理やメンテに必要な工具や液体と電池類などをまとめました

・ミノルタXEとの比較

これま修理メンテをして完動品として撮影を楽しんでいたミノルタXEと比べてみました。XEがブラックだけにXE-1のシルバーとは良い組み合わせです。XE-1ペンタプリズムカバーだけブラックなのはファインダアイピースと一体化しているからなのでしょう。


修理して完調になったミノルタXEのブラック

・整備したら完動品に

ミノルタXE-1は電池を入れると既に全ての機関が完調で、この後に整備清掃をしてモルトなどを貼り替えたらこれまでのXEより各部の調子がよりよい完動品となりました。


極上品だったミノルタXE-1

・レンズを取り付ける

既に各部が快調なのもありミノルタXE-1のレンズとして標準画角のMC Rokkor – PG 50mm F1.4を取り付けました。 このレンズもジャンク扱いにも関わらずほとんど新品じゃないかと思わせるほど光学が綺麗だった奇跡とも言える状態でした。


XE-1とレンズの素晴らしいセットとなりました






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