【レビュー】ダダリオNYXLバランスドテンション弦をFender Duo-Sonicに張ると弾きやすいだけなくヌルヌル感が長持ちします

・バランスドテンション弦にする

これまでFender Duo-Sonicに張っていた弦をエリクサーOptiwebからダダリオのバランスドテンション弦に張り替えてみました。

・D’Addario NYXL0940BT

今回使用するのはダダリオNYXL0940BTでゲージが009-040です。以前EXL120のバランスドテンション弦をテレキャスターで使用した事があり、ゲージは同じもののNYXL弦になっています。


D’Addario NYXL0940BT


NYXLは高級弦だけにパッケージも高級感があります

【レビュー】ダダリオのバランスドテンションベース弦はとても弾きやすくなぜ今までなかったのか不思議な組み合わせです

・バランスドテンション

ダダリオが出しているギターやベースの各弦のテンションをより合わせた組み合わせたものがバランスドテンション弦です。Fenderテレキャスターやストラトキャスターの出荷時の009-042のライトゲージだと009-040と3〜6弦がより細くなっていて、押弦やベンド(チョーキング)が楽になる素晴らしい組み合わせです。Gibson系の010は元々009のゲージより各弦のテンションが揃っているからかバランスドテンションの違いは009-040の方がわかりやすいです。

ダダリオによるバランスドテンションの詳細はこちらです


開封しました


ボールエンドの色でどの弦かわかります


個別包装ではありません(2弦ずつにまとまっています)

・Fender Duo-Sonic

使用するのはFender Player Duo-Sonic(デュオソニック)です。メキシコ製のフェンダーでとにかく音がよくとても弾きやすい素晴らしいギターです。工場出荷時の弦のゲージは010-046で弦も裏通しでテンションを稼いでいますが、より細い009-042のゲージに張り替えてより押弦が楽で弾きやすくしています。


Fender Player Duo-Sonic、カラーはTidepoolです

・Fenderロックペグ

このDuo-SonicはFender製のロッキングチューナー(ロックペグ)に交換してあります。ロックペグで弦の交換をしってしまうと全てのギターのペグを変えたくなるほど便利です。Fender PlayerシリーズだとDuo-Sonicの兄弟のムスタングでも、テレキャスターやストラトキャスターでもそのまま無加工でフェンダーのロックペグに交換出来るようになっています。より新しいFender Player plusシリーズだと最初からFenderロッキングチューナーが搭載されています。

Fenderロッキングチューナーに交換した記事はこちらです


Fender純正ロックペグに改造済み

・弦を取り外す

弦の交換でいきなり弦を切って廃棄してしまったもよいのですが、新しい弦が確実に不良品ではなくチューニングも安定しているのを確認するまではそのまま保管しておきます。弦は金属なのもあり新品でも保管状態がよくないと新品でも錆びている事があり、実際にダダリオの弦で錆びている事がありました。ロックペグだと弦の先端がぐるぐる巻にならないので、裏通しであっても弦を再利用しやすいです。


弦をはずしました


ロックペグだと弦をはずすのも楽です

・Elixir Optiweb

これまではエリクサーOptiweb(オプティウェブ)の009-042ライトゲージを張っていました。以前のエリクサーNanowebよりコーティングの弦だとはわからないほどに進化していますが、Nanowebの独特のぬるぬる感がなくなり普通の弦のような手触りです。ぬるぬる感は減りましたが、さすがのコーティング弦と言えばのエリクサーだけにとにかく張りたての状態が長持ちします。プレーン弦はコーティングではなくAnti-Rust加工がされていて錆びづらく、ある意味プレーン弦の技術の方が凄いと感じるエリクサーです。


右はエリクサーオプティウェブ

・ボディを磨く

弦を外したらギターのクリーニングの絶好の機会なので一気に磨いてしまいます。ボディと指板はタートルワックスで磨いて乾拭きします。ネック裏はギブソンポンプポリッシュ(ギターポリッシュ)で磨くとすべすべでより弾きやすくなります。


ボディと指板にはタートルワックス


ネック裏にはギブソンギターポリッシュ


メイプル指板なのでワックスがけが出来ます

・ナットグリスを塗る

弦の滑りをよくするために弦を張る前にナットにグリスを塗ってしまいます。専用のナットグリスでもシリコングリスでも何でもよいですが、塗った色がわかりやすいのでモリブデングリスを使用しています。


弦を張る前にナットグリスを塗ります


ナットにモリブデングリスを塗りました


余分なグリスを拭き取りました

・弦を張る

ロッキングチューナーなので弦を伸ばした状態でポストに真っすぐ挿し込んで直角に曲げたらヘッド裏のダイヤルを回して弦をロックします。ロックしたらチューニングしますが、弦をポストを何巻させる必要もないので驚くほどすぐに弦交換が終わります。


6弦を通して直角に曲げます


1〜6弦を張りました

・NYXLバランスドテンションで弾いてみて

バランスドテンションの組み合わせなだけにコードを押さえるのがとても楽で、3〜6弦が細くなっているのもあり特に3〜4弦のベンドしやすくなっています。NYXL弦の手触りはプレーン弦がぬるぬるでこちらの方がコーティングされているのではと思えるほどです。音はコーティング弦でないだけにブライトで普通に弾くだけなら手触りのよいまま長持ちします。唯一残念なのは高級弦だから価格が高めで、長持ちと言ってもエリクサーほどはもたないのでコストの面ではどちらにするか悩めるところです。音と弾きやすさ重視ならNYXLバランスドテンション弦、より低価格で長持ちさせたいのであればエリクサーを選ぶのがよいでしょう。


チューニングをして完成です







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