
・Duo-Sonicを飾る
ギターやベースで気がつくとくすんでくるのがピックガードの取り付けネジです。Fender Duo Sonicのピックガードとサドルのネジをステンレスに変更する事にしました。
・ステンレスネジ
今回使用するのはSCUDのW-PFSでインチサイズのステンレス製のピックガード取り付けネジです。Fender Player Duo-Sonic(デュオソニック)はUSA規格のメキシコ製のため取り付けビスなどのサイズはインチとなります。Montreuxのサドルに取り付けるイントネーション(オクターブ)用のステンレスネジとスプリングの交換に関しては分けて書くことにしました。
*サドルをステンレスボルトに交換した記事はこちらです (記事へのリンクを追加)
オクターブスクリューとピックガードネジ
・ピックガード取り付けネジ
SCUDのフェンダータイプ用のピックガードビスです。ピックガード取り付けネジは手汗やワックスをかけた時の水分で錆びやすいので、サビ防止対策にステンレスネジに交換をします。ステンレスネジはクロームメッキと違い少し最初からくすんだ色ですが、ステンレス製のキッチン用品と同様に初期の状態が長く続きます。購入する際はお手持ちのギターのピックガードの取り付けネジがいくつなのか個数を確認してからにしましょう。
SCUD W-PFSフェンダータイプPGビス
ステンなのでクロームと色が少し違います
・Fender Duo Sonic
使用するのはFender Player Duo Sonicでメキシコ製フェンダーでショートスケールで弾きやすく音もよいギターです。音がよいだけに回路などの改造はしておらず、交換したのはボリュームとトーンノブとストラップピン(エンドピン)くらいです。
・錆びそうなネジ
ピックガードの取り付けネジは手で触ってしまう位置にありますし、単なる鉄製の木ネジなのもあり手汗やワックスをかけた時の拭き残しなどで錆びたりくすみやすいです。取り付けビスをステンレス製のものと全て交換してしまいます。
・メキシコ製
このFender Player Duo-Sonicはメキシコ製だからか少し雑な作りで強すぎる締め付けトルクでビスがねじ込まれたためピックガードが歪んでいる箇所があります。木材やパーツなどはUSA製と同じと言われますが、組み立てはメキシコなのでこの辺が差と言った感じでしょう。スクワイヤーテレキャスターはインドネシア製でこちらもブリッジの取り付けネジが曲がっていたので、電動ドライバーの使い方などに慣れないまま組み立てられて検品もそこそこで出荷されているのがわかります。ただ、音はよいので細かい部分は自分で調整する前提であれば素晴らしいギターです。
・ネジを取り外す
ピックガードに取り付けられているネジを全て取り外してしまいます。特に難しい事はないですが、ネジを外す時はサイズの合うプラスドライバーを使用しましょう。ネジを回す時もボディの穴が大きくならないように丁寧に外して、もしネジ穴がゆるく大きくなっていたら爪楊枝などで修正てからネジ止めするのが確実です。
・計量する
ネジ1つでは重量に大きな違いはないですが、使用する数が多いと差も出てくるので一応計量してみました。ステンレスネジの方が約0.5gほど重いですが、さすがに取り付けた状態では体感出来ないと思います。
・ネジを取り付ける
ピックガードを取り付けるネジ穴に問題がない事を確認したらステンレスネジをネジ穴に置いていきます。ネジは適当に締めてしまってよいと思うかもしれませんが、車やバイクのパーツと同じで何にでも順番があります。適当に締めてしまうとピックガードの歪みが内側に残ってしまうので、まずは全体的に緩めにネジをしめてからピックガードの出っ張った先端に向けてストレスを外に出しながら平らに取り付けていきます。
・ステンレスネジにしてみて
ピックガードの取り付けネジをステンレス製に取り替えるとメタルのツヤは減りますが、手で触ったりワックスがけをしてもネジ自体が錆びづらく長持ちするようになりました。出荷時に適当に締めたため歪んでいたピックガードも平らになりました。改造とは言えないほどにネジは簡単に入れ替えられるので弦交換の時にでもついでに交換してしまうもよいでしょう。