– Speedoの水着とキャップ
すっかりアリーナの水着ばかり使っていたのですが、最近はスピードも良さそうな商品が増えてきたので、スピードのボックス水着とトリコットキャップを合わせて実際に泳いでみた使用感などを書いていきます。
– トレインボックス
練習時間が長くなってくるとスパッツタイプよりボックスタイプの方が泳ぎやすく感じます。スパッツタイプより着るのも楽ですし、荷物も軽くなるので泳ぐ機会が増えて来た方にボックスタイプがおすすめです。
後ろ側
– 水着の詳細
今回の型番はSD85X03でカラーは(IP)ディープインディゴ×ネオンピンクです。前と後ろでかなり色が違い派手でいい感じです。アリーナもそうですが、変な絵柄とかよりこの手の色とデザインで見せるタイプを増やして欲しいところです。水着はEndurance Jと言う塩素に強い長持ちする素材で作られていて、アリーナで言うところのタフスーツです。
Endurance Jのロゴです
– アリーナのタフスーツと比べてみる
アリーナのボックスとハーフボックス水着と丈を比べてみると、スピードのボックスは若干短めのようです。もっと短いタイプも両方のメーカーから出ていますが、相当な痩せ型水泳体型でもない限りこの丈くらいが限界だと思います。
アリーナのボックスタイプのレビューはこちら(その1、その2、その3)です
– サイズに関して
スピードのボックスはサイズ表示より小さめなので、普段スピードのスパッツタイプを履いてる方は注意が必要です。1番いいのは専門店で試着する事ですが、スピードのスパッツタイプやアリーナのタフスーツを履いてる方は普段よりワンサイズ大きく(MならL、LならO)した方がよいと思います。アリーナのタフスーツは実際には上下1サイズだと大して気にならないですが、スピードのトレインボックスはジャストサイズにした方がよいです。
– 実際にトレインボックスで泳いでみて
アリーナのタフスーツに比べると生地自体は若干薄手で内側のシーム(縫い目)の肌への当たりが若干気になるので、インナーを履くのを推奨しているの製品なのかもしれません。薄地で小さくまとまるので、荷物をコンパクトにしたい方にスピードのトレインボックスはよいでしょうし、少し厚手でやわらかい素材が好みの方はアリーナのタフスーツの方がよいと思います。
追記:重ね着用のレイヤーブーン(インナー)と新作のメッシュキャップと合わせて泳いでみました。トレインボックス自体も5〜6時間泳ぐとかなり伸びて内側のシームも気にならなくなりました。
スピードのレイヤーブーンのレビューはこちらです。
– トリコットキャップ
水着などに使われてるトリコット(Tricot)素材のスイムキャップで、スピードがミズノ製の頃からあるタイプのスイムキャップです。サイズはフリーのみですが、メッシュキャップよりかなり柔らかく伸びる素材なので普通のスイムキャップのM-Lのサイズをカバーします。女性で髪が長く泳ぐ時にまとめたい方や大きめが欲しい方にはシリコンやメッシュキャップに比べるとかぶりやすいキャップです。購入した型番はSD96C64でカラーはブルーになります。
– カラーについて
スピードのキャップは新作でプリント生地を使用した面白いカラーがいろいろと出ています。スイムショップの方に聞くと今年は当たりでよく売れているとの事でした。メッシュキャップも欲しくなるようなカラーがありましたが、今回は久々にトリコットキャップにしてみました。スピードの普通のシリコンキャップは15年以上前から同じ形で、面白味もなく欲しいと思えないので今回も見送る事にしました。
綺麗な色ですがよく見たらWindows Vistaの壁紙のようです
– 旧ロゴのトリコットキャップと比べてみる
ミズノ時代の旧スピードロゴのトリコットキャップと比べてみるとしっかりした作りです。同じ型紙と縫製かと思ったら若干センターの太さなど違うので、改良されているようです。
ミズノ時代の旧スピードロゴのキャップです
– トリコットキャップで泳いでみて
普段はほとんどシリコンキャップばかり使うのですが、このトリコットキャップは素材自体の伸びがよくとてもかぶりやすく深くかぶれます。泳いでもメッシュキャップほど水がダイレクトに入ってこないとは言え、シリコンキャップとは違うのでプールの水自体はキャップ内に入ってきます。髪の毛が短い方はメッシュキャップを着用時に腕を前に伸ばすとキャップから出た髪の毛でチクチクすると思いますが、このトリコットキャップでも若干チクチクします。そうなるとシリコンキャップが選択肢に入ってきますが、アリーナの外側だけシリコン加工をした2Wayキャップと言うのがあります。ただ、トリコットキャップの方が2Wayキャップよりおでこに線が付きづらいので、そこも考慮してキャップを選ぶとよいと思います。
Arenaの2Wayキャップのレビューはこちらです
– 水着とゴーグルを合わせてみる
スピードのクッションレスのゴーグルはあまり良いのが出てないので、ゴーグルはViewのBladeで合わせました。リオオリンピックや世界水泳など他メーカーの水着でもViewのBlade Zeroやアリーナのコブラを合わせている選手が多くいます。
【レビュー】 オリンピック競泳選手が使用するスイムゴーグルView BladeとBlade Zeroの両方で泳いで比べてみました
– スイムメッシュバッグ
せっかくスピードで揃えたのでスイムバッグもスピードのメッシュバッグで合わせてみました。型番はSD96B07でカラーはレッド(RE)でサイズはMとなりますが、色はどう見てもオレンジです。スピードの商品はどれもロゴが小さくて格好いいのですが、なぜかスピードのバッグ類はのきなみロゴが大きいです。
– アリーナのスイムバッグと比べてみる
アリーナのスイムバッグ(M)と比べるとサイズは350 x 410mmと若干大きめで、肩にかける紐が付いている分コンパクトさにはかけますが、自転車で移動する方などには肩ひも付きは便利かと思います。そしていつもどの商品でもロゴが大きすぎるアリーナはなぜかスイムバッグだとロゴの大きさが控えめです。
アリーナのスイムバッグのレビューと荷物を軽くする裏ワザはこちらです。
– 荷物を入れてみる
今回揃えたスピードの水着と合わせても容量は十分です。女性の方の水着は男性用よりどうしても大きくなりますが水着類だけなら容量は十分だと思います。いつものスイミングセットを入れてみても半分に折りたためるくらいで、メッシュなのでこんな感じになります。中にはスピードのスイムタイル(セームタオル)も一緒に入っています。
– 肩ひも
肩にかける紐付なので上をしばると大きくし過ぎたロゴがよく見えなくなります。使い勝手自体はよくプール帰りに肩にかけても水着やタオルを絞っておけば水がたれてくる事もないです。
– まとめ
FINAマーク付きなど競泳用水着はすぐ傷んでしまい長持ちしないので、長く(時間も期間も)泳ぐ方にはトレーニング用水着の方がよいです。スピードのEndurance Jは薄手なので水泳用品をコンパクトにまとめたい方にもおすすめします。メッシュバッグは裏返す事もなくそのまま乾かせるので練習回数が多い方にはよいと思います。トリコットキャップはやわらかく伸びもよくかぶりやすいので、特に髪の毛の長い女性にはよいと思います。キャップのカラーも新作で面白いのが多く出ていますし、気分を変えてやる気を出すには新しい道具にするのが1番なのでこの機会に揃えてみてはどうでしょうか。