– View Blade V121
View Blade Zeroを使って泳いでいましたが、今回はZeroではない方のBladeを手に入れたので両方の比較や使い勝手などを含めて書いていきます。
– 競泳選手が使用するゴーグル
リオのオリンピックやカザンの世界水泳を見ると日本選手でViewのBlade Zeroを使用している方が多くいる事に気づきます。池江璃花子(いけえりかこ)選手も水着はミズノですが、ゴーグルはこのView Bladeを使用しています。リオオリンピックの女子自由形400メートルリレー選手は4名ともView Blade(とBlade Zero)で揃えたようでみなとても似合っていました。正式発表だとリオオリンピックに派遣される日本選手34名中13名の選手がViewのゴーグルを使用しています。ゴーグルは顔に触るパーツなので契約水着メーカーとは別のゴーグルでもよいのが慣例のようで、海外ですと契約水着メーカーを問わずクッション付きのレース用ゴーグルであるアリーナのコブラウルトラを使用する選手が増えていますし、今でもスウェディッシュゴーグルを使用している選手も多くいます。リオオリンピックで金メダルを獲得した萩野公介選手は律儀にミズノのゴーグルを使用しているので、きっとメーカーとの強い結びつきでもあるのでしょう。
– Blade Zeroを再考してみる
最近はArenaのタフストリームゴーグルかSoltecのスウェディッシュゴーグルを使う事が多かったのですが、View Blade Zeroを使用してみたらとにかく視界が広く見やすく良さを再確認しました。アジア人の顔の形向けに作られているからか、顔へのフィットがとてもよくストラップをそれほど締め込まなくても水が漏れてくる事もありません。すっかりスイムゴーグルにはバンジーストラップが気に入っているので、今回はバンジーストラップが装着可能な普通のBladeの方にしてみました。
各ゴーグルのレビューはこちら(View Blade Zero、Arena タフストリームゴーグル、Soltec スウェディッシュゴーグル)です。
– レンズカラー
レンズカラーはAM(アクアマリン)でクリアレンズのブルー系は室内プールで色が変わり過ぎる事もなくとても見やすく気に入っています。どうせプールではずっと泳いでいるわけですし、泳いでいて外から目が見えて困る事もなく、値段もかなり低くなるので最近はクリアレンズを選ぶ事が多いです。親子で泳ぐ場合などお互いに目が見えた方が調子もわかりやすいですし、練習量が多い方はゴーグルも消耗品なのでクリアレンズの方がおすすめです。
パッケージ
ゴーグル本体、サイズ変更用の鼻バンド、ストラップとなりますが、今回は付属のストラップは使用しません
– 組み立て
まずは鼻バンドでサイズを調整します。Viewの鼻バンドは本当にはずれづらいので一気に力を入れてはずします。
Soltecのバンジーストラップはストラップ穴が細くて入りませんが、これは想定内なので次へ進みます
Soltecのバンジーストラップのレビューはこちらです
– 100均ストラップ
100円ショップのゴムひ細いのでストラップ穴が小さくても問題ありません。これはArena Aquaforceゴーグルで同じ物を使用したので、使えるのがわかっていました。
100円ショップゴムひものレビューはこちらです
– 耳せんを取り付け
おなじみのSWANSのイヤープラグです。ストラップに通せるので泳ぎにいくたびに耳せんを忘れる事がなんく便利です。ストラップの調整用のパーツは余っているArena タフストリームゴーグルのを使用しました。
スワンズの耳せんのレビューはこちらです
– View Blade Zeroとの比較
View Blade Zeroは抵抗を減らすためサイドのパーツが固定されているので、今回のようにBladeをゴムひも使用にすると更に通常のストラップよりかなりコンパクトになります。
– レンズカラーの違い
Blade Zeroの方もほぼ同じ色のレンズがベースですが、ミラー加工されているので水中だとクリアタイプより黄色みがかった感じの色になります。Blade Zeroの方の型番はV127MR FGRORとなります。(レンズカラーはFGRなのでグリーン系なのかも)
– スウェディッシュゴーグルとも比較
スウェディッシュゴーグルのアクアマリンカラーと比べると若干色が濃いようです。Soltecのストラップの方が色が濃い目ですが、100円ショップゴムひもは水に浸かると色が濃い目になるのでなかなか派手でいいです。
スウェディッシュゴーグルのカスタマイズとレビューはこちらです
– 実際に泳いでみて
とにかく視界が広くレンズの素材がいいからか透明度がとても高いです。曇りどめもかなり効いていて泳いですぐに曇る事もありません。顔に当たる部分のカーブが絶妙なのか大きい面積で顔を包み込む感じなので、レンズが顔に食い込むことがなく長時間使用しても疲れる事がありません。装着感はBlade Zeroの方も同じですが、長時間使用するとやはり耳の付け根部分が痛くなってきますので、バンジーストラップに慣れた方には辛いかもしれません。バンジーストラップだとゴーグルをしたままストラップの調整が可能なので普段の練習用にはBladeを使用して、レースをやってる方ならレースの時だけBlade Zeroにするのもよいと思います。
– 追記その1
10時間以上このゴーグルで泳いでみましたが、まだレンズがくもる気配がありません。数回も泳げばSwansやArenaのプレミアムアンチフォグ以外のゴーグルは大体くもりますが、このView Bladeは以前のくもり止め加工と違うのか長持ちします。
SWANSとVIEWの曇りどめ比較レビューはこちらです
– 追記その2
100円ショップのゴムひもは、1年前後で2時間ずつ30回以上泳いでも切れる気配がありません。ゴーグルとの相性もよいのかSWANSの曇りどめを使うと2時間泳いでも視界はクリアなままです。
– 追記その3:オリンピックと世界水泳
2017年ハンガリーブダペストの世界水泳の日本競泳陣を見るとリオオリンピックから続いてView BladeとBlade Zeroの装着率が高いです。自由形とバタフライ代表の池江璃花子選手が使うゴーグルもこのView Blade今回の世界水泳でも装着していました。
– まとめ
視界が広く装着感もよいので、初めてのクッションレスゴーグルとしてもおすすめです。Blade Zeroは形状からどうしても仕舞いづらいので、水泳の荷物をコンパクトにしようとするならBladeの方が使い勝手はよいです。これから手に入れようと思っている方は、Bladeのクリアレンズの方であれば高くないのでまずそちらから試してみてはどうでしょうか。