・クリップチューナー
すっかり持っていないギタリストはいないほど普及したクリップチューナーですが、ギターも増えたのもありコンパクトなモデルを追加する事にしました。
・Ibanez TuNANO
今回購入したのはIbanez(アイバニーズ、以前はイバニーズ)のクリップチューナーTuNANOです。ギター、ベース、ウクレレ、通常のクロマチック対応で、コンパクトなのでヘッド裏に目立たず取り付ける事が可能なチューナーです。先に言うと気軽にパッとチューニングを合わせるのであれば、Ibanez TuNANOは音への反応と食いつきがよく最速で合わせられて最高です。
メーカによるTuNANOの詳細はこちらです(Ibanezのサイトです)
・Ibanez
ギターと言って思い浮かぶのはFenderの形状ですが、Ibanezは2000年代にはFenderを抜いて世界一売れたギターメーカーになりました。これもFenderやGibsonなどの古いメーカーが保守的で昔と変わらない同じギターばかり出しているなか、Ibanezは革新的で弾きやすいギターやベースを作り続けたたからでしょう。Ibanezのギターはネックも薄くとても弾きやすいので初めてのギターにもおすすめです。以前のIbanezはイバニーズ表記で海外(欧州読み)に合わせてアイバニーズに変えたようですが、英語圏だとほぼアイバネス(ズとの間くらい)です。
・本体を見てみる
TuNANO本体は小型でチューナー本体にクリップが付いているだけです。回転機能や向きの変更などがないだけにシンプルで小型にまとまっています。
・電池を入れる
本体のフタを取り外して付属のボタン電池CR2032を取り付けます。ボタン電池は文字が記載されているフラットな面が実は+です。ボタン電池の取り付けでピンセットを使用する方がたまにいますが、つまんだ状態で既にショートしているのでやめておきましょう。ボタン電池を取り付ける時はクロスなどを使用して指紋が付かないようにするのが基本です。商品に付属している電池は動作確認用で容量が少ない事が多いのと、クリップチューナーは液晶画面が光って電池のもちがあまりよくないので、CR2032をまとめ買いしておきましょう。
・モード切り替え
ボタンも1つだけとシンプルな作りでスイッチを入れるにはボタンを長押しします。保t内にC表示されていたらクロマチックチューナー、Gでギター、Bでベース、Uでウクレレモードになりクロマチック以外では何弦なのか表示されるようになります。
・他のクリップチューナーと比べてみる
KORGの初代AW-1からかなりの数のクリップチューナーを使ってきました。KORG AW-1もここまでクリップチューナーが広まるとは思っていなかったのか最初はギターや弦楽器専用ではなくサックスなど管楽器向けで作りも高級でした。KORGはギターやウクレレ専用のクリップチューナーなどを出しましたが、他のメーカーの追従もあり特に超小型のチューナーでは他のメーカーの方が力を入れています。小型のではプラネットウェイブス(ダダリオ)のものがよく、通常のクリップチューナーもSNARK製の方が合わせやすくKORG製のクリップチューナーは使わなくなってしまいました。
右のPlanet Wavesのチューナーはクリップの厚みが調整出来てボディ部も回転します
左はSNARKのチューナーですが、加水分解でバラバラになりました
Planet Wavesのクリップチューナーは下側に取り付けると目立ちません
・チューニング合わせは最速
スイッチを入れてIbanez TuNANOでチューニングをしてみると他のクリップチューナーよりも音への反応がとても速いです。他のクリップチューナーだと弦を弾いても反応が鈍い時がありますが、Ibanez TuNANOは音を見失う事がなく騒音にも強くすぐにチューニングが終了します。細かく合わせると言う意味ではTC Electronicのストロボチューナーなどのようにはいきませんが、急いでチューニングを合わせてすぐ演奏する場合はこのIbanez TuNANOに勝てる機器はなかなかないと思います。家でちょっと弾くだけの時などにも最適です。現在はTC ElectronicのポリフォニックチューナーPolyTuneとIbanez TuNanoを使い分けています。
TC Electronic PolyTuneの記事はこちらです
・モードを変更する
スイッチを入れてからボタンを押しギターモードに変更してからSquier Affinity Teleチューニングをしてみます。弦の番号が表示されるので、1〜6弦の大体の音程がわからないギターを初めてチューニングする方にもおすすめです。チューニングも合わせるとオレンジからカラーがグリーンに変わるのでわかりやすくとても合わせやすいです。
・ベースをチューニングする
Ibanez TuNaoは5弦ベースのLow-Bまで対応しています。Warwickの5弦ベースではなくまずはFender Japan P-Bass(プレベ)でベースモードを試してみます。ベース各弦の音程とどの音(EADGなど)なのか大体わかっている場合はモードを変更する必要はなくギターもベースもクロマチックチューナーモードでよいと思います。
・ウクレレで使用してみる
Ibanez TuNANOはウクレレモードにもなるので試してみると以前のウクレレ専用チューナーより合わせやすくかつ小型なので性能の良さを感じます。
・Ibanez TuNANOを使ってみて
Ibanez TuNANOほど音への追従がよく簡単にチューニングが合わせられるクリップチューナーもなかなかないと思います。ステージなど騒音が多い場所だったりすぐに演奏したい時などにとてもおすすめのチューナーです。ペダルチューナーやストロボチューナーを使用している方でも気軽にすぐチューニングを合わせてすぐ弾くにはIbanez TuNANOは最高なので1つ追加する事をおすすめします。