【改造】イヤホンのイヤーピースを無くさないようにする簡単な裏技

・イヤホンのイヤーピースがはずれてしまう

イヤホンで一番困るのがイヤーピースが外れて無くなってしまう事ではないでしょうか。これを簡単に無くさないようにする方法を紹介していきます。

・Bluetoothイヤホンを改造する

Bluetoothのワイヤレスイヤホンを気軽にポケットに入れていると取り出す時にイヤーパッドが外れたりする事が多くあったので今回の改造をする事にしました。今回使用するのはJVCのBluetoothワイヤレスイヤホンJVC HAFX27BT-Aです。JVCのヘッドホンやイヤホンはフラットで音質で聴きやすくオーディオ的なのでおすすめです。

JVC HA-FX27BT-Aの記事はこちらです


JVCのワイヤレスイヤホン

・イヤーピースを取り外す

まずはイヤーピース(イヤーパッド)を取り外します。左右のイヤーパッドの色が違うのは社外製のサイズ違いをはめているからです。

ヘッドホン魔改造の記事はこちらです


取り外しました

・バスボンドを用意する

ここで接着するのでセメダインや接着剤系を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、接着剤系では接着力が強すぎるのとせっかく大事にしているイヤホンのボディを傷めてしまう可能性があります。そこで接着力はそこそこですぐ簡単に剥がせて元に戻せるバスコーク(バスボンド)を用意します。カラーが数種類あるので接着面が目立たないようにクリアがおすすめです。


みんな大好きバスコーク

・バスコークの使用用途

バスコークは水道などのパイプや窓枠など水漏れ防止やタイルの目地用などだけ使用されると思われますが、レースをやってる方はバイクや車のマフラーのエキパイ部分の排気漏れ防止やネジの緩み防止にも使用しています。IKEAなど組み立て式の家具などのボルトの緩み止めにもバスコークを使用すると緩みにくくなりかつすぐに外せるようになり使用用途は広いのでDYI用に1本用意しておく事をおすすめします。

・脱脂が必要

イヤーピースを取り外してすぐバスコークを塗ってしまいたくなりますが、イヤホンに限らず両面テープを貼る時でも一番重要なのは接着面の脱脂です。指の脂や汚れがついているとバスコークに限らず接着力が落ちるもしくは接着すらされない事になります。

・無水エタノールを用意する

ここで使用するのは無水エタノールです。カメラの修理などでおなじみですが、ほぼ全てのパーツの脱脂に使用可能です。もしあまり使用する機会が無さそうであれば除菌ティッシュなどでも代用出来ます。除菌ティッシュのよさは実は生地がホツれづらい事で普通のティッシュと違い拭いた箇所にカスなどが残らない事です。

カメラ修理の記事はこちらです


無水エタノールは万能です

・本体をクリーニングする

イヤーピースを取り外してすぐバスコークを塗ってしまいたくなりますが、イヤホンに限らず両面テープを貼る時でも一番重要なのは接着面の脱脂です。指の脂や汚れがついているとバスコークに限らず接着力が落ちるもしくは接着すらされない事になります。


綿棒で細かい部分もクリーニングします


接着する部分を含めてクリーニングしました

・余裕のある日にやろう

バスボンド系は乾燥させるのに24時間は置いておきたいので、イヤホンを持ち運ばない休みの前の日などにのんびりとやりましょう。

・バスボンドを塗る

パスコークをイヤホンの細かいパーツ部分に塗るには爪楊枝などを使用すると便利ですが、今回はクリーニングで使用した綿棒の棒の部分を斜めに切って再利用します。バスボンドを塗る部分はイヤーピースがはまる外周を一周薄く塗ります。ここでイヤホン本体の音が出る部分(ネットなどがある部分)には塗らないよう気をつけましょう。


綿棒を切って使用します


バスコークを塗りました

・イヤーピースを取り付ける

イヤーピースを取り付けます。この時にバスコークが全体に綺麗に行き渡るようにしましょう。取付部が真円のイヤーピースの場合は少し回すと綺麗に取り付けが出来ます。クリプシュなどイヤーピースの取り付け向きが決まっているメーカーのイヤホンの場合は取り付け時に向きがあっているか気をつけましょう。

クリプシュのイヤホンの記事はこちらです


イヤーピースを取り付けました

・乾燥させる

取り付けてもバスボンド系はすぐ硬化しないので最低24時間は風通しのよい日の当たらない場所で乾燥させましょう。



・音質が上がる

この改造のよいところはイヤーピースが外れにくくなるだけでなく、イヤーピース自体が本体に密着して隙間がなくなるので、音質自体の向上が見込める事です。イヤホン改造の基本でもあるイヤーピースを社外製のに交換する際もこのバスコーク接着を使用するとスピーカーのインシュレーターの様な効果が出てより音質が安定します。


完成しました

・すぐに取り外せる

バスボンド系は接着力が強すぎないので、イヤーピースを交換したい時にはすぐ取り外せますしバスボンド自体も簡単に剥がす事ができます。接着力が強すぎる接着剤を使用してしまうとこのビクターのイヤホンのようにプラスチック製の場合にボディを溶かしてしまう可能性があるので気をつけましょう。

・実際に使ってみて

今までポケットからイヤホンを取り出すとイヤーピースが片方外れる事が多かったですが、この改造をしてからイヤホンの出し入れの時にイヤーピースが外れる事がなくなりました。ポケットなどに直接本体を入れるとコードが引っかかって結局イヤーピースを引っ張って取れてしまう事があるので仕舞う時はポーチやケースに入れるようにする事をおすすめします。

・まとめ

このバスコークでのイヤーピース接着は簡単でありながらイヤーピースが外れにくくなりますし、すぐに元に戻す事も可能になりとてもおすすめの改造です。バスコークはいろいろな用途に使用出来ますのでこの機会にイヤホン改造と共に揃えてしまうのもよいでしょう。





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