・LEDリングライト付きマクロレンズ
Canon EOS M6の1本目のレンズにLEDライト付きのマクロレンズを選んでみました。レンズ先端にライトがある面白いギミック付きでスーパーマクロにもなり何でも撮れてしまうレンズです。
・Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM
今回購入したのはCanon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STMです。レンズ先端にマクロ撮影用のLEDリングライトが付いている変わり種のレンズです。性能もよくスーパーマクロモードで接写から遠景までいけてしまいます。
・Canon EOS M6
EF-Mマウント用レンズなのでEF-M 28mmはCanon EOS M6に使用します。元々EF-MマウントではこのLEDリングライト付きマクロレンズに興味があり、ボディはこのレンズのために用意したとは言えます。
・専用フード付属
レンズ先端にLEDリングライトが付いているので通所の筒状ではなく特殊形状のフードが付属しています。別売りもしていますが、なくさないようにしましょう。
・レンズを見てみる
前後のキャップが付いている状態でも軽量なレンズです。APSミラーレスデジカメのEF-M用カメラM6やKiss M2などはどれもコンパクトなのでレンズもコンパクト軽量であるのはうれしいところです。
・計量してみる
EF-M 28mm Macroは小型軽量でEOS M6やKiss Mなどにちょうどよいレンズです。金属製レンズでなく質感はそこそこですがここまで軽量なら気になりません。
・フードを取り付ける
LEDリングライトが先端にある変わったレンズなのもありフードは専用の形状です。フードを取り付けるとレンズがブラックでまとまりますが、残念ながらLEDリングライトは同時に使用出来なくなります。
・特殊な形状のキャップ
一見普通のスナップ式のフロントレンズキャップですが、LEDリングライトに取り付ける場合とフードを取り付けた場合の両方に対応出来るように特殊な2種類の直径に対応出来るようになっています。フードを使用しないかフードを付けっぱなしにするのであれば他のサードパーティ製フードも使用出来ますが、フードを付けたりはずしたりする場合は純正キャップのみ対応になります。こちらも別売りはありますが、なくさないようにしましょう。
・Canon EOS M6
EF-Mマウントのレンズに対応したミラーレスカメラはEOS Kiss M2やM200などありますが、EOS M6を選びました。撮影の細かい設定のためのダイヤルやボタン類も削られて無くコンパクトにまとまっています。特にシャッターボタン周りにあるダイヤルが絞りを変えるのにとても使いやすいです。
・レンズを取り付ける
レンズを取り付けるにはカメラのボディキャップをはずしてボディにある白いドットとカメラ側のマークを合わせてレンズをはめ込んだら右に回してロックします。機械はどれも力を入れなくても取り付けられるように作られているので、はまらないからと無理に力を入れると壊れてしまうので気をつけましょう。
・レンズ込みで重量を測る
EOS M6はボディが軽量でコンパクトですが、EF-M 28mmを取り付けてもカメラボディのみかと思うくらいの軽量セットになります。
ボデ、バッテリーとSDカードを含めて(液晶保護フィルムを貼ってあります)
・様々な角度から
カメラもレンズもコンパクト軽量なのでとても良い組み合わせで持ち運びも楽になります。フルサイズミラーレスと専用レンズも軽くなったとは言えAPSサイズのコンパクトさには敵いません。
・撮影するにはレンズを繰り出す必要あり
メーカーが絶対に見せないのがレンズを繰り出した状態の写真で、このレンズに限らず購入してからなんだ沈胴式かよと残念に思った方も多くいると思います。EF-M 28mm Macroは軽量化のために自動で繰り出さないので使用時にはマニュアルでレンズを回して撮影状態にする必要があります。レンズ根本にマークがあるのでそこで通常の撮影とスーパーマクロに合わせる事が出来ます。
・スーパーマクロモード
通常の撮影時には等倍(1:1)のマクロですが、スーパーマクロモードにすると1.2倍とより大きな拡大率で撮影が可能になります。スーパーマクロではより寄れますが、等倍でも手ブレせずに撮るのはたいへんなので、特別に撮りたい対象がある時だけ使う特殊なモードです。
・LEDリングライト
このレンズでユニークなのはレンズ先端にマクロ撮影用の補助光であるLEDリングライトが内蔵されている事です。レンズの横にあるスイッチを押すとLEDライトが点灯して強弱3段階に切り替えが可能です。強であってもそれほど強い光ではないのでかなりの近接撮影で補助になる程度で、アクセサリー類などを撮るには活用出来るかと思います。
・LEDリングライトを切り替える
LEDリングライトは左右に各1つずつ付いていてスイッチを長押しすると片側だけの点灯が可能になります。マクロ撮影の被写体の影をコントロールしたい時に使用出来ます。
・マクロ撮影をしてみる
スーパーマクロとLEDリングライトを組み合わせて接写をしてみました。通常でも等倍マクロのレンズで28mm(35mm換算で45mm)と広角よりのマクロなので普通のレンズでは寄れないほど近くに寄って撮る事が出来ます。MINOX 35GT-Eのレンズ部分に寄って撮ってみましたが、レンズがぶつかるほどの状態まで寄ることが出来ました。
LEDライトを点灯(内蔵のレンズフィルターに反射しています)
・フードを使用する
LEDリングライトを使用しない場合と通常撮影でのハレーション対策には専用フードを使用します。レンズ先端近くまで寄れるマクロレンズなのでフードでレンズの光学部分を守る意味合いもあります。
・レンズリアキャップ
他のRFマウントやソニーのEマウントと同様にEF-Mマウントもボディキャップとレンズリアキャップは合体が可能です。キャノンはなぜか純正キャップ類が安価でサードパーティ製と価格もあまり変わらないので揃えるなら純正でよいでしょう。
・サードパーティ製のキャップを取り付けてみる
フードの先端には43mmのフィルター枠が切られているので、43mmのキャップを取り付ける事が出来ます。格安のUNとRMのキャップがあったので付けてみました。フードを付けっぱなしにするか、マクロ時はフードごとはずして撮影する方はサードパーティ製のキャップを取り付けるのもよいでしょう。
・スペアのキャップを用意する
特殊形状のレンズキャップなの事もあり、スペアに純正キャップを用意する事にしました。アクセサリー類は供給不足になると入荷まで数ヶ月待ちになる事があるので、見つけたら早めに入手しておくとよいでしょう。
・ステップアップリングでフィルターを取り付ける
フィルター枠があると言うことでフィルターを取り付けたいところですが、43mmのフィルターで揃えるのは大変なのでステップアップリングで49mmのフィルターを取り付けられるようにしました。取り付けたのはマルミの光害カットフィルターで夜景撮影で街灯などの影響で黄色く被るのを防ぐとても優れたフィルターです。
・カメララップに巻く
保管や移動時にカメラを守るためにクッション性の高いカメララップで巻く事にしました。使用したのはコールマンのカメララップでネオプレーン製なので衝撃にも強く、出先でのレンズ交換の時のマットにもなるので旅行やアウトドアの時にも最適です。
・実際に撮影してみて
通常状態で等倍マクロであり45mm(35mm換算)の標準的な画角なのもあり出かける際にはこの1本でどんな撮影でも済んでしまう便利なレンズです。しかもレンズ内の手ぶれ補正機能の効きがとてもよくマクロ撮影時でもほとんどの状況で手持ちでもぶれずに撮れてしまいます。EF-Mマウント用のレンズであればまずコンパクトで軽量な事もあり、このEF-M 28mm F3.5 Macroから揃えて欲しいくらい素晴らしいレンズです。