【レビュー】iPhone 5Cはまだまだ使えます

・機材を入れ替える

長く使ってきたiPhone 4SとiPod touch 第5世代を一台にまとめようと思いかなり値段が下がってきたiPhone 5Cにする事にしました。今更と思える機種選択ですが値段も下がってきてiPod touchと違いSIMカードも使えますし使い勝手を含めて書いていきます。

・iPhone 5C SIMフリー

iPhone 5S世代に廉価版として出た機種なので、ライトな見た目で中身はほぼiPhone 5といった内容です。購入したのはiPhone 5Cの8GBモデルの欧州版なのでSIMフリーかつシャッター音が鳴らない仕様になっています。日本版は16GBと32GBモデルのみで8GBモデルを選ぶとすると海外版のみになります。カラーはブルーで他にはホワイト、ピンク、イエロー、グリーンがあります。もう新品での販売はなく在庫もほとんど無いと思うのでこれから手に入れるとすると中古が基本になり、今回のこのiPhone 5Cも中古になります。


パッケージ


パッケージ横から


パッケージの中身

・なぜiPhone 5Cに

iPhone 4Sはさすがに古いのとホームボタンの調子が悪くなってきていて、iPod touch 第5世代もiPhone 5やiPhone 5Sと同様のスクリーンサイズですが、実は中身はiPhone 4S世代で画面サイズに対して少しパワー不足なのと電話ではないのでSIMカードが挿さりません。この二台を一台にまとめるとしてSIMカードを挿す事を条件とするとiPod touch 第六世代は除外するとして、スマートフォンであるiPhone 5Sは思いの外高値安定で、サブ機なのでiPhone SEを買うほどでもなく、値段がかなり下がってきたiPhone 5Cにする事にしました。サブ機なのでストレージ容量は必要ないのでより安くなるし、出来ればSIMフリーモデルと言うことで欧州版の8GBモデルの中古でカラーは特に気にせずと言う事にしました。


本体はブルーです

・購入時の注意点

中古で手に入れる場合やはり気になるのはコンディションでしょう。スクリーンやボディの状態はすぐに見てわかりますが、この頃の機種で一番気をつけたいのはホームボタンの状態です。ホームボタンくらいと思うかもしれませんが、アップルで保証期間を過ぎた機種を純正パーツで修理する中古本体価格どころじゃない値段になりますし、街のショップでサードパーティ製のホームボタンを使用して修理しても中古本体で買った意味がないような値段になりますので、ホームボタンの効きが悪くなっていたり引っかかりがある場合は本体価格が安くても避けた方がいいでしょう。iPhone 5Sの場合はもっと注意が必要で、ホームボタンに指紋認証センサーを搭載しているので、必ず純正品かを確認する必要があり最悪の場合はiOSをアップデートすると動かなくなったりします。通販の場合はiPhone 5Cの在庫は比較的多めの機種なので中古でも交換保証などがあるショップで買うとよいでしょう。


本体スクリーン側

・iOS機器の良さ

iOS機器(iPhone, iPad, iPodなど)の素晴らしさは使い勝手やデザインなどもありますが、機種がどれだけ古くなっても値段がつくリセールバリューの良さでしょう。中古で格安で手に入れてかなり長期間使っても手放す時に値段がそれほど落ちてなかったりします。新品は非常に高いのでサブ機は中古で手頃なのを2〜3年に一度同入れ替えるとコストも相当抑えられます。Android機はASUS Zenfone 2 Laserを使用しています。こちらも同じような値段帯のAndroidスマホとしておすすめです。

Android SIMフリー スマホ ASUS Zenfone 2 Laserの記事はこちらです


本体背面ケース側

・iPod touch 第5世代と比べてみる

iPod touch 第5世代と比べてみるとスクリーンサイズが同じなので縦横はほぼ同じながらSIMカードが挿さる分本体に厚みがあります。ただ、iPhone 5Cはカメラ部分が出っ張っていないのでテーブルに置いてもガタガタしたりしませんし、デザインも丸みを帯びているので非常に持ちやすいです。


右がiPod touch 第5世代


角度を変えて

・iPhone 6とも比べてみる

iPhone 6(7や8と同等サイズ)と比べてみるとiPhone 5Cは一回り小さいです。最近のスマートフォンは画面サイズの大きいのが増えているので、現状ではiPhone SEと合わせてほぼ最小のスマートフォンではないでしょうか。


左がiPhone 6です


少し上から



・電源を入れてみる

電源を入れたら当たり前ですがあっさりと起動しました。まだSIMカードの用意をしていないので、まだ設定等はしません。SIMカードの用意があるのでまずはこの間に充電をしておく事にします。


電源を入れました

・SIMカードをカットする

iPhone 4Sで使用していたSIMカードをiPhone 5Cに移す事にしますが、ここで問題が発生します。それはiPhone 4SまではMicro SIMを使用していますが、iPhone 5以降このiPhone 5CはNano SIMとより小さいサイズのSIMカードしか刺さりません。元々iPhone 4Sで使っていたこのMicro SIMも普通のSIMカードを海外の携帯ショップでMicro SIMに切り抜いてもらった物なので、ここから更に切り抜く必要が出てきました。iPhone 4Sを長く残していたのはこれが理由の一つだったりもしました。海外だとその辺にあるショップで100円前後で一瞬でNano SIMに切り抜いてもらえますが、SIMカードをカットしてもらえる所を近所で探すより自分でやった方が早いし面白そうなので今回は自分でやる事にしました。


Micro SIMカード、これをカットする必要があります

・SIMカードカッターを用意する

SIMカードカッターを秋葉原であっさり見つる事が出来たので購入しました。1回しか切り抜かないとあまり特な気もしませんが、工具と言うのはそういう物でこうやって増やして(増えて)いくものです。

SIMカードカッターの記事はこちらです


人生で1度くらいしか使わないであろうSIMカードカッター



・Nano SIMの出来上がり

カードの方向を合わせてSIMカードカッターをガチャっと力強く押せばNano SIMが切り抜かれて出てきます。切り抜いた後に縁にバリがある場合は紙やすりなどで軽くバリを取りますが、間違っても鉄ヤスリでゴシゴシ擦るのはやめましょう。ちなみにここではいきなり使用していたSIMカードを切っていますが、使っていないSIMカードで練習してから切り抜きを行いました。


Nano SIMに切り抜きました

・切り抜いたSIMカードの動作確認

せっかくNano SIMに切り抜いてもSIMカードが壊れていたら元も子もありません。そこでiPhone 5Cではなく元々使っていたiPhone 4Sに挿して今までと同様に動くか確認する事にしました。機械の改造や修理した時の動作確認で重要なのは新しい要素をなるべく減らす事です。Nano SIMに切り抜いたからMicro SIMのiPhone 4Sには挿さらないのではと思うでしょうが、ここで便利なSIMカードアダプターがあります。今回のSIMカードカッターにもSIMカードアダプターが付属していましたが、今まで別の機種で使っていたSIMカードアダプターを使用する事にします。


今度はアダプターが必要になります。


SIMカードアダプターとの組み合わせ

・SIMカードの認識を確認

iPhone 4Sに切り抜いたNano SIMを挿入すると問題なく認識しました。SIMカードカッターは端子部分も切り抜いてしまいますが、問題なく使用出来ます。しかもこれは元が普通のSIMカードだったのをMicro SIMに切り抜いてから再度Nano SIMにしているので、通常サイズのSIMカードからもNano SIMに出来る事がわかります。


Nano SIMを認識しました


認識部分のアップです

・iPhone 5CにSIMカードを挿す

Nano SIMの動作確認も出来たので、今度はNano SIMをiPhone 5Cに挿入します。今回はSIMアダプターの必要がなくそのままNano SIMを入れる事が出来ます。切り抜いたサイズもピッタリで全く問題なく挿入する事が出来ました。


直接Nano SIMが入ります

・電源を入れる

先程電源が入る事と使用するNano SIMの動作ははすでに確認しているので安心です。Nano SIMを入れてから電源を入れるとあっさりとSIMカードを認識して立ち上がりました。この後に本題の設定をして終了です。特に引き継ぎたいデータもないのとそれほどアプリも必要ないので新規で設定しました。


Nano SIMを認識しました


Nano SIMの認識部のアップ

・使ってみてどうか

iPhone 5CはiOS 10までは対応している機種ですし、今でもiPhone SEが現行機種として販売されているので画面サイズを気にせず使えるアプリが多いです。iOS機は古めの機種でもゲーム等のアプリが高速で動く事が多いので、最新ゲームでもなければ普通に使用出来てしまいます。ただ、今回購入したのは8GBモデルなので、たくさんのアプリや音楽、映像などを保存したい方は16GBか32GBモデルを選ぶとよいでしょう。

・動作はどうか

いろいろとアプリを使ってみるとiPhone 5S世代の廉価版と言う事で、iPhone 5に近い性能だと思われます。かと言って使うアプリによっては一世代前のiPod touch 第5世代と大差ない事も多く大幅なパワーアップまでは感じませんでした。

・家電にする

iOS機器の便利な機能でメインのiPhoneにかかって来た電話を他のiOS機器(iPadでも)で鳴らす事が可能です。メインのiPhoneは持ち運ぶのを忘れないようにカバンなどに入れておいて、家族や友人からの電話は枕元のサブのiPhone 5Cで出るなどと言った使い方も出来ます。

・まとめ

iOS機器は古い機種でも比較的スムーズに動くので、普通に使えてコンパクトな機種を探している方には今ではかなり安価ですしiPhone 5Cはおすすめです。サブ機であればSIMフリーを選べば格安SIMなどで動かす事も出来ますし、屋外に持ち出さない家での専用機にする、緊急用にお子さんに持たせるなどいろいろな使い方が出来るのでおすすめの機種です。




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【レビュー】iPhone 5Cはまだまだ使えます」への2件のフィードバック

  1. iPhone 5Cユーザーです。
    主に置き時計・スマート家電製品のリモコン、車載用Wi-Fiルーターとして活用しようと思いましたが、透明度など設定を変更したり、アプリをかなり消しても最新のOSでは動作に難があります。
    比較的快適に使用できるとのことですが、自分ももっと工夫する必要がありそうですね。

    1. iPhone 5Cは今でもサブで使用しています。
      より快適に使用するには本体を一度初期化してから元のバックアップデータからは復元させず最小限のアプリなどで設定するとよいかと思います。

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