
・カシオのデジタル腕時計
カシオはG-ShockやProtrekなどアウトドアや激しいスポーツに向いているタフな腕時計を多く出していますが、アーティストなどが愛用するシンプルなデジタル時計にも魅力があります。時計の詳細だけでなくラバーバンドとメタルバンド両方に使えるクリーニング方法も書いていきます。
・ブラックチープカシオ
今回購入したのはCasio F91W-1JFとF-84W-1です。どちらも似たブラックベゼルにブラックベルトで液晶は通常の液晶タイプで反転液晶ではありません。とにかくどちらも軽く電池寿命も7年と1度買ったらあとは放置でよいくらい気楽な時計です。
・Casio F91W-1JF
チープカシオのブラックでラバーバンド仕様だと一番ベーシックなモデルになります。シンプルなデザインで文字盤も不変のこれぞまさにカシオのデジタル腕時計です。海外ではこのブラックかシルバーをアーティストが付けている事が多く、計算機付きはヒップスター系が多くはめています。
WR = Water Resist = 防水です(Water Resistantが正しい気もしますが)
・パーツもブラック
DW-5600BB-1(JF)などのソリッドカラーズのオールブラックも格好よいのですが、唯一残念なのがベルトの留め具部分とボタンがシルバーのままな事です。これは単色なら針もその色に統一してくるSwatchと違い日本メーカーらしい詰めの甘さです。チープカシオはなぜかベルトの金具もブラックでこだわりが見えます。ただ、残念ながらスイッチまではブラックではなくシルバーのままです。
・本物か確認する
人気が出てくると困るのが偽物の存在です。特に時計とバッグは偽物が多いので気をつけたいところです。正規店や大手家電量販店で買えばまず間違いはないですが、お手持ちのチープカシオが本物かどうか確認する方法があります。時計の右下のボタンを長押して本物だとCACIOと表示されます。あえて写真は載せないのでご自分で確認してみてください。
・クリーニングをする
ラバーバンドなので夏などに長時間使用するとゴミや汚れがついてしまいます。時計の細かい部分も汚れを取るのは大変なので、軽く中性洗剤で時計全体を洗ったら超音波クリーナーに入れると綺麗になります。この時自分で電池交換をした際に防水パッキンなどを交換していない場合などは、振動で内部に水が入り込む可能性があるので、本体は水に入れずベルト部分だけクリーニングするとよいでしょう。
・腕時計クリーニングの裏技
腕時計はベルトのジョイントや留め具、特にメタルバンドの時計だとヒンジを動かすピンが多く使われており洗い過ぎるとジョイントのオイル切れをおこしてしまいます。全部分解してグリスアップでもすればとも思えますが、時計をアルコールで綺麗にしつつ少し注油をしてくれる便利なスプレーがあります。それが電動シェーバーで有名なBRAUNのシェーバークリーナーです。このスプレーをメタルバンドに一吹きするとびっくりするくらいに綺麗になりアルコールが乾くとオイル分がうまくバンドに残ります。スプレー式なので機械式腕時計の本体にはかからないようにした方が賢明です。
・ラバーバンドの保湿に
メタルバンドはよいですがラバーバンドは乾燥や加水分解が大敵です。そこでバンドが白くなってくる前にラバー専用のもので保湿をするとよいでしょう。これも特別なものは揃えず車のタイヤやダッシュボードに塗るアーマオールなどゴムや樹脂系の艶出し剤で十分です。ラバーバンドを水洗いした後にアーマオールを少量塗るとくすみが消えてピカピカになり長持ちするようになります。
・Casio F-84W-1
F-91W-1JFと似た時計ですが、よく見るとフェイスやベルトが違います。ベゼル部分の八角形の斜めの部分の長さがかなり違います。この辺はG-SHOCKのモデル違いと似ています。
・パーツはブラック
F-91Wと共にF-84Wもベルトの留め具はブラックになっています。
・Protrekと比べてみる
チープカシオは普段使うのによいですが、海外旅行などで使用するには電波ソーラーと2カ国の時間表示が出来る時計が便利です。釣りや山登りのアウトドアには同じカシオのプロトレックPRW-1500YJを使用していて気温、高度、方位磁針のセンサー満載かつタフソーラーで世界の電波対応かつ2カ国の時間表示と海外旅行で完璧な時計です。
・本物のブラックブラック
Casio PROTREK PRW-1500YJが素晴らしく長く使用しているのは便利なだけでなく、反転液晶からボタンも金具もそして裏蓋まで全てブラックで本当のフルブラック仕様だからです。GA-2100やGA-2110などカシオークもフルブラックと言いつつ金具やボタンだけシルバーだったりと詰めが甘くいまいちだったりします。
・チープカシオを使ってみて
とにかく超軽量でメタルの時計をつけるのが面倒になるほど気楽に使えます。アーティスト御用達という事であるものの服装なども気をつける必要もあり組み合わせは逆に難しいかもしれません。メインで使用するかは別として格安なので色違いで数本揃えてしまってもよいでしょう。