【レビュー】格安なトレッキングポールはどこまで使えるか試してみた

– トレッキングポール

山登りやアウトドア散策に行くと金属やカーボンで出来たステッキのような物を使って歩いてる方をよく見かけ気になってる方も多くいると思います。特に年配の方だけが使ってるわけでもないし、持ち手がT字やI字になっていたり1本だったり2本だったりと種類もあり。トレッキングポールを使うとどんあ効果があるのかなど何種類かを試した後に格安のを手に入れてみたので使い勝手などを書いていきます。

– 格安ので平気だろうか

結論から先に書いてしまうと格安ので全く問題ありません。私が手に入れたのはAmazonで5,000円前後で売ってるMer Mondeのカーボン製のものでExponentやDabadaなどと時期によってメーカー名が違うだけで同じ物です。既に4〜5回使用しましたが壊れる事もなく軽くて快適です。これを手に入れる前は普通の価格帯のアルミ製のを使用してましたがとにかく軽い方が使っていて楽です。何よりアウトドアで使う物ですし傷とか気にならない安い商品はガンガン使えます。

*2021年3月現在 3,000円前後まで下がっています

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格安のトレッキングポール

– 軽いのを選ぼう

3,000円前後からも売ってますが軽量な物にかなうものなしです。検索するとDABADAと言うメーカーのが出てくると思いますが、こちらの良さは比較的軽量な210gで値段がより安く収納時に58cmになる事でしょう。Exponentのは170gで収納時は65cmですがリュックに刺しておいてもたいして邪魔にはなりません。とにかく短くまとめたい方もいると思いますが、この辺は好みで選ぶか両方手に入れてもまだ有名ブランドのトレッキングポールより安く済みます。

– シングルかダブルか

ほとんどの格安なトレッキングポールは2本セットですし、実際山道などで使うなら2本の方が歩きやすいので、普段の街歩きでも杖を使わないと辛いと言う方以外は2本セットにしておきましょう。持ち手も同じ理由で2本で使うならI字の方が使い勝手がよいです。2本あれば下りや滑りやすい場所で一緒に行かれた方や慣れない方に1本貸すなど出来ますし持っておいて損はありません。ハンドルの持ち方はスキーのストックと同じです。Stock(ストックと言うかシュトック)やはドイツ語で英語ではStick(スティック)の方を使います。ステッキはStickからの外来語です。もちろんTrekking polesでも通じますが、普通に英語で会話するならSticksがいいと思います。

– 全身運動になる

なんで使うかを勘違いされている方が多いですが、トレッキングポールは歩きづらいから使うのではなく、脚だけ使う動きを上半身も含めた全身運動にするために使用します。車が二輪駆動から四輪駆動になるよう、両足だけの動きから両手両足を使った動きになります。もちろん同じ登る力が必要なところで上半身も使うので下半身の疲れが少なくなります。ノルディックウォーキングなどもエクササイズやスポーツとして定着してきていますし、山歩きのついでにエクササイズくらいの気分で使ってみるのもよいと思います。

– 下りが速くなる

急な下り坂って一気にペースが落ちますし、滑りやすいとトレッキングシューズを履いてるとは言え腰がひけてしまいます。こんな時にトレッキングポールが活躍します。下りでは若干長めにセットしておけば腰をかがめる事なく安定しやすくなります。私も毎回山歩きで一度は滑るか転んでいましたが、トレッキングポールを使い出してからは格段にペースがあがり滑る事も減りました。

– 低山でも持っていこう

平坦なところや低山のハイキングやトレッキングでも、全身運動になるのでトレッキングポールは有効です。私が最近行った高尾山〜陣馬山〜相模湖の30kmトレッキングでも活躍しました。しかも急に腰や膝が痛くなったり怪我した時のサポートにもなりますので、若い方で体力に自信があるグループでも1人はトレッキングポールを持っていると安心です。足首をくじた人を背負って下りるのは大変ですよ。

– キャップはどうする

トレッキングポールの先を見るとラバーキャップがついていると思います。これははずすと金属のティップが出てきます。土などに突き刺すためなのですが、先は金属なのでそのまま使うと木の根や木製の階段などを傷つけてしまいます。ずっと土の上しか歩かないならはずしてもいいですが、途中でアスファルトや岩場があると音はうるさいので普段はキャップはつけっぱなしがいいと思います。私もどこへ行くにしてもキャップはつけっぱなしです。

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ラバーキャップはモンベルの物に交換済み

– キャップをなくしたら

この格安トレッキングポールの唯一の難点は最初についているラバーキャップが薄く低山でも2回も歩くと削れてティップが出てきてしまいます。あとは単に差し込んであるだけなので、岩にひっかかりなくしたりする場合もあります。この格安トレッキングポールはモンベルの製品と直径が全く一緒なので、モンベルのポイントプロテクターに最初から付け替えておくのもよいと思います。

– まとめ

格安のトレッキングポールでも問題なく山登りなどに使用出来ますし、まずは効果をしりたいと言う方におすすめします。一度格安のを使ってみて気に入ったらいずれ有名ブランドの物などに買い換えるのもありだと思います。





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