・破損ファイルを修復
きちんとコピーしたはずの写真や動画のデータが壊れていて見られなかったり、USBメモリーでデータを渡そうとしらたなぜかファイルが開けないなど突然のトラブルを誰もが経験した事があると思います。そこで壊れたデータを修復するファイルリペアソフトを使用してみる事にしました。使用方法から使い勝手などを含めて書いていきます。
*この記事はメーカーより商品の提供を受けて投稿しています
・EaseUS Fixo
今回使用するのはEaseUS Fixo(イーザスフィクソ)です。EaseUSと言えばファイル復元ソフトであるData Recovery Wizardやパーティション管理ソフトPartition Master などを出しているPC、Macやスマートフォンのデータユーティリティソフトで有名な会社です。EaseUS FixoはそのEaseUSが出すデータ復旧ソフトと言う事で期待が出来ます。
・体験版をダウンロード
今回はMac版であるEaseUS Fixo for Macを使用してみます。もちろんWindows版も用意されているので、お使いのコンピュータに合わせてダウンロードが可能です。体験版の機能は限られていますが、修復したいソフトが直せるかどうかを調べる事が出来るので、まずは体験版を使用してみるのをおすすめします。
EaseUS Fixo体験版ダウンロードはこちらから(メーカーのリンクが開きます)
・ソフトをインストール
ダウンロードしたファイルを開くとインストーラーの画面の上部に表示されたアイコンをダブルクリックします。ソフトのサイズは小さくインストール自体はすぐに終わります。日本語版ソフトのファイルですが、インストーラー画面は英語で表示されました。
・モードは3つ
ソフトを起動するとシンプルにビデオの修復、ピクチャー修復、ファイルの修復と3つのモードが表示されます。
ビデオの修復モード:MP4、MOV、MKVなどの破損を修復します
ピクチャー修復モード:JPGなど開けない画像ファイルを修復します
ファイルの修復:.docx、.xlsxなどオフィスやPDFのファイルを修復します
・簡単操作
起動画面と同様に操作もシンプルにファイル修復が出来るように作られています。使い方は簡単でファイルに合わせてモードを選んだら修復したいファイルを開いて修復ボタンを押すだけです。
1. 修復したいファイル種類に合わせてモードを選ぶ
2. 修復したいファイルを開く
3. すべてを修復を押す
4. 修復されていたら保存、修復されていなかったら高度な修復を選ぶ
同じ状態で作成された正常なファイルをサンプルとして使用します
・画像の修復
画像の修復も動画の時と同様にモードを選んだらファイルを読み込んで修復を押すだけです。デジカメやスマホの写真データに使用する方が多いと思うのでJPEGデータを読み込んでみました。
・ファイルの修復
ワードやエクセルなどMicrosoft OfficeやPDFのファイル修復が行えるファイルの修復モードです。試しに破損した.ZIP圧縮ファイルを開こうとしましたが、非対応でした。
・製品版にアップグレード
複数のファイルを修復して保存するまで進めるためにPro版にアップグレードする事にしました。画面左下の今すぐアップグレードかライセンス認証を押すと購入画面が表示されます。今回は製品版のライセンスを所有していたので、左下のライセンスを入力を押してアップグレードをします。EaseUSの他のソフトと同様にライセンスは1ヶ月、1年、永年と選べるようになっています。
・破損ファイル
今回使用している破損ファイルはフォーマットしてしまったハードディスクを更に違うフォーマット方式でフォーマットしてから復旧させたファイルとなり、通常の破損ファイルより状態がよくないと考えられます。フォーマットしてしまったファイルを復旧するファイル修復ソフトは同じEaseUS Data Recovery Wizardが精度も高くおすすめです。
【レビュー】無料版もあるデータ復旧ソフトEaseUS Data Recovery Wizard Proを試してみました【MacとWindows両対応】
・まとめてファイルを修復
デジタルカメラやスマートフォンの写真ファイルをまとめて修復するのが一番多いケースだと思われるのでフォルダー単位で破損した.JPGファイルを修復してみます。ファイルを開く際にフォルダー内の複数ファイルを選ぶと一度に複数のファイルを開く事が出来ます。
・ファイル修復に成功
複数ファイルをまとめて修復するとファイルによって成功して写真が表示されました。これはファイルのダメージの程度にもよると思いますが、かなりの成功率です。
・修復ファイルのプレビュー
Gibson Les Paul Standard Blueberry Burstの写真が修復さたのでプレビューで確かめてみます。修復された写真の横に目の形のアイコンが現れるので、そこから画像のプレビューが可能です。復旧は1通りではなく1つのファイルに対して複数のファイルを作成し精度を上げているようです。
・修復したファイルを保存
プレビューで確認した写真ファイルのみを保存してみます。保存する際に修復済みと言う名のフォルダーが作成され修復時に作成された複数のファイルがまとめて保存されます。
・修復したファイルをまとめて保存
修復されたファイルをまとめて保存するためにすべてを保存を選ぶと修復済みフォルダーの中に修復されたファイル名の付いたフォルダーが作成され、修復済みの全てのファイルが保存されます。
・修復したファイルを確認
様々なフォルダーのデータを修復してみてその中のファイルを実際に開いてみました。フォルダーによって修復具合は違うもののアイコンの状態で既に問題なさそうな.JPGを開くと完全に修復されていました。
・動画ファイルをまとめて修復
以前より開けなかった.MOVフォーマットのムービーデータをまとめて修復してみます。動画ファイルは写真データに比べるとファイル容量が大きいので読み込みに時間がかかるので修復も含めて余裕のある時にやるといいでしょう。
・SDカードのデータを修復
上で試した通常より破損しているであろうデータではなくSDカードから復元し破損していた画像ファイルを読み込んでみました。破損状態がそれほどでもないからかかなりの高確率で画像ファイルの修復が出来ました。
・EaseUS Fixoを使ってみて
今回EaseUS Fixoを使用してみるとファイルの破損状態によるもののファイル修復の精度は高く、ここぞと言う時に活躍してくれるソフトだと感じました。特にUSBメモリーなどで大量の画像データのやり取りをする方などは、ファイルが壊れる前に用意しておくマストなユーティリティソフトだと思います。現在開けないソフトがある場合はまず試用版で試してみてから製品版を購入するのをおすすめします。