・新型コロナウイルスワクチン接種予約
新型コロナウイルスの感染予防のワクチン接種が始まっていますが、ワクチン不足などにより自治体の集団接種や自衛隊の大規模接種センターなどでも予約が取りにくい状況が続いています。ここでは実際に1分で予約を確定させた方法を元に自衛隊による大規模接種センターの予約の取り方のコツと裏ワザについて書いていきたいと思います。
・自衛隊の大規模接種センター
各自治体による集団摂取やかかりつけ医などによる個別摂取などは基本的にその地域の住民のみとなりますが、自衛隊が行っている大規模摂取(8月12日現在、東京と大阪)は住民票がある地域に関係なく摂取予約をする事ができます。会社へ出社したり出かけた際に接種する事などが可能になります。
・予約のコツ
まずは予約のコツから先に書いてしまいます。数回自衛隊による東京会場でのワクチン接種予約を試してみたところ開始1分で予約が取れたのでその時の方法です。はっきり言うと”リロードはしない”これだだけです。一度自衛隊での大規模接種の予約を試してみた方はわかると思いますが、予約開始時間直前にログインすると”予約はまだ開始しておりません”表示されます。その画面の状態でリロードせずそのままにしておいくと予約開始後に”この画面を開いたままままお待ち下さい”の画面面に切り替わりますが、そこでもとにかく触らずリロードはしないと言うことです。パソコンやスマホに詳しい方であればこれだけで取れてしまうと思いますが、下にも詳しく方法を書いておきます。
*東京会場のウェブ予約で検証した後に、同様の方法で大阪会場でも予約画面までいきました
・予約開始はいつなのか
以前は毎週金曜の18時に予約が開始されていましたが、8月12現在予約は毎週月曜と木曜の18時からとなっています。今回のやり方で試す場合できれば数時間前に用意は済ませておくとよいでしょう。ニュースによると予約期間は2021年8月末での予定が現在9月末まで(追記:2021年11月まで延長されました)延長されているとのことです。
*現在11月末までの延期が発表されているので、9月の末には10月に行う初回接種の予約が再オープンすると考えられます
・予約するための用意
まずはスマホの場合でもパソコンでも必要なのはご自宅に届いた接種券番号と市町村コード(自治体番号、東京と大阪で呼び名が違いますが統一した方がよいでしょう)ですので、お手持ちの接種券を確認しましょう。なくされた場合は再発行が可能なので、お住まいの自治体に問い合わせましょう。
・会場と希望日時を決めておく
予約入力時に悩まないようにどこの会場(東京会場だとA〜Dに分かれています)にするか、予約の日付と時間帯の希望は先に決めておきましょう。予約可能な期間は予約日が増えた際に短くなっているので、記載されている自衛隊のサイトで調べておくとよいでしょう。
・接種番号をメモ帳に書き込む
ブラウザーによりますが、自衛隊のサイトは自動ログインが出来ない場合が多いと思うで、この10桁の接種券番号と6桁の市町村コードをメモ帳などに書いておきます。
・接種券番号をコピーしておく
市町村コードは6桁で覚えられると思うので、メモ帳などに書いておいた10桁になる接種番号をスマホやパソコンでコピー(コピペ)しておきます。これは予約が開始して予約ページに飛んだ時により素早くログインするために使用します。自衛隊のシステムの場合必要なのはこの2つの番号とご自分の生年月日になり、生年月日はプルダウン方式なのでコピーをする必要はありません。
・事前に予約サイトにアクセスする
できれば予約する時間の数時間前の通常通りにログイン出来る時間帯(16時など)に下のリンクから一度ログインしておきます。この画面でログインの方法もわかりますし、仮にキャンセル待ちが出ていればラッキーですし、ログインしたらそのままの状態で放置しておきます。大阪会場予約では最初のページで市町村コードを入れる必要があるもののその後は同様のやり方ですすめる事が出来ます。
東京会場:自衛隊による新型コロナウイルスワクチン大規模接種の予約ページ
大阪会場:自衛隊による新型コロナウイルスワクチン大規模接種の予約ページ
・予約開始前
ログインしたままの状態で予約開始日の17:30頃に画面を確認すると自動で再読み込みされる場合は”予約はまだ開始しておりません”の画面が表示されます。この画面が表示されずログイン画面のままの場合は会場選択などどれかボタンを押すと自動で予約開始前の画面へ飛ばされます。
・予約開始
ここでリロードせずそのままにすると予約開始の18時前後に自動で”この画面を開いたままままお待ち下さい”の画面になります。この画面が出た後も再度リロードはせずそのままの画面のまま放置しましょう。ほとんどの場合予約は18時ちょうどに開始されるようですが、17:55に開始された事もあったので出来る限り早めに余裕をもって用意をしておくとよいでしょう。
・自動再読み込み
スマホのブラウザーだとわかりやすいですが、放置していると一定間隔で再読み込みをしているのがわかります。これで正常に動いているのでログイン画面に切り替わるまで待ちましょう。
・自衛隊のログインシステム
自衛隊の大規模接種の予約は人気のコンサートや映画のチケットなどで見かける順番待ちの順に繋ぐシステムではないかと思われます。このためせっかく待っていてもリロードすると最後尾に回されるため繋がりにくいと感じる方が多いのだと思います。映画館のサイトなどは100番目にお待ちですなどリアルタイムに待つ人数が表示されるので、自衛隊のサイトも待機人数を表示した方がリロード攻撃がなくなってよいのではと思ってしまいます。
・画面は1つだけ
スマホで予約する場合もパソコンで行う場合もリロードをしないので開くブラウザーの画面は1つでよいです。パソコンのブラウザーはいろいろと機能があり自動読み込みをしなかったりする場合があるので、スマホでも画面を開いておいた方がよいでしょう。
・WIFIは切る
パソコンとスマホで予約を試す場合などは同じWIFIからだと同一IPアドレスとみなすかもしれないのと回線を変えておいた方が確率は上がるので、ご自宅でスマホが自動でWIFIに接続する設定の場合はWIFI接続は切って4Gや5Gなどに切り替えておくとよいでしょう。
・本当に予約出来るのか
1回目の接種の予約が成功した後に今回のやり方で東京会場での予約を再度試してみたところ、4G接続(楽天モバイル)のiPhoneで予約開始から1分、パソコン(MacでブラウザーはChrome)で3分ほどで自動に予約ログイン画面へ到達する事が出来ました。今のところWIFI接続していないスマートフォンの方がログインする時間が短くなっているので、お手持ちのスマホで試してみる事をおすすめします。
*追記:大阪会場はパソコンで20秒、スマホで40秒でであっさりとログイン画面までいき日程選択の画面へいく事ができました
・ログインする
ログイン画面は予約開始以前に試した最初の画面と同様のページなので、予約画面に切り替わったら一番下へスクロールして先程コピーしておいた接種券番号をペーストして地域番号と誕生日を入力してログインします。
・時間を決める
ログインする順番にもよりますが、開始直後だと当たり前ですがほぼ全ての日付と時間が空いています。ここで悩んでいる間に予約が埋まってしまわないよう、希望の日と時間帯は事前に決めておきましょう。
・会場は分かれている
希望の時間や日程が埋まっていた場合でも同じ会場でもABCDと接種場所が分かれているので、最初に選んだ接種場所から変更すると希望の日程や時間が取れる可能性もあります。スクロールダウンする方が少ない事を考えると一番下に表示される会場から試す方がよいかもしれません。
・画面の自動オフを解除
iOSの最新版などは一度ロック画面になるとそれまでにコピーしていたデータが消えるようになっているのと自動読み込みを待っている間に画面が消えてしまうのを防ぐために予約開始時間前にはスマホやパソコンの設定で画面の自動ロックを解除しておくとよいでしょう。
・2回目の予約
自衛隊での大規模接種は2回目の予約がわかりづらく、この取りづらい予約をもう1度やるのかと思っている方も多いと思いますが、自衛隊での大規模接種の場合は現地で1回目を打った後に2回目の予約をその場で取ってもらえるので安心です。
・どれくらい大規模なのか
現地で聞いたところ1日1万〜1万2千人(ニュースによると東京会場が1万5千人、大阪会場が5千人)に接種をしているとの事で、これを聞くと予約が取れる気がしてくるかと思います。しかも自衛隊での大規模接種は土日祝を含んで毎日行われているのでより希望がもてます。予約開始から10分間の時もあれば長い時で1時間予約を受け付けているのでその間にログインする事ができれば予約が可能になります。
・ワクチンの種類
8月12日現在、自衛隊での大規模はモデルナのみとなっていて、ファイザーは自治体や個別のかかりつけ医などの多くで扱っています。これは今後状況によって変更されるので予約したい時期が近づいたらまめに情報をチェックしておくとよいでしょう。
・自治体による集団接種
自治体による集団接種に関してはお住まいの自治体によりますが、使用している予約のシステムは同じ(自衛隊のとは別のシステムになります)になると思います。最初は自治体の予約をしていて自衛隊の大規模接種に切り替えたので自治体の予約に関しても書いておきます。
・予約は比較的楽になっている
自治体による集団接種は行っている自治体にもよるでしょうが、予約出来る人がその地域のみの方で限られているのもあり予約開始と同時ログインすれば比較的楽に予約が可能になります。このためお住まいの自治体のページにあるいつ予約が開始して追加されるか(特に1回目)を調べておくとよいでしょう。ただ、自治体によっては土日祝で接種を行っていなかったと好きな日を選ぶ事は難しいかもしれません。土日祝が絶対と言う方は毎日接種している自衛隊の大規模摂取がよいかもしれません。
・自治体による集団接種のキャンセル待ち
予定が変更した、他で予約が取れたなどでキャンセルする人が必ず現れますので、時間帯を決めて何度かリロードをするとXマークが△に変わる事があります。その△マークをクリックすると時間帯の予約画面に移りますが、まず複数空いている事はないので好きな時間帯を選ぶ事は難しいです。自衛隊での大規模接種の予約ページだとほぼキャンセル待ちが表示されないかされてもすぐ埋まってしまうので、キャンセル待ちを狙うなら自治体の集団接種がよいでしょう。
・自動ログイン対応
なにかといけてないと言われる自治体ですが、ログイン方法に関しては自衛隊のページよりよくログインネーム(接種番号)とパスワード(生年月日)の自動入力に対応しているので、最初にログインする時にお使いのブラウザーに保存してしまうとよいでしょう。
・自治体による2回目の予約
自治体の集団接種の場合は2回目の予約もウェブ上で可能になります。1回目の予約ができた場合に2回目の予約をするかと聞かれますが、これがわかりづらく実は1回目の予約は確定していて2回目の予約も日程入れ替えがしづらく1回目の予約も取れていないかの様に見えるので、1回目の予約と2回目の予約は別々にした方がよいでしょう。
・予約の入れ替え
自治体のシステムだとより都合のよい時間帯などのキャンセル待ちが出た場合などに予約を入れ替える事ができます。時間帯にもよりますがキャンセルが出て数分はそのままだったりする事もあるので、数時間くらい時間帯のリロードのために粘る価値はあると思います。自衛隊のシステムはこの予約の入れ替えが不可能(そもそも予約を入れていると予約ページに進めない)なので一度予約を取り直してから再度予約をする(ほぼ不可能)事になります。
・二重予約はやめましょう
上にあるように自治体と自衛隊では使用しているシステムが全く異なるので二重予約が可能になっている現状でこれはまず解消されないでしょう。自衛隊であれ自治体であれ予約を両方取れた場合は即座にどちらかの予約を取り消しましょう。数が足りないと言われているワクチンですし連絡無くキャンセルすると1名分ワクチンも無駄になり、本当に必要としている方に行き渡らなくなってしまいます。自衛隊の予約の場合は他の予約をしてないか、もしくは取り消す予定かチェックする項目が出てきます。
・日程は余裕をもって
人によって熱が出たり体調を壊す方もいるので、接種した日と次の日は仕事を休むか休みの前日に接種するなど余裕をもって予定をたてるとよいでしょう。
・自衛隊での接種
健康診断のように非常にシステマチックになっていて、接種後の15分の待機時間を含めても30分程度で終了します。帰宅時に会場の表示には40〜50分と書いてあったので、まず1時間もあれば全てが終わると思われます。
・副反応への用意
以前は解熱鎮痛剤(カロナール)を接種時に渡していたところもあるようですが、現在は中止されているようなので、ロキソニンなどの解熱剤や水分補給や栄養補給のためのドリンクやゼリー、頭を冷やすため冷却ジェル枕(水枕)など各自用意しておく必要があります。アセトアミノフェン系(ノーシン、セデス、エキセドリンなど)は幅広い方に使用出来るのもあり現在はドラッグストアなどで品薄になっていて、身体に合うのであればイブプロフェン(イブなど)やロキソプロフェン(ロキソニンなど)などの解熱鎮痛剤があるので薬局の薬剤師などに問い合わせてみるとよいと思います。病院などでも解熱剤や痛み止めは処方はしてもらえますが、副反応で高熱が出てから病院やかかりつけ医まで出かけるのはさすがきついので解熱鎮痛剤自体は事前に用意しておく方がよいでしょう。
・まとめ
ワクチン不足が言われますが自衛隊の大規模接種は毎日相当数をこなすようですし、ウェブ予約で開始直後にリロードしないコツさえわかれば予約が比較的取りやすくなるかと思います。ワクチン接種も進んでいますし1度打った方は予約の取り合いに参加しないわけですし、自衛隊の大規模接種や自治体など今後より取りやすくなるのではないかと思います。