・パーツを黒くする
オレンジのテレキャスターのパーツを黒いものに入れ替えていて、なかなか見つからなかった黒いペグがやっと手に入ったので交換する事にしました。
・ブラックペグ
手に入れたブラックのチューナー(ペグ)はメーカー問わず低価格のギターによく使用されているOEMのもので、このブラックのタイプはIbanez RG370DXかRG350MDXに取り付けられていたものと思われます。
・黒化計画
使用するのはSquier Affinity TeleでカラーはCPO(コンペティションオレンジ)です。各パーツをブラックにするために少しずつ進めていて、現在はつや消し黒のピックガードとブラックのシャーラー互換のエンドピンに交換してあります。今回のチューナーを交換してから直列のターボ化と共にコントロールパネルとブリッジもブラックのものに入れ替えました。
・そのまま取り付けられる
Squier Affinity Teleのチューナーは手に入れたブラックのものと全く同じ型で取付部に突起がありそのまま交換する事が出来ます。Fender PlayerシリーズやFender純正のロッキングチューナー(ロックペグ)は突起もあり形状は似ていますが、互換はないので無加工で交換をしたい場合は気をつけましょう。
・工具を揃える
ペグ交換に必要な工具を揃えます。弦を交換する際にペグを交換してしまうのが一番よいですが、弦を再利用する場合はストリングワインダーがあった方が便利です。ペグそのものを取り外す歳は六角形のナットを取り外す必要があるので、ボックスやラチェットレンチ、もしくは六角レンチが必要になります。楽器用は特に車やバイク整備に使用するようなスナップオンやベータの最高のツールは必要ありません。
・ペグを取り外す
弦を緩めるか交換の場合は切ってペグ側からはずします。ヘッド表側にある六角ナットを取り外すと簡単にペグ全体が取り外せます。取り付け穴にはスリーブを圧入しないタイプなのもあり取り外しが楽でコスト削減にも一役かっています。
・サイズを測る
デジタルノギスで取り付け経を図ると9.8mmなので10mm穴用だとわかります。定規などでは直径は測りづらいですし、他の工作や改造などで役に立つのでノギスは安いのでもよいので1本は用意しておきましょう。
・穴が2つ開いている
スリーブもヘッド裏側のネジを使用せずにペグを固定するためにヘッド裏に2つの穴が開いていてそこにペグの突起を差し込む優れた設計になっています。Fender Playerシリーズのギターも同様の形状でヘッド裏面にネジを使用していません。
・ペグを取り付ける
全く同型のペグなのもありギター側の加工を必要とせずペグを入れ替える事が出来ます。取り付けは取り外しの逆でペグ本体をヘッド裏から穴を合わせて差し込み六角ボルトのパーツをヘッド表からねじ込んで固定させるだけです。この際にワッシャーの向きだけ間違わないようにしましょう。
・ブラックペグ
サイズが全く同じなため取り付けはあっさりと終わります。車などと違って取り付けトルクの表がありませんが、楽器は音の振動がすべてなので締めすぎない程度にきっちりと締めておきましょう。
・ストリングガイド
変わったストリングガイドと思った方もいるでしょうが、これまではモントルー製のローラーストリングガイドを使用していました。せっかく黒いペグになったのもあり、ストリングガイドも黒化する事にしました。使用するのはGotoh製の黒いストリングガイドで以前は同じタイプのシルバーのを取り付けていました。
・ストリングガイドを交換する
元に付いているローラーストリングガイドを取り外して、黒いストリングガイドと入れ替えます。木ネジを取り付ける穴が大きくなっている場合は穴を爪楊枝と木工ボンドなどで再生してからストリングガイドを取り付けましょう。
・弦を張る
もともと張っていた弦を取り付けたペグに戻してチューニングを合わせたら完成です。ブラックも元々のシルバーも全く同じペグのはずですが、工場そのものかリビジョン違いのためかブラックのペグの方がスムーズでチューニングの安定感が上がりました。そしてなにより見た目が格好良くなりました。
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