ページ目次
1:揃えたパーツ詳細
2:コントロールプレート組み立て
3:ピックアップとブリッジ
4:コントロールプレート配線
5:トレブルブリード配線
6:ピックアップ改造
7:パーツ取り外し
8:ブリッジ取り付け
9:回路パーツ取り付け
10:ブリッジ組み立て
11:クリーニングと最終調整
・クリーニングする
弦を張っていない状態のギターは最大のクリーニングの機会なので、ボディやネックなどの全てを綺麗してしまいます。ボディはタートルワックスで指板裏はギブソンギターポリッシュで磨くとピカピカになり手の滑りもよくより弾きやすくなります。
・指板をクリーニングする
スクワイヤーテレキャスターの指板は(初期だけ)ローズウッドなのでジムダンロップのレモンオイルでクリーニングと保湿をします。レモンオイルのボトルは直接使用せずコットンパフかキッチンペーパーなどを使用して指板に塗り込み、細かいフレット横は綿棒などで塗り込みます。何でも塗りすぎは良くないのでレモンオイルを指板全体に塗ったら乾拭きをします。
・コーティング弦に注意
エリクサーOptiwebを張るのですが、先に言うとコーティング弦はターボ改造をして出力を上げるとアースが取りづらくなるのでおすすめではありません。アースが取れないわけではないのですが、スイッチを切り替えて直列にした時に弦から手を離すとノイズが大きくなりやすいです。ペダル側で消せるノイズレベルではありますが、ターボ改造の時は通常のコーティング無しの弦を使用した方が確実でしょう。このターボ改造のテレキャスターもエリクサーOptiwebを試した後にダダリオのNYXLに張り替えました。テレキャスター用だとバランスドテンションのNYXL0940BTがおすすめです。
・弦を張る
GOTOH In-Tuneブリッジは弦の表通し対応なのでブリッジ側から弦を通していきます。1〜6弦まで弦を張ってチューニングをしたらヘッド側の弦の余りをストリングカッターで切り取ります。弦は太く刃がこぼれやすいので専用の工具を使用しましょう。これえパーツの取り付け関連は終了ですがまだ終わりではありません。
・音出しをする
弦を張ったのでアンプにギターをつないで音出しを確認します。ステップごとに通電の確認をしていたのもありあっさりと音が出ました。スイッチポットの切り替えでの直列ターボの音圧アップも確認しました。ノイズは直列時に増えるのでアースの位置やシールドなどを工夫する必要があります。(ダダリオNYXL弦に変えてかなり減りました)
・ギターを調整する
サドルの位置など大体は合わせてありますが、イントネーションが完全にあっているわけではなく、それ以外には弦高やピックアップの高さの調整をする必要があります。ピックアップの高さはサドルの調整と共に弦高が決まらないと調整が出来ないので、まず弦関連から調整します。GOTOHのブラスサドルは3連ですがぴったりにオクターブチューニングが合います。調整にはギター用のマルチツールと弦高やピックアップの高さの調整にはダダリオストリングハイトゲージを使用します。
・直列ターボ改造終了
セレクターでの前後ピックアップの切り替えを確認してからトーンポットを引くと直列ターボがかかり音が大きくなり音質もパンチのある迫力ある音になりました。Fenderピックアップの出力の高さもありスクワイヤー純正のセットアップからは考えられないほどパワフルになりました。ソロの時に直列にするのもよいですし、パワフルにずっとターボをかけ続けるのもありです。ターボ改造のよいところ改造前と同様の並列接続で前後ピックアップとミックスの切り替えは出来て出したい時だけパワーを出せるところです。
・トレブルブリードも確認
直列だけではなく回路にFender USAのトレブルブリードを音響用高級パーツで組み込んだのでボリュームを絞って弾いてみると音質の可変が最小のまま音が小さくなります。トレブルブリードの特性を利用して通常ではボリュームを下げておいてソロになったらボリュームを上げるなど演奏の幅が広がります。
・黒化計画も同時に終了
これまで少しづつ黒いパーツに入れ替えていたスクワイヤーテレキャスターの黒化計画も黒いコントロールパネルとブリッジを取り付ける事によって終了しました。音質と共に見た目もよくなり完璧な仕上がりとなりました。スクワイヤーやフェンダーだけでなく前後シングルピックアップのテレキャスターであればターボ改造で強烈なパワーと以前の音の両方が楽しめるので是非挑戦してみてください。