・組立精度を上げる
FenderやSquierのギターやベースのネックを取り付けけるためのプレートを交換する事にしました。
・SCUDネックプレート
今回購入したのはSCUD(Gotoh)のネックプレートで型番はNP-3B、カラーはブラックです。プレートと取り付けネジのセットです。
・ネジの長さに注意
先に書いておくとスクワイヤーテレキャスターのボディはUSAのテレキャスターなどよりボディが薄いので付属のネジを使用するとローズウッド指板まで突き刺さるので使用する前に必ず長さを確認してから使用しましょう。
・ネックプレート
FenderやSquierのギターやベースはGibsonのような木同士を接着させるセットネックではなくボルトで取り付けるボルトオンネックになっています。この取り付け部のプレートを交換して音質と見た目の向上を目指します。
・スクワイヤーテレキャスター
ネックプレートを交換するギターはSquier Affinity Teleです。細めで薄いネックでとても弾きやすいギターです。取り付けてあるのはSquierロゴの入ったシルバーのメタル製のバックプレートになります。
・ネックプレートを取り外す
ネックプレートを取り外すにはまずは弦を取り外すか緩めます。ネックプレートは4本の長い木ネジではまっているだけで簡単に取り外せますが、ネックのネジ穴やネックポケットが壊れないように慎重に行いましょう。
・ネックプレートを比べてみる
改造用として厚みのあるネックプレートもありますが、SCUDのネックプレートは純正品と同等の形状でブラックの裏面に焼入れの跡があります。
・ネックポケットを見てみる
せっかくネックをはずしたのでボディ側のネックポケットなどを見てみる事にします。ほとんどの場合が製造年などが記載されています。ネック側にはネック裏のサテン塗装をする時に吊るすために使用したであろうネジ穴が開いています。ネックの仕込み角は木工の精度ではなくシムで調整してコストを下げているようです。
ネックの刻印と塗装時に吊り下げるための5つ目の穴が開いています。
・クリーニングする
ギターは弦が貼ってあるとクリーニングしづらいので、ネックを取り外したこの機会にネックもボディも細かい所までクリーニングをします。Squier Teleの指板はローズウッド(この後の型はパーフェローになり現在はインディアンローレルです)なのでレモンオイルで汚れを取って潤いをあたえます。レモンオイルと言えばジムダンロップで海外のギターストアでもよく使われていてローズウッド系のネックの場合は用意しておきましょう。
・ボディもクリーニング
ネックをクリーニングしてボディ側もワックスをかけます。ボディのワックスがけにはラッカーなのを問わずタートルワックス、ネック裏のサテン塗装にはGibsonポンプポリッシュがすべすべになるのでおすすめです。タートルワックスは単なるカーワックスですが、以前海外の有名なビンテージギターショップで古いラッカーのギターを何で磨いているか聞いたらタートルワックスだけと言うので(拍子抜けしましたが)それから愛用しています。ギブソンポンプポリッシュはラッカー製ボディにも使用出来るのでボディのクリーニングはこの2本があれば十分です。
・ネックを取り付ける
てネックを元の位置に戻します。ネックポケットの根元側の塗装が割れやすいので丁寧にネックをボディにはめましょう。
・取り付けネジの長さに注意
スクワイヤーのネックプレートのネジはSCUDの付属のものより短いです。これはスクワイヤー製のテレキャスターのボディが薄く作られているからで、SCUDのネックプレート付属のネジを合わせてみるとローズウッド部分まで突き刺さります。使えない事はないでしょうが、指板部分が浮いたり割れたりする可能性があるので、スクワイヤーのテレキャスターには使用しない方が賢明でしょう。
・元のネジを使用する
どのパーツにも言えますが完全に合うサイズのネジは元々付いている純正ネジには敵いません。ブラックのプレートと色がズレますが、まずは元に付いていた取り付けビスを使用する事にしました。サイズの合うブラックのネジはまた別途探す事にしました。
・ネックプレートを交換してみて
ネックプレートを交換してきっちりとネジを締め込むと振動がダイレクトになり音が締まってきます。これは取り付け精度の関係もあるので、ネックプレートの取り替えずにも元の取り付けネジを増し締めするだけでも効果があります。見た目ではボディに合う好きなカラーにするとより愛着もわきます。