・海外へデジタルのみで
海外旅行でパスポートとチケットを用意したら次は搭乗と入国のための大量の書類を用意する必要があります。そこで紙に全部プリントして対応するのも前時代的なので、スマホのみのデジタルデータだけで海外への出国から入国まで対応出来るかを試してみました。
・海外渡航で必要な書類
海外へ行くにはまず有効期限のあるパスポート、航空券の予約が必要です。以前はそれだけでよかったですが、現在では新型コロナウイルスワクチン接種証明書と陰性証明書、そして入国する国によって必要な書類や誓約書などが必要になります。
*毎週のように規則が変更されるので最新情報を確認しましょう
・アメリカへ行く
今回は米国へ行くためパスポートとチケット以外では、ワクチン接種証明、陰性証明書、入国のためのESTA、宣言書が必要になります。宣言書(現在は不要)はオンラインで入力するだけなのでそれほど時間はかならないかと思います。
*2022年6月12日から海外から米国に入国する際に、陰性証明及び宣誓書の提出が不要となりました
・ワクチン接種証明アプリ
ワクチンを2回以上接種して2週間以上経たないと飛行機に搭乗する事が出来なくなりました。現在3回目、4回目とワクチンを打っている方が多いと思いますが、海外旅行へ行く際は早めにワクチンを接種しておきましょう。以前は自治体にパスポートを送ると紙で印刷された陰性証明書が発行されましたが、現在ではアプリで対応しているのでワクチンを打ったらスマホにワクチン接種証明アプリをインストールしておきましょう。
*米国行きでは必要なくなりましたが、またいつ他の件で必要になるかわからないので対応はしておきましょう
・PCR検査を受ける
今では新型コロナウイルスの陰性証明書がないと海外渡航が出来なくなりました。搭乗日の前日以内に受けた検査での陰性証明書が必要になります。これは英語表記で誕生日などの記載が必要になります。検索で出てくる医者は2万円とか請求してくるぼったくりなので、木下グループなど安価でサービスを提供しているところを利用するのがよいです。2022年5月以降、木下グループのPCR検査ではパスポート番号、誕生日、国籍などを記載してくれるオプションがあるので海外旅行や出張の時に利用する事が可能です。
木下グループのPCR検査に関してはこちら(木下グループのページです)
・ESTA申請
米国へ渡航する前に必ず必要になったのがESTAの申請です。これは事前のVISA申請で観光目的で短期の滞在でも必ず必要になります。これは入国時のプロセスをより迅速にするためなので、チケットが取れたら早めに申請してしまいましょう。オンラインでパスポート番号や連絡先、渡航先などを入力してクレジットカードで支払うだけなので、それほど時間もかかりません。
・ESTA申請の際の注意
ESTA申請で21ドル(以前は18ドルでしたが2022年5月から価格改正)以上支払いを求めてくるサイトは全て正式のサイトではないので気をつけましょう。フライトの情報を見るとESTAを登録しますかと出てきてさも正式に見えても実は外部のサイトで21ドルに手数料を加えた分を請求してきます。外部のサイトからでも実際にESTAに登録はされると思われますが、全く同じ内容を入力したのを転送しているだけなので正規の政府のサイトからESTAに登録しましょう。
ESTAの正式な申請先はこちら(日本語対応なので右上から言語を切り替えて下さい)
・スクリーンショットを撮る
PCR検査の陰性証明書やESTAなどの書類が発行されたらスクリーンショットを撮っておきましょう。入国時に書類を見せろと言われて海外SIMの手配がまだだったり、空港のネット接続の調子が悪く対応出来ない事がないよう用意だけはしておきましょう。
・心配な場合はプリントを
スマホも充電が切れてしまったらスクリーンショットの意味もないですし、もし心配であればESTAや陰性証明書などをプリントしておくとよいでしょう。
・米国入国時
はっきり言うと旅行では何も書類などはチェックされません。ESTA自体はパスポート番号と紐付けされているはずなので、入国時にま担当者がコンピューター上で確認していると思われます。
・VeriFlyアプリに登録する
VeriFlyと言う海外渡航に必要な書類を登録するとチェックインカウンターの前に正式に認証してくれる便利なアプリがあります。対応している航空会社も増えていてアメリカン航空やJALなど専用のVeriFlyカウンターがありより速くチェックインが可能なので海外旅行の際には必ずインストールしておきましょう。
VeriFlyアプリの画面、米国行きと日本帰国の分が表示されています
・アメリカン航空アプリ
搭乗予定のアメリカン航空には専用アプリがあり、予約の確認、マイルの登録から座席の変更まで可能なのでウェブ上でやらずにアプリをインストールしておきましょう。ただし、コードシェア便の場合は座席変更がアプリやウェブから出来ない場合があるので、その場合は乗継便を運行している航空会社に連絡をしましょう。
・空港へ
成田空港からの出発なので時間に余裕をみてリムジンバスをオンライン予約(こちらもデジタルチケット対応)して空港へ向かいました。空港カウンターも以前と違い時短営業なので空港に到着した時に働いているは両替の人だけと言っていいくらいでした。
・チェックインカウンターへ
チェックインカウンターが開く時間に合わせて行くとすでに並んでいる人達がいましたが、VeriFly用レーンは誰もおらずビジネスクラスなどより先に進む事が出来ました。チェックインや座席などは事前に済ませておいたのもあり、空港ではVeriFlyアプリとパスポートを持っていくだけであっさりとチケットが発行されました。空港が渡すチケットは残念がら紙ですがこれを使わず先へ進む事にしました。
・電子チケットを使用する
フライトでは電子チケットも発行されるので、紙ではなくこちらのデジタルの方を使用してフライトまで進む事にしました。まずは出国のセキュリティチェックへのゲートを通るためのスキャンに電子チケットを使用して問題なく通過する事が出来ました。その後に出国審査をして出発ゲートまで進み、少し待ったら搭乗となり無事に紙を使用せずに電子チケットのみで搭乗する事が出来ました。以前は航空会社側が発行しておきながら電子チケットに対応していなかったりしましたがかなり改善されていました。
・米国に到着
CDC宣言書など細かい書類関連の確認は出発地でしていて、ESTAはオンラインでの確認のみなのかパスポートを見せるだけであっさりと米国に入国が出来てしまいました。これで出国からアメリカ入国までペーパーレスで済ませる事が出来ました。(実際にはパスポートが紙ですが)現在ではワクチン接種証明書などもデジタル化されよりペーパーレスで海外により楽に行き来が出来るようになっているはずです。
・おまけ
日本は融通がきかず面倒くさい国で有名ですが、帰国便では現地の空港職員がうんざりするくらいの確認事項と書類の多さで、書類もデジタルでは受け付けられないのでプリントを要求されるなど残念な対応でした。