・ネットワークケーブルを入れ替える
インターネットを100Mのフレッツから1Gにアップグレードしたのもありルーターどに合わせてLANケーブルを全て入れ替える事にしました。ツメが折れづらかったりケーブル自体がやわらかだったりかなり進化していたので、使い勝手や古いケーブルやコネクターの再利用のアイデアなどを含めて書いていきます。
・ElECOM LANケーブル
今回選んだのはELECOM(エレコム)のEthernet(イーサネット)用LANケーブルの各種です。長さやタイプなど様々なケーブルを試してみる事にしました。
・LANケーブルを入れ替える
現在引き回しているLANケーブルの転送スピードはすでに1GBase以上に対応していつつもかなり古いのと各機器をかなり入れ替えたのでケーブルも新品に入れ替える事にしました。タイプの違うケーブルですが、フラットケーブル以外は色のオプションがなくブルーのみになっています。
・ケーブルのカテゴリー
LANケーブルには規格がありスピードによって名称が違い今回選んだケーブルはどれもCAT-6A(カテゴリー6A)で10GBASE-Tまでのスピードに対応します。下位互換なので1000BASE-T以下の速度にも対応しています。
・カテゴリー7ケーブルの方が良いのか
LANケーブルの規格が下位互換なのであればCAT-7やCAT-8などの方がよいのかと思われがちですが、CAT-7からはケーブル自体の構成が変わり機材側でアースの接地が必要になりました。CAT-7ケーブルは業務用と考えた方がよいので、とてつもなくノイズに困っているとかでない限り通常の家庭用ではよりコストのかからないCAT-6Aのケーブルを選びましょう。
・爪が折れない超スリムケーブル
まずは部屋と部屋の間を通すために7mの長いケーブルです。こちらはツメが折れないタイプのコネクターで超スリムのケーブル径がとても細く取り回しがよいケーブルです。ケーブル経が細いだけでなくコネクター部分も小さく全てがコンパクトになっています。
・長めのケーブルを用意しましょう
LANケーブルに限らず接続する機器同士の距離にギリギリ必要な長さにはせず長めのケーブルを選ぶようにしましょう。機器同士の距離がほぼ3mであれば5m、5mであれば7mと確実に届く距離にしたほうが何かにひっかけた時などにコネクターを壊したり高価な機器を壊してしまうリスクを減らす事が出来ます。
・短いケーブル
こちらは同じツメが折れないケーブルでも1mと短くインターネットのハブと近い機器に使用します。こちらもコネクター部分が小さいのでとてもコンパクトになっています。
・やわらかケーブル
こちらは細いケーブルではなく通常の太さでも以前とは違い非常にやわらかい素材で取り回しがよいタイプです。超スリムと同様にツメが折れないとありますが、コネクターの形状は違い通常のLANケーブルと同様のサイズです。0.5mなのでこちらも接続する機器同士が近い場合に使用します。
・スーパーフラットケーブル
こちらはフラットケーブルで通称きしめんケーブルと呼ばれるタイプです。こちらは1mでもそれほど取りましは関係ないのでONU(光回線の終端装置)と無線LANルーターを繋ぐのに使用します。フラットケーブルはノイズに弱いと言われる事もありますが、通常の家庭で使用する分にはまず問題は出ることはないと思います。
・色違いのケーブル
スーパーフラットケーブルには色違いがありホワイトも選んでみました。本当は長いLANケーブルもどの機種に接続しているのかわかりやすくするたべに色違いで揃えたかったのですがブルーしかラインナップにありませんでした。
・コネクターの違いを見てみる
やわらかケーブルと超スリムケーブルのコネクター(端子)両方共に爪が折れないタイプで素材とカラーは同じもののサイズがかなり違い超スリムケーブルのコネクターの方はかなりコンパクトです。超スリムのコネクターも特別取り外しがしにくい事はないですが、狭い場所でコネクターを取り外す回数が多っかたり特別細いケーブルでなくても通せる場合はやわらかケーブルでよいと思います。
・古いケーブルを取り外す
まずはONUと無線LANルーターとを繋いでいた短いLANケーブルを取り外しました。かなり前に1GBaseの機器に入れ替えた時に10GBase対応のケーブルにしていたようで、古いケーブルも10GBase-T対応ケーブルでした。
・長いケーブルを入れ替える
以前はLANケーブルは太さは同じものの非常に硬く長いケーブルにはフラットケーブルを選んでいました。フラットケーブルは厚みはないもののきちんと壁に這わせたりしないと邪魔になりやすいので、今回はやわらかいケーブルでより綺麗に設置する事が出来ました。長いケーブルは引き抜いてしまうと再度ケーブルを通すのが大変になるので端子同士を結んでから引っ張って新旧ケーブルを入れ替えました。
・取り回しは綺麗に
ケーブルを家庭で引き回すとどうしても部屋の隅などをはわせないといけない箇所が出て来ると思います。そこで足にケーブルを引っ掛けたりしないように、コードホルダーなどをを使用しましょう。こちらは両面テープで付けるタイプで100均などで手に入ります。
・コネクターの進化
古いLANケーブルもまだ出来ていたのに新しいLANケーブルに入れ替えた理由の1つがこのコネクターです。古いケーブルのコネクターとツメは割れやすい透明のプラスチックで、取り外しの時にすぐパキッと折れる事がよくありました。しかもこれでもツメにカバーが付いて当時はツメが折れにくいと売っていた物です。新しいLANケーブルのコネクターは素材自体が全く違い横に曲げ強度が上がっているのでツメが本当に折れづらくなっています。
・ハブに接続する
かなり前にギガイーサ(1000Base)の周辺機器の価格が下がった時にLANケーブルと共にネットワークスイッチングハブも1000Base-T対応に入れ替えていました。使用しているのはバッファローのLSW3-GT-5NS/BKで比較的コンパクトな4ポートハブで非常に安定している機種でトラブルが起きた事は一度もありません。ケーブルもCat6Aで今後の10Gインターネットにする事を見越して10GBaseのハブにしたい気はあったのですが、10GBaseのハブなど周辺機器はまだ高価格なので導入は先送りにしました。
・ハブにケーブルを接続する
スイッチングハブにLANケーブルコネクターを接続します。ツメが折れないコネクターなので取り外しも含めて楽ですが、超スリムのコネクターはかなり小さいながら特別取り外しづらい事もないのでハブと近い機器に使用して引っ掛けたりする危険がない場所であれば全く問題なく使用出来ます。
・計測してみる
MacとWindows PCは無線接続にしいるため有線接続のPS4での接続を確認します。無事ネットに接続してダウンロードスピードも557Mbpsを記録したので問題ありません。アップロードは無線では300Mbps平均で出ているので相手側で帯域を絞っているのだと思います。PS5やXbox Series Xなどのゲーム機はダウンロードするサイズが100GB以上などと大きい場合があるので有線でより速く安定した接続をする事をおすすめします。
この後同じケーブルでXbox Series Xで779Mbpsを計測しました
・再度購入
エレコムのLANケーブルが非常によかったので古いPCに接続していたLANケーブルも同じケーブルに入れ替える事にしました。十分取り回しがよいので超細より強度があると思われる通常の太さのやわらかケーブルにしました。
・古いケーブルを取り外す
有線接続のPCに接続していた長いフラットケーブルをはずしました。以前はずしてそのままにしていたケーブルなどもまとめて、これで全てのLANケーブルが入れ替えた新品のみのケーブルになりました。
・廃棄するケーブルの再利用方法
今回取り外したケーブルは端子部分が破損したものとカテゴリーの表記がないものがあり接続スピードがわからずケーブルとして再利用はしない方がよいので、コネクター部分のみをリサイクルします。このコネクターを取り外しハブやルーターの使用していないポート部分に挿し込んでホコリ侵入防止コネクターにします。
・全てのケーブルを入れ替えて
これまで使用していたLANケーブルを全て最新のケーブルに入れ替えて安定性はもちろんの事ケーブル自体の素材やコネクターが本当に折れないように進化していて素晴らしいです。インターネットの速度自体も非常に安定して速くなっていますし、新しい機器用にLANケーブルを入れ替えてみてはどうでしょうか。