・Xマウントレンズを選ぶ
FUJIFILM X-T30 IIにマニュアルレンズだけを付けていいましたが、やはり最新のオートフォーカスが体感出来るレンズを選んでみる事にしました。
・FUJIFILM XF 18mm F2 R
今回購入したのはフジフィルムのXF 18mm F2 R(メーカーの表記ではXF18mmF2 R)です。フジフィルムが販売するAPS-Cミラーレスカメラに使用するXマウント用のAF(オートフォーカス)単焦点レンズです。
・Xマウントレンズ
XF 18mm F2はXマウントが発売された時の最初の3本のうちの1本です。カメラを購入してレンズを28mm, 50mm, 90mm Macroと揃えたくなりますが、ほぼその画角の3本を最初に用意してきたのはにくいところです。
フロントキャップはFLCP-52 IIと新型が付属になっています
・広角レンズ
35mm換算で27mmになりほぼ広角の基本レンズである28mmに近い画角になっています。最近は動画にもデジカメを使うようになったたのもあり28mmでも広角とあまり呼ばなくなってきており24mmからを広角とする場合もあります。28mmは人が自然に見た視野に近いと言われているのでカメラを構えて一歩下がる必要がない画角です。(若い時の方が視野は広いです)ただ、広角の1mmの差は大きいと言われ実際このレンズも28mmの感覚で撮るとかなり広めに写り26mm位なのではと感じる事が多いです。
・軽量コンパクト
XF 18mm F2はコンパクトで軽量なレンズです。Xマウント用のミラーレスカメラでコンパクトな機種と組合わるとコンデジなみの軽さで本格的な撮影が可能になります。
・FUJIFILM X-T30 II
フジフィルムX-T30 IIはXマウント用デジタルカメラの中でも手ぶれ補正機能が無いだけに軽量になっています。機能は上位の機種の差がほとんどなく非常に素晴らしいカメラです。
・カメラに取り付ける
カメラもレンズもコンパクトなだけにまとまりもよく軽量な組み合わせです。ストリートフォト向きの画角なのもあり手に持ったまま楽に持ち運べます。
・絞りリング付き
フジフィルムのXマウントレンズの特徴が絞りリングが付いている事でしょう。絞りリングでフィルムカメラに近いマニュアル操作が可能になり、X-T30 IIであればシャッタースピードもダイヤルで制御出来ます。デジカメなのでX-T30 IIであれば前後にあるダイヤルで絞り値やシャッタースピードを変更する事も出来るのでスタイルに合わせて使い分けられます。
・軽量
シューカバーとストラップリングは外してあります(バッテリーとSDカードを含まず)
・純正フードとキャップ
通常のレンズキャップと角型フードに加えてフード用の被せ式キャップも付属しています。どれも機能面での評判はあまりよくないですが、クラシックな雰囲気でまとめるのであればありだと思います。ただ、純正キャップとフードは高いので、別売りはあるとは言えなくした時のショックは大きいです。
・他のレンズキャップを試してみる
XF 18mm F2のフィルター枠は52mm経なので、取り付けられそうなレンズキャップを一通り試してみました。
左手前からフジノンの被せキャップ、タムロン、エツミ、ハクバのスナップ式キャップ
・被せキャップ
フードの取り付け用の枠があるのでフィルター経よりかなり大きめでないと被せキャップは取り付けられません。55mm用の被せキャップは取り付けられたので、かなりクラシックな見た目になりました。同じフジノンでも57mmなら付きそうです。(試したら若干緩いので調整が必要になります)
・ラバーフードを取り付ける
ちょうど52mm経のラバーフードがあったので取り付けてみました。ワイド用に斜めに溝が切られているのでフードでケラれる事もありません。
・フィルターを取り付ける
52mm経のフィルターを取り付けてみます。デジカメなのでUVフィルターがよいと思いましたが、試しにフィルムカメラ用のスカイライトフィルターを付けてみる事にしました。今回はストリートとスナップ向きレンズなので身軽にフィルター無しで使う事にしました。
・メタルフード
スクエアフードもよいですが、クラシックにライカ風フードもクラシックでよいと思います。特にレンジファインダースタイルのX-E4などやレンジファインダーが付いているX-Pro3などにより似合うでしょう。
・レンズリアキャップ
SIRUIアナモルフィックレンズ50mm F1.8にはエツミのキャップを使用しましたが、XF 18mmにはUNのレンズリアキャップを使う事にしました。赤いシール付きなのが元々なのか忘れて後で付けたのではと思わせます。
・自作ハンドストラップ
普段は長めのショルダーストラップを使用していますが、X-T30 IIとXF 18mmほど軽量な組み合わせだとハンドストラップでも十分取り回しが可能です。カメラバッグに入れてカメラを持ち運ぶ場合はハンドストラップがおすすめです。
自作クライミングロープハンドストラップ(もっと簡単につくれます)
・カメララップに包む
持ち運ぶ際はカメララップに包んでおくとより安心なので、ケンコーラップクッションのSサイズを使用しました。カメラにレンズを取り付けたままでちょうど包む事が出来ます。ケンコーheisのラップクッションは表は撥水加工されていて裏地の先端はクリーニングクロスになっているアイデア商品です。
・実際に撮影してみて
視線と近い画角で慣れている28mmに近いと言うのもありとても快適です。最近のレンズだけに(2012年ですが広角マクロが流行った事もあり)最短撮影距離も短くストレスなく撮影に集中する事が出来ます。
・補正は切れない
ソニーやキャノンのミラーレスカメラだと周辺減光や湾曲などの補正のオンオフが可能ですが(切り替えを許してないレンズもあります)、フジフィルムのカメラは切り替えの設定自体がなく撮影したデータは常時補正されます。この機能も好みですが、jpegで気軽に撮るならどちらでもいいかなと思えます。
・オートフォーカス
よくAFの音がうるさいと言われるレンズですが、それは室内のPCの前でばかりカメラを触っているからで、屋外で撮影したら全く気にならないどころか音がしてた事すら気が付きません。音がするのはフォーカス方式がインナーフォーカスではなく画質のために全群繰り出し式だからです。オートフォーカスのスピードはX-T30 IIとの組み合わせでは非常に速く使いやすいです。
・XF 18mm F2 Rを使ってみて
X-T30 IIの組み合わせだとコンパクトかつ軽量で全くストレスなくテンポよく撮影が出来ます。画角も28mmより若干広いのでノーファインダーで撮り続けるのも面白くストリートフォトや旅行で使いやすいレンズなのでおすすめです。AFの音や今どき27mmだと狭いとか古い設計だからと思う方はより新しく少し広角なXF 16mm F2.8(35mm換算24mm)も面白いと思います。