
・クラシックなレンズキャップを探す
フジフィルムのミラーレスカメラはフィルムのクラシックカメラを意識したデザインになっているのもあり、よりクラシックな見た目になるようにレンズに合う被せ式キャップを試してみる事にしました。
・かぶせ式キャップ
今回購入したのはFUJINON(フジノン)の被せキャップでサイズは 57mmと64mmです。大判カメラのFUJINONレンズ用でバルク品なのかとにかく安く売っています。
・取り付けられたキャップ
これまでに手持ちのレンズキャップでXF 18mm F2 Rに取り付けられたのは、ミノルタの旧ロゴの55mm用被せキャップです。格好はいいもののフジフィルムにはやはりフジ系と言う事でフジノンのキャップから探す事にしました。
・被せキャップサイズには2種類ある
被せ式レンズキャップには実は2種類のサイズ表記があります。1つは49mm用などと記載されていて49mmのフィルター枠の外側にちょうどのサイズで、実際のキャップの取り付け側の内径は51mmになっているタイプです。もう1つは51mmと実際の内径が記載されていて、付けられるのは実際49mmのフィルター枠のレンズである場合があり、FUJINONの被せ式はこちらにあたります。このサイズ表記に関して理解しておかないとサイズ通りのキャップを買ったのに付かないとなってしまいます。スナップ式キャップは実際のフィルター枠のサイズなので気にする必要はありません。
【レビュー】Fujifilm X-T30 IIの最初のAFレンズには旅行やストリートフォトに最適なXF 18mm F2 Rを選びました
・レンズに取り付けてみる
55mm経のフィルターに取り付けるミノルタのキャップが取り付けられたと言うことで57mmのフジノンかぶせキャップを取り付けてみる事にしました。XF 18mmの外枠はフィルター枠ではなく専用のフード取付部になっているので、フィルター枠の直径52mmよりかなり大きくなっています。
フジフィルムX-T30 IIとXF 18mm F2の組み合わせです
・若干ゆるい
取り付けは出来たてFUJINONロゴで格好よいのですが、若干ゆるいです。カメララップに入れて保管したりするには十分ですが、外に持ち出したら一瞬で落としてなくしてしまいます。
・サイズを調整する
ちょうどカメラ整備の時に余ったモルトが大量にあるので、小さく切ってキャップの内側に貼る事にしました。実際に使用しているのはモルトそのものではなくクラシックカメラ屋などが使用しているベルベットに似た素材でべとつく事がありません。
・再度取り付ける
一応取り付け自体は前回よりよいのですが、はずれやすいのは変わらないのでもう少し調整が必要です。
・熱湯と冷水で調整する方法
かぶせ式キャップを小さめにするには熱湯で15秒ほど熱してから冷水で冷やして縮ませる方法もあります。ぴったりといくかの保証はありませんが、キャップの内側にテープなどを貼りつけなくてよくなるので使い勝手はよくなります。
・ノギスを用意しよう
レンズの直径やフィルター枠などのサイズを計測する時は必ずノギスを使用しましょう。定規でだいたいでもと思って測定してもズレが大きいのと、ノギスが1つあれば正確に測れてかつ時間の短縮にもなるので、1つ安価なもので良いので揃えておきましょう。
格安のデジタルノギス(金属のアナログノギス方が正確ですがこれは樹脂製で機器に傷をつけづらいです)
・64mmの被せ式キャップを試してみる
フジノンの被せキャップは深めでXF 18mmのフィルター枠ではなくレンズ本体に届きそうなので、大きめのキャップを試してみる事にしました。ノギスで測ると約64mmだったので64mmのFUJINONキャップを用意しました。
・またサイズを調整する
またモルト的なものでキャップの内側を調整します。
・取り付けられるが
もうレンズの鏡胴部分まで届いているのでフード取り付け枠とは違い直径さえ合えばきっちりとはまるはずです。一応はまったて見た目もよいので、このままカメララップに包み撮影時はスナップキャップに取り替える方法にしました。
真ん中は51mm、右は37mmのFUJINONかぶせキャップです