・ベースのペグ交換
かなりくすんでしまったシルバーのペグをブラックのものに交換する事にしました。ペグの取り外しからスリーブの圧入を含めた交換方法を含めて書いていきます。
・Fender Japan Precision Bass
使用するのはFender Japan P-Bass(プレベ、プレシジョンベース)です。カラーはカプリオレンジでこれまでピックガード、エンドピン、ブリッジはブラックのパーツに変更しています。
【ベース改造】Fender Japanプレベにガリが出たのでビンテージ回路でポット類を全て入れ替えてパーツ黒化計画も終了しました
・Gotohのチューナー
使用するチューナー(ペグ)はGotoh製のものですが、これまでFender Japanと同型のブラックのものがなかなか見つかりませんでした。手に入れたFender Japanと同型のペグはGotoh GB1のデッドストック物でGB10の旧型となり見た目は同じでもギア比が異なります。
・ペグを取り外す
弦は切らず再利用するのでヘッド側だけゆるめて弦をペグのポスト外します。ヘッド裏のペグを固定している4つの木ネジをゆるめて外します。ネジを外すとペグは簡単に外すことが出来ますが、ヘッドにはスリーブがハマったままになります。スリーブは取り外さずGotoh GB-1がそのまま取り付けられてネジ穴も合うか確認すると問題なさそうなのでこのまま進めます。
・Squier Jazz Bass
取り外したペグがスクワイヤージャズベースに取り付けられるかペグポストの経を測定してみます。Fender Japanのペグポストが11.8mm(12mm用)ですが、スクワイヤージャズベースの方は13.5mmでスリーブを入れ替えるか他のペグを使用する必要があります。
・スリーブを抜く
ペグを全て取り外してもヘッドにスリーブが入ったままです。このままブラックのペグを取り付けてしまってもよいですが、黒いスリーブの方が見た目がよいのスリーブを抜き出します。スリーブは圧入されているので専用の特殊工具があると楽ですが、ボックスレンチなどで後ろから軽く叩いてスリーブが動いたらヘッド表からも取り外せます。楽器は精密機器でもあるのでスリーブを抜く際はプラスチックハンマーなどで軽く叩く程度にしておきましょう。
・ペグを比べてみる
取り外したFender Japanのペグも元々Gotoh製なのだと思いますが、ブラックのGotoh GB-1と比べると同じ形状なのがわかります。
・スリーブを打ち込む
シルバーのスリーブを抜き出したらGotoh GB-1に付属していたブラックのスリーブをヘッドに打ち込みます。スリーブは少しキツめに作られているのと、パーツを叩くのはよくないのでクランプで圧入します。クランプは100均のものでもよくヘッドとスリーブに傷が付かないようにポンチ用プレートやクロスでウッド部分を保護しながらスリーブを圧入します。
・ペグを取り付ける
Gotoh GB-1のスリーブがヘッドに取り付けられたのでペグ本体を取り付けます。元のペグを取り外したのと逆の工程でペグをはめて4本のビスを締めて取り付けます。ネジ穴はほぼ一緒だったのでそのまま取り付けましたが、少し穴にズレがある場合は爪楊枝と木工用ボンドなどでビス穴を修正してから取り付けるとよいでしょう。ペグの取り付けネジを締めたらはずしてた弦を張ってチューニングをしたらペグ交換は終了です。
・黒化計画ほぼ終了
カプリオレンジのプレベを手に入れてから長期間かけてパーツをブラックに交換してほぼ黒化計画も終了しました。残りはピックガードの取り付けネジだけで、この後回路の変更の時に全てのビスをブラックにしました。古いパーツを入れ替える時にカラーも変えると見た目がより好みになり弾く気もより強くなるのでおすすめです。