・重めのレンズ用のストラップ
FUJIFILM X-T30 IIにSIRUI アナモルフィックレンズ 50mm F1.8を取り付けてもその重みに耐えられる頑丈なストラップを選んでみました。
・自作ストラップ
これまで作ってきた自作ストラップから試してみる事にしました。革のストラップとクライミングロープストラップは頑丈に作られているものの1kg前後が限界なので、重めのレンズだと首や肩への負担が大きくなります。XF-18mm F2など小型なパンケーキレンズなどを使う時はどの自作ストラップでも快適に撮影が出来ます。
・Op/Tech Bin Opストラップを試す
Op/Techのコンパクトカメラ用のストラップです。パッドがネオプレーン製なのでクッション性が高くコネクターをはずすだけで脱着も楽なのですが、こちらも重めのレンズだと重量オーバーです。
・SIRUI アナモルフィックレンズ 50mm F1.8
シルイが販売しているインディ映像作家やビデオフラファー向けのアナモルフィックレンズで、Xマウント用で560gあります。通常のシネレンズはまず買おうとも思わない価格ですが、マイクロフォーサーズやAPS-Cサイズイメージセンサー用に比較的安価で作られたSIRUIシネレンズの第一弾です。現在ではAPS-Cサイズ向けは50mm、35mm、24mm、75mmが揃い、フルサイズセンサー用も50mm、75mmが発売されています。
・ETSUMI SLRストラップロング150
今回購入したのはエツミのSLRストラップロング150です。サイズが150とあるように122〜150cmに調整可能なかなり長めで斜めがけ(たすき掛け)用にも十分な長さで幅も3.5cmと重めの機材でも対応可能なストラップです。長過ぎると感じる方にはSLRストラップミディアム125(104〜125cm)を選ぶとよいでしょう。125cmもあればは男性でも斜めがけが出来る長さです。
・ストラップを見てみる
エツミのこのストラップはシンプルにしているのもあり非常に安価にも関わらず作りもよく十分頑丈でしっかりしています。
・ストラップリングを取り付ける
Canon EOS RPなどスリット式のストラップ取付部の場合はそのままでエツミのストラップを取り付けられますが、フジフィルムX-T30 IIはリング式なのでストラップ取り付けようのリングを取り付ける必要があります。リング自体は手芸やレザークラフト関連のストアやホームセンターなどで15mm前後のリングと言えばすぐ見つかると思いますし、100均にもあるかもしれません。
・ストラップリングガード
ストラップリングをそのまま取り付けるて動くとカメラ側に擦れや傷がついてしまうのでストラップリングガードを取り付けます。ちょうどこれもエツミのストラップリングガードがあったので使う事にしました。専用のものでなくても革やフエルトなどを五円玉の形状にするだけでも十分です。
・ニコン巻きにする
ストラップの説明書のまま長さを調整してもよいですが、ここはニコン巻きでストラップを組んでいきます。ニコン巻きとは報道巻きとも言われるストラップのベロが外に出ない巻き方でこの状態でカメラをぶら下げていたらカメラ好きに一目置かれるかもしれません。
・パーツの向きに注意
ニコン巻の前にパーツを取り外しますが、ストラップを折り返して通すパーツには裏表があり片方が滑り止め加工になっているので向きを合わせて組みましょう。
・長さを調整する
さっそくセットしたストラップをX-T30 IIに取り付けます。ストラップを取り付けた状態でちょうどよい長さに更に調整します。季節によって服の厚みが違うので薄着と厚着の状態で調整が必要になります。
・ストラップを使ってみて
エツミのストラップロング150はAPS-Cミラーレスカメラに重めのレンズを取り付けても問題ないほど頑丈でパッド部も十分な太さがあり肩に食い込む事もありません。シンプルかつ軽量に作られているので邪魔にもならずミラーレスカメラ用にするならおすすめのストラップです。