Zeiss Batis 85mmにはCONTAXのZeiss Planar用のフードがベストマッチでした

・Zeiss Batis 85mm用にフードを探す

SONY α7CにZeiss Batis 85mm F1.8を組み合わせましたが、純正フードがかなりの大きさでメタルフードに入れ替えて撮影をしたりしていました。もっとよい組み合わせはないかと探したらCONTAXの良さそうなフードを見つけたので85mm用だけでなく35mm用も揃えて試してみる事にしました。フードの比較や使い勝手などを含めて書いていきます。

・CONTAX SOFT LENS SHADE

今回選んだのはCONTAX(コンタックス)の古いラバーフードで商品名がSOFT LENS SHADE(ソフトレンズシェード)で型番G-13が85mm F1.4と100mm F2用でG-14が35mm F1.4用で、取り付けのフィルター枠はどちらも67mmになります。古い物なのでもちろん中古ですがフードでは珍しく元箱入でした。このラバーフードはCONTAX Planar T* 85mm F1.4、Planar T* 100mm F2用とDistagon T* 35mm F1.4用で、いわゆるヤシカコンタックス時代のフィルム一眼レフカメラのCONTAX ARIAなどに使用されてたレンズ用になります。

・ラバーフードとは

カメラレンズ用のラバーフードは持ち運び時やケースの中で折りたたみが出来てぶつけた時の衝撃にも強くレンズを守るので機能的に優れていて、ズームやレンズの画角の違いに対応するようにラバー自体で段階調節が出来たりする物もあります。ラバーフードは今でもサードパーティ製で出ていますが、最近では見栄えが貧乏くさいと人気がなく主要なカメラやレンズメーカーで出しているのをすっかり見かけなくなりました。フィルムカメラ用であればメタルフード、AF(オートフォーカス)以降の一眼レフカメラや現在のミラーレスカメラ用のレンズだとLeicaを除いてプラスチック製のフードが主流かと思います。


35mm用と85-100mm用のフードです

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・85mm用フード

Batis 85mm用にちょうどよい85mmと100mmのレンズ用のラバーフードです。ラバーフードは人気もないので箱付きでもジャンク売りほどの低価格でした。当時の価格が書いてありますが、CONTAXとは言えそれほど高くなかったのがわかります。85mmレンズ用に購入したので85mm用フードと書いています。


元箱入です


当時は意外と低価格でした


当時のオリジナルとは言えビニールの劣化がすごいです

・85mm用ラバーフード本体

フードなのに箱が薄いと思われたと思いますが、ラバーフードは折りたたみ式なのでコンパクトな状態で箱に入っています。箱から取り出すとそれほど劣化はひどくなくパーツの落下もありません。


フードの前側


レンズ取り付け側

・フードを引き出す

フードとして使用するにはフード部分を引き出す必要があります。フードの先端にはCONTAX G-13の表記があり箱と中身が同じ事を確認しました。ゴムの折りたたみ部分が長い間放置されていたからか白く劣化が始まっているのでこれは後で対処する事にします。


CONTAXのロゴがあります


CONTAX G-13と表記されています


折りたたみの部分が白く劣化しています

・計量する

フード単体で重さを計測すると45.4gとZeiss Batis 85mm付属の純正フードが約38gなので若干重めになりますが、これはラバー部分が分厚いのとフィルター枠など金属パーツが使用されてるからかと思われます。


フード単体で45.4g

・Batis 85mm F1.8

ソニーa7CにZeiss Batis 85mmを取り付けた状態です。Batis 85mmはそのまま撮って色がよい素晴らしいレンズで画角が85mmなのも気に入っています。Batis 85mmはフードと一体型のデザインなのでレンズの端がカーブしていて出っ張っているので、これをどうにかしたくて今回のフードを選んだのもあります。

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a7CにBatis 85mmを取り付けました


横からみるとレンズの縁に出っ張りがあります

・Zeissの純正フード

Zeiss Batis 85mmの付属のフードをまず取り付けてみます。一体型のデザインだけに湾曲部分んも綺麗で普通に使用するにはこのままが一番美しい状態でしょう。ただ、普段使いにはフードが大きすぎるので今回のフードでコンパクトにまとめたいところです。


一体型デザインなので見た目はよいです


ファインダー側から

・85mm用ラバーフードを取り付ける

a7CにBatis 85mmを取り付けた状態でCONTAXの85mm用ラバーフードを取り付けてみました。焦点距離85mm、100mm用だけにレンズとの大きさのバランスはとてもよいです。ラバーフードの形状によってBatis 85mmのレンズの湾曲部分のギャップもそれほど目立ちません。


ラバーフードをBatis 85mmに取り付けました


フードがお椀状なのでレンズのシェイプに合っています


ラバーフードを取り付けファインダー側から

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・レンズキャップを取り付ける

このCONTAXのラバーフードの優れた点はフードの中にフィルター取り付け用の枠がある事で、フードを取り外す事なくフィルターやレンズキャップを取り付ける事が出来ます。しかもレンズとフードの間にフィルターを取り付けなくてよいので全長が長くなる事がありません。以前なぜラバーフードが多かったのかがよくわかると思います。Zeiss Batis 85mmの純正フードなどはフィルター枠に取り付けるフードではないので、フードを取り付けた状態でフィルターもキャップも取り付ける事が出来ます。AF(オートフォーカス)以降のレンズのプラスチックフードはほぼこのタイプです。


前玉が大きいレンズです


そのままレンズキャップを取り付けられます


フードの内側にキャップを取り付けられます

・ラバーフードを折りたたむ

ラバーフードの良さはフードを折り畳める事なので折りたたんだ状態にしてみました。CONTAXのラバーフードはラバー部分がかなりしっかりしているので衝撃には相当強くなりました。


ラバーフードを折りたたんだ状態


ラバーフードを折りたたんでファインダー側から


レンズ保護になります

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・レンズを傷つけない

ラバーフードを折りたたんで衝撃に強くなったと同時にBatis 85mmで気になっていたレンズの出っ張りがラバーフードで隠れました。これでテーブルなどにあまり考えずに置いてもレンズの出っ張りが傷つく事はなくなりました。人気のないラバーフードですが少し興味が出てきた方もいるかもしれません。


レンズの縁の出っ張りが隠れます


レンズキャップをそのまま取り付けられます



・フィルターを取り付ける

スナップ式のレンズキャップが取り付けられるのですからもちろんフィルターも取り付けられます。マルミのUVフィルターをプロテクター代わりに取り付けてみると全長が変わらずそのままでかつレンズキャップも取り付ける事が出来ます。これまで使用していたハクバのメタルレンズフードはフィルター枠がレンズフードの先端にしかないので同径のフィルターを取り付けるにはレンズ本体とフードの間に取り付けるしかなくこのギャップの見た目がいまひとつでした。

Zeiss Batis 85mmに フィルターと短いメタルフードを取り付けてストラップを縦吊りにして取り回しをよくしました


フィルターをフードの前に取り付けられます


ハクバのメタルレンズフードです

フィルターをフードの手前にしか取り付けが出来ずギャップが目立ちます

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・35mm用ラバーフードを開封する

同時に手に入れた同じCONTAXの35mm用ラバーフードです。これはBatis 85mmの後にBatis 40mmにしようと思っていたからで、Batis 40mmのフィルター枠も同じ67mmになります。Sony 35mmGMレンズのSEL35F14GMもフィルター枠は67mmなのでCONTAXのフードを取り付けてみると面白いかもしれません。


こちらは35mm F1.4用です


当時物です


かなり年季の入った色になっています



・35mm用ラバーフード本体

CONTAX 35mm用のラバーフードは85mm用に比べるとかなり薄くフードの長さもかなり短く作られています。撮影で使用する状態にフードを伸ばしてみると折れ曲がる部分がかなり白く劣化しているのでこちらも後で対処する事にします。


内側にフィルターを取り付ける枠があります


レンズに取り付けるネジ側


古いので白くなっています


右が85mm用のラバーフードで大きさがかなり違います

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・35mm用フードを計量する

35mm用のフード単体で重量を測ると33.8gで85mm用フードの45.4gやBatis 85mmの純正フードの約38gに比べてかなり軽いです。


フード本体は33.8g



・35mm用フードを取り付けてみる

Batis 40mmはまだ手に入れてなく手元にフィルター枠が67mmのレンズが他になかったので、先程のBatis 85mmをそのまま使用して35mm用フードを取り付けてみました。35mmと昔で言う広角レンズ用なのでフードはかなり短くコンパクトです。ハレーション切り用のフードとしての機能は落ちるでしょうが、レンズの傷防止には使えそうです。


35mm用フードを取り付けました


レンズが85mmなのでフードは短めです


ファインダー側から


レンズの傷防止にはよさそうです

・35mm用フードを折りたたむ

35mm用のフードも折りたたんでみるとこれがかなりコンパクトにまとまります。


フードを折りたたみました


かなりコンパクトになりました

・キャップとフィルターを取り付けてみる

35mm用のラバーフードもフードの内側にフィルター枠が切ってあるので、スナップ式のキャップやフィルターをフード内に取り付ける事が出来ます。フィルターを取り付けてもフードを出した状態で全長が変わらないのが素晴らしいです。この状態だとフィルターを2枚重ねにした場合に近くなるのでフィルター枠がケラれないか必ず確認してから撮影しましょう。


フードをつけたままキャップをはめる事ができます


フードの内部にフィルターを取り付けられます


フードでフィルターとキャップを隠すことも出来ます

・フードを新品に蘇らせる

CONTAXのラバーフードはかなり古い品なのもありゴム部分から白く粉っぽいものが浮き出ている状態でした。これを新品状態に蘇らせるために磨く事にしました。ラバーフードはもちろんゴム製なのでタイヤなどを磨くためのアーマオールなどのワックスを使用します。ちょうどクレポリメイトがあったので使用する事にしました。


白く擦れたような状態です


クレポリメイトクリアを使用します


細かい部分は綿棒などで磨きます

・磨いたフードを見てみる

それほど磨くことなくラバー部分は綺麗になりすっかり新品と言ってよい状態に蘇りました。しかも取れないかと思っていたサインペンかなにかで書いたであろう文字も綺麗に消えました。ワックスをかけるということはゴム部分の保湿にもなり劣化防止にもなるので、古くなったラバーフードは一度磨いてみるとよいでしょう。


無事に新品かと思わせるほどに綺麗になりました


落書きも消えました


Batis 40mmが来ても安心です

・綺麗になったフードを取り付ける

やはり新品レンズには綺麗なレンズフードが似合います。かなりよい感じに黒光り状態になったので当分の間は使用できそうです。


85mm用フードを取り付けました


レンズが85mmなので画角も合っています


35mm用のフードを取り付けました


フードは広角よりなので少し短めです

・CONTAXのラバーフードを使用してみて

Zeiss Batis 85mmの付属のフードよりコンパクトなフードとしてCONTAXのラバーフードを使用してみるとフードとしての機能だけでなくレンズの保護にもなり、折りたたんだ状態ではテーブルなどに載せてレンズの角がかける心配もなくなりました。フィルターやキャップ類もレンズフードの内部にそのまま同じ取付枠の物が取り付けられて、しかも取り付けた状態がフード内で目立たないと素晴らしい状態です。すっかり人気は落ちましたがラバーフードを今一度見直してみてはどうでしょうか。





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