【レビュー】TYRの新作トレーニング用水着とシリコンキャップで泳いでみました

・TYRの水着

水泳は練習でも大会でもずっとSpeedoかAneraを使用していましたが、以前一度使ってみたTYRの水着がなかなかよかったのでまたキャップと共に揃えてみました。他の水着との比較や使用感などを含めて書いていきます。

・今回の水着とシリコンキャップ

今回の水着はTYR(ティア)のドット柄のトレーニング用ボックスタイプで型番BMTRX-19カラーはML(マルチ)、シリコンキャップの商品名はLA VENGADORA SWIM CAP型番LCSVENカラーはML(960)になります。水着と違ってシリコンキャップはフリーサイズのみです。ゴーグルもTYRのが欲しかったのですが、最近メインで使っているVIEWのBLADE Fのミラーレンズのものにしました。

VIEW BLADE Fの記事はこちらです


ボックス水着とキャップ


VIEW BLADE Fも同時に揃えました

・ボックス水着

水着はショート丈の練習用でおなじみのボックスと言われるタイプです。普段水着は専門ストアで購入するので商品のみのパッケージ無しだったりしますが、今回は久々にオンラインで購入したため袋に入っていました。

TYRの水着の記事はこちらです


パッケージ

・サイズ

前回同じTYRの水着を着ていたのでオンラインで購入しましたが、着たことの無いブランドの水着をいきなりオンラインで購入するとサイズが合わない可能性があるので、サイズ感を知っているブランドの物にするのがよいでしょう。目安としてはTYRのボックス水着はArenaのタフスーツとほぼ同サイズなので普段ArenaのMであればMを、Speedoのトレインボックスは少し小さめなのでSpeedoのO(XL)の方はTYRのLを選ばれた方がよいと思いますが、確実なのはストアで直接試着する事でしょう。Arenaのタフスーツは伸びがよいのでワンサイズ上下でいけたりしますが、TYRの素材感としてはSpeedoのトレインボックスに近いです。

Arenaのタフスーツの記事はこちらです


水着の前側


水着の後ろ側

・耐久性素材

Arenaのタフスーツ、Speedoのエンデュランス+と同様にTYRも長時間プールで使用出来るように塩素に強い素材DURAFST Jを使用しています。普通の水着の伸びが良いのはポリウレタンを使用しているからで、このDURAFAST Jなど耐久性素材はポリウレタン未使用のポリエステル素材のみで伸びのある生地を実現しています。紫外線を通さないUPF 50+なので屋外での使用も考慮しているようです。

スピードのトレインボックスの記事はこちらです


DURAFAST Jの説明

・実は日本製

TYRはアメリカ・カルフォルニアのブランドですが、この水着は日本製です。SpeedoやArenaも日本で展開しているのは、日本のディストリビューターでレース用の特殊な物を除いて日本企画(とアジア向け)の物がほとんどです。このボックス水着も日本企画の物と思われます。このへんはMammut(マムート)などアウトドア系ブランドと同じで日本人サイズを基本に日本企画の製品を展開しています。

・TYRとは

TYRと言えばトライアスロンかOWS(オープンウォータースイム)、もしくはライフガード用が有名ですが、最近は競泳用も力を入れていて世界水泳やオリンピックでも着用している選手が増えてきています。水着はそこそこ専門ストアで揃っているものの、ゴーグルやプルブイ、スイムタオルなどはあまり見かけないので今後に期待したいところです。

・水着を見てみる

水着は通常のボックスタイプと同様ですが、痩せ型の水泳体型でないと似合わないほどの短い丈ではないので普段普通に練習するのに向いています。生地はArenaのタフスーツに比べるとかなり薄く作られていて、ほぼSpeedoのトレインボックスの薄さと伸びです。生地が薄いのでたたむと小さくなり持ち運びには便利です。


水着の前側


水着の後ろ側

・裏地を見てみる

裏地は黒でシンプルで特にサポーター類を履かなくてもそのまま泳げます。紐もベースと同じ黒でここは派手な方がよかったと思います。


裏地は黒

・同じTYRのボックス水着と比べてみる

以前から使用しているTYRの同様のボックス水着と比べてみます。丈もカットも同じで大きな違いは見受けられません。下の花柄はカラフルですが水につけるとかなり地味になるので水着を選ぶ時はその辺も考慮した方がよいでしょう。


TYRの水着と並べました


丈は同じです

・他のメーカーのボックス水着と比べてみる

Arenaのタフスーツ、Speedoのトレインボックスと並べてみると丈はほぼ同じだとわかります。生地は触った感じもほぼSpeedoと同様で厚みはタフスーツが一番厚いですが、生地の伸びはタフスーツの方があります。どちらも泳ぎやすいのでこの辺は見た目の好みで選んでよいと思います。

Arenaタフスーツの記事はこちらです

Speedoトレインボックスの記事はこちらです


左からArena, Speedo, TYRです

・気に入った水着はすぐ購入しよう

新作水着が出ても人気の柄はすぐにサイズアウトや売り切れてしまう事が多いので気に入った商品があったらセールなどを待たず早めに購入する方がよいでしょう。どこのメーカーの水着もすぐ新作に入れ替えてしまい単色を除くと定番カラーと言うのが存在せず同じ物が再度入荷する期待も薄いので、あの水着が気になると思ったら買い時です。


Speedoの水着を入れ替えてみました

・シリコンキャップ

TYRと言えばトライアスロンかOWSの方が愛用していてインドアプールでの練習でもみんななぜかシリコンキャップをして泳いでいます。競泳だとメッシュキャップの方が多く、次に市民プールで見かけるのはテキスタイル系キャップの順かと思います。TRYはあまりメッシュキャップとテキスタイルキャップでの選択肢がなく、海外の競泳選手でも練習はシリコンキャップと言う方も多いので今回はシリコンキャップを選んでみました。以前は練習でもシリコンキャップをメインに使用していたので久々のシリコンキャップとなります。

Arenaのシリコンキャップの記事はこちらです


パッケージ


パッケージ後ろ側

・グラフィックシリコンキャップ

シリコンキャップは単色の物が多かったですが、メッシュキャップやテキスタイルキャップと同様に細かい絵柄の物が増えてきました。TYRはグラフィックシリコンキャップと銘打って販売していますが、かなり面白い柄が揃っています。

Speedoのテキスタイルキャップの記事はこちらです


グラフィックシリコンキャップとあります



・シリコンキャップを見てみる

開封してみると派手はキャップが出てきます。ガイコツ柄で007の映画にも出てきたメキシコの死者の日の祭りの様なデザインになっています。右側の後ろ側にはTYRのロゴがあります。キャップの形状は水着と同様にSpeedoのシリコンキャップとほぼ同じ形状になっています。これで大きな競泳の大会に出る方はまず居ないと思いますが、FINA承認のキャップではありません。FINA承認は世界記録や日本記録を出した時に必要なだけなので普段の練習や地方大会では関係ありません。


キャップ左側


キャップ右側


キャップ前から

・説明書が面白い

他のメーカーですと中に入っている型紙はただの厚紙だったりしますが、環境を考えてかTYRはここに説明書きをプリントしていて良いアイデアだと思います。シリコンキャップのかぶり方で爪を立てないよう書いてある辺りがアメリカっぽいです。


説明書

・水着と合わせてみる

今回のTYRの水着とキャップを合わせてみました。派手な水着の方がやる気も出るのでなかなか良い組み合わせです。


水着と合わせてみました。

・実際に泳いでみて

以前からTYRのボックス水着を使用していたのもあり、同様に泳ぎやすいです。生地も薄いので履いた感じもよくサイズさえ合っていれば素材自体の伸びも問題ありません。生地が薄いのでプールにある脱水機ですぐ水も切れ家で干してもすぐ乾きます。

・まとめ

日本企画でサイズも合いやすく他の水着メーカーの物と同様の耐久性素材を使用していて泳ぎやすいです。最近競泳にも力を入れているTYRなので普段の練習用やレース用に水着とキャップなどを選んでみてはどうでしょうか。





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