【カメラ修理】ミノルタ Hi-Matic Eのレンジファインダーの調整と清掃をしました【minolta】

        

Twitterで最新情報をお届け

- minolta Hi-Matic E

レンズボードをはずしてレンズ清掃をした時にファインダーの距離計が狂ってしまったようです。今回はファインダー部分の調整と共に清掃も済ませて完璧な状態に仕上げたいと思います。分解や調整方法を含めて書いていきます。

– レンジファインダーカメラ

minolta Hi-Matic E(ハイマチックE)はレンジファインダーカメラなので、ファインダー内でレンズのフォーカス(ピント)リングと連動して距離計が動き二重像を合わせる事でフォーカスを合わせる事が出来ます。一眼レフカメラと違いレンズから入ってきた画像を見ながら合わせるわけではないので、分解や整備をした後に距離計と二重像の調整が必要になる事があります。前回レンズボードをおろした際にかなりズレてしまったので、きっちり撮影出来るように調整していきます。

レンズボードをおろしてレンズ清掃をした記事はこちらです


レンズ清掃をして距離計がずれてしまったハイマチックE

– トップカバーをはずす

ファインダーユニットと調整部分は全てトップカバー内にあるので、トップカバーをはずす必要があります。工具はプラスドライバー、カニ目レンチ(それかディバイダー)があればはずす事が出来ますが、ファインダー部分に接着されてるパーツがあるので、それを再度取り付けるために接着剤が必要です。

トップカバーのはずし方の詳細はこちらです


トップカバーをはずします


はずしたパーツは必ず清掃の必要や問題がないか確認しましょう

– レンジファインダー

レンジファインダーはファインダー内に斜めに取り付けたハーフミラーがありそこにフォーカスがあったかどうかの二重像が見える構造になっているためユニットとしてかなり場所をとっています。先に注意ですがこの斜めについているハーフミラーは強くこすったりしないようにしましょう。ハーフミラーが削れてしまうとフォーカスを合わせるための二重像が見えなくなってしまいます。


左側にある鉄板のようなパーツがある部分がファインダーユニットです


レンズ側からみたファインダーユニット

– ファインダーカバーをはずす

ファインダーは光が入ると見づらくなるのと汚れ防止のためカバーがついています。スペースの関係上これが接着剤で接着されています。古いカメラなので接着剤が劣化していてすぐはがれると思います。はがしたらカメラ側とカバー側についている古い接着剤をはがし綺麗にしましょう。ここでも無水エタノールが役にたちます。


ファインダーカバーをはがすとファインダー内部が現れます


清掃には無水エタノールがと100均のコスメ用注射器が便利です

– ファインダー清掃

せっかく調整をするので清掃もしてしまいしょう。指紋などがつくのでファインダー調整をした後にクリーニングする方がよいですが、注意点があるので先に書いておきます。まずはブロアでホコリやゴミなどを飛ばして下さい。この時にファインダーを下向きにすると落下するパーツがあるので、写真などを撮ってパーツの位置がわかるようにしておきましょう。覗き窓にあたる丸い部分とカメラの前面にある部分はガラスなので、普通にレンズクリーニングペーパーとリキッドでクリーニングして構いません。斜めについているハーフミラーは綺麗なら触らず、もし汚れがついているようなら綿棒などにレンズクリーニングペーパーなどをまきつけ軽く拭く程度にしましょう。私はレンズ同様ファインダーもフジフィルムのクリーニングペーパーとリキッドを使用していますが、拭き残りも出にくくおすすめです。

– ファインダー調整

1番重要なファインダー調整ですが、ハイマチックEのファインダー調整は少し変わっていてコニカ C35などのマイナスドライバーで合わせるだけのやり方に比べるとやりづらく感じると思います。丸い覗き窓の前にある斜めになっているハーフミラーの右に2つのマイナスネジで止めてある潜望鏡のようなパーツがあります。これを動かす事でファインダーの調整が出来ます。調整は広く遠い場所が見える場所できちんど無限大で合わせられる所でやりましょう。(よいカメラ修理店などがビルの上にある理由です)大きいマイナスネジ、小さいマイナスネジの兼ね合いで合わせるのですが、大きいネジを最後に締める時にずれやすいので、ある程度ずれを見越して調整して最後に大きいネジを締め込むとよいです。ここは焦らずゆっくりやりましょう。


実際はカバーを取り外した後におこないました

– ファインダーカバーを取り付ける

ファインダーの距離計を調整したら、先程書いたファインダーのクリーニングをしましょう。調整中に指紋などがいろいろな場所についているはずなので、特にファインダー前後のガラスの裏表はきっちりとライトを当てて拭き残し等がないかしらべましょう。ファンダーが綺麗なのを確認したらファンダーカバーを接着剤で取り付けましょう。ここでもいつものGクリアーが接着力が強すぎず使いやすいです。この時にガラスパーツに接着剤がたれてつかないように、接着剤の付けすぎに注意して接着剤が乾く寸前に取り付けましょう。


ファインダーカバーを取り付けました


トップカバーを取り付ける前ににファインダー窓に指紋などがついてないかを確認しましょう

– トップカバーを取り付ける

ファインダーカバーを取り付け、他のパーツの脱落などないかを確認してからトップカバーを取り付けます。ハイマチックEのトップカバーは配線などをを噛みづらい作りで取り付けやすいですが、シャッターボタン入っているピンが脱落しないように注意しましょう。


ついに完動品になりました

– まとめ

実際に撮影をしてフォーカスが合っているのも確認し、レンズが綺麗になったのもありとても快適に撮影し使用出来るようになりました。普通に使用していればフォーカスの調整はまず必要がないので、無理にやってずらしてしまうのは避けるべきですが、綺麗なファインダーだと撮影も捗るので、ファインダーのクリーニングだけでもやる価値はあると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA