– minolta Hi-Matic Eシルバー
すっかり気に入ってしまい2台目として色違いのシルバーを手に入れました。飾りとしてとあまり期待していなかったのですが、最終的には完動品となりましたので手に入れた時の状態も含めていろいろと書いていきます。
– 2台目のHi-Matic E
minolta Hi-Matic E(ハイマチックE)のブラックを手に入れていくつかの問題点を修理して撮影を楽しんでいます。たまたま近所のカメラ屋を覗いたらシルバーのハイマチックEがジャンクカメラとして出ていて、動かなくてもいいやくらいの気持ちで手に入れました。
ハイマチックEの使い勝手や手に入れる際の注意などの記事はこちらです
– 状態はどうか
ジャンク箱に入っていたもののボディの傷もほんとどなく、状態はよさそうです。手に入れた時は修理する気はほとんどありませんでしたが、各部をチェックしていきます。電池が入ってないとシャッターが切れないカメラなので、シャッターがロックされているのは気になりません。見るとセルフタイマーがチャージされているので、誰かが動くか試したようです。
– 電池ボックスを確認する
電池がないと動かない電子式カメラですので、電池を入れる必要があります。電池蓋を開けるとなんと電池が出てきました。この電池はHM-Nと言う既に販売されていない水銀電池となり今ではレア物です。もちろん電池は切れていますが、液漏れ等もなく電池室はきれいでした。
– ボディを確認する
本体の外側はヤニ汚れのようなのもなく綺麗ですが、重要なフィルム室の状態を確認します。モルトは使える状態ではありませんでしたが、これは慣れているので簡単に交換が出来ます。モルトで腐食しやすい裏蓋の状態も悪くないので問題はなさそうです。
100円ショップ用品を使用したハイマチックEのモルト交換の記事はこちらです
– 電池をどうするか
カメラに入っていたHM-N電池は当たり前ですがハイマチックEの電池ボックスにぴったりと入ります。そこでこの切れたHM-N電池のプラスとマイナス側をショートさせて使用し、もう1つの方にLR44を2つ重ねて入れる方法もあります。今回のハイマチックEのシルバーもブラックと同じ電池アダプターを使用します。
格安電池アダプターの作り方の記事はこちらです
– 電池を入れてみる
イマチックEのブラックに使用した電池アダプターをこのシルバーの方にも使用して動作を確認します。結果を言うと機能は全く問題なくシャッターも切れ、バッテリーチェックのランプもセルフタイマーも無事動きました。
– 無事動き出しました
古いカメラですが特にオイル切れのような動きが悪い事もなく非常に内部の程度はよさそうです。特にこの頃のカメラのセルフタイマーは切れが遅くなったりするものですが、このハイマチックEは非常にセルフタイマーの問題もありませんでした。
– 色違いのブラックと比べてみる
せっかく手に入れた2色のハイマチックEですので、並べて写真を撮ってみました。カメラはデザインによって似合うカラーがありますが、ハイマチックEはどちらも格好よいです。市場ですと他のカメラと同様にブラックの方が高価になる傾向があるようです。
– ついでに
配線を確認するために底蓋を開け内部も確認します。ギアなどの可動部でオイルが切れていそうな部分に注油をします。
– 追記
ライトの光をあててよく確認すると後ろ側のレンズ(後玉)がカビだらけで、そのまま撮影出来そうにありませんでした。飾りでもいいと思ってましたが、ここまで機能も問題なく動くなら分解してレンズを磨いて使う事にしました。後玉はレンズボードを降ろさないとクリーニングが出来ないので、それについては別にまとめました。
分解してレンズボードをおろしレンズを清掃した記事はこちらです