【レビュー】セルフィーや物撮りを綺麗に撮影するLEDリングライトを導入してみました

・撮影用のライト

これまで室内撮影用のライトは別の物を使用していましたが、自撮りや物撮りウェブ会議用のライティング用に便利なLEDリングライトを導入する事にしました。露出計を使っての撮影や実際に使用してみた使用感などを含めて書いていきます。

・LEDリングライト

パッケージによるとPULUZ 4.7inch 12cm Dimmable LED Ring Live Fill Lightとあり、直径12cmの円形のLEDライトです。オンラインショップで品切でだった時は違うメーカーの物でしたが、同等品かOEMと言う事なのかこの商品が送られてきました。形状からみるに三脚用のパーツやアルカスイス対応プレートなどを扱っているUTEBITの商品と同じではないかと思われます。


パッケージ

・どんな事が出来るのか

セルフィーを撮る方は肌がより綺麗に写ればと思っているでしょうし、最近のInstagramなどで綺麗に自撮りをしてる方はほぼ全員が別でこのリングライトなどを使用しています。しかも有名人やインスタグラマーなどにどうして瞳に丸いアイキャッチが入るんだろうと謎がある方もいるでしょうが、あれは実際に使用したLEDリングライトが瞳に写り込んでいるからです。リング形状であるのは瞳への映り込みのためもありますが、リング内からスマホのレンズを向けるためでもあります。その他にはフィギュアやアクセサリーなどの物撮りや、クローズアップを多様したマクロ撮影などに使用する事が出来ます。

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・開封する

開封すると商品だけが入っており説明書などはありません。本体とケーブルは一体型でケーブルの長さは約195cmで先端にUSB端子があります。このLEDリングライト自体が格安の商品なのでこれで十分でしょう。


ライト部分はは下側になっています


ケーブルは十分な長さがあります

・LEDリングライトを見てみる

本体リング状の白い部分に18個のLEDライトが内蔵されていて、スタンドなどに取り付ける事が出来る事が出来るようになっています。ライト部分は外径が約12cmで内径が約10cmとなり内側からスマホをのぞかせて撮影したりする事が出来ます。USBケーブルの中間部分あたりにはスイッチがありここでLEDリングライトの設定や調整をします。


白い部分がライトになっています


ライト後ろ側


ケーブルにスイッチとUSB端子が一体化されています

・スタンド取付部を見てみる

手持ちで楽に使用出来るほど軽量ですが、本体の下には三脚用のネジ穴があります。回転など調整が楽なように自由雲台が接続されていて、雲台自体を取り外す事も可能です。ここに三脚やスタンドなどを取り付けて固定すると両手もフリーになり撮影に集中する事が可能になります。


三脚用のネジ穴


自由雲台になっています

・電源はUSBから取ります

このLEDリングライトの電源にはスマートフォンやタブレット用のUSB充電器やモバイルバッテリーが使用可能です。LEDライトは消費電力も少ないのでPCのUSB端子に繋いでも使用する事で出来ます。現在使用していないスペアのUSB充電器をLEDリングライト用に使用するのもよいでしょう。

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右側にあるのがUSBとスイッチです


USB端子部分です

・モバイルバッテリーを試してみる

屋外で使用する際や室内でも電源が遠かったり撮影場所が初めの場所の時などはモバイルバッテリーを使用するのが便利です。ちょうどAnker PowerCore II 6700に入れ替えたのでLEDリングライトに使用してみます。接続はスマホの充電の時と一緒でUSBポートにUSB端子を挿すだけです。電源が接続されて待機状態になるとケーブルにある電源スイッチ部分のLEDが青く光ります。この青く光っているスイッチを押すとLEDリングライトの電源が入り明るくなります。最初に電源を入れた時の印象は思っていたより光量があるなと言った感じでした。

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Anker PowerCore II 6700モバイルバッテリー


モバイルバッテリーを接続しました


無事にリングライトが光りました

・ライトの色は3色

ライトの色は3色の切り替え式です。電源を繋いだ最初の状態でデフォルトでソフトライト(白色と暖色のミックス)、スイッチを押すとホワイトライト白(白色のみ)、ウォームライト(暖色のみ)に切り替わり、再度スイッチを押すと最初の状態に戻ります。色温度は白色が6500k、暖色が3200k(単位はケルビン)です。


デフォルトのソフトライト


ホワイトライト


ウォームライト

・光量の切り替えは10段階

ライトの強さは10段階でスイッチにある+とーボタンで切り替えが可能です。電源を挿した初期の設定だと最大の10になっているので、スイッチを入れた後に必要な光量に調節が可能になります。

・テレワークのビデオ会議にも最適

MacやPCのUSB端子からも電源が取れるので在宅でテレワーク時のビデオ会議のライティング用にも使用する事も可能です。ZoomやSkypeを使用する際にWebカメラは顔が暗く写りがちなので、PCのUSB端子に接続してモニターの後ろ置くとビデオに映る顔の印象も明るくなります。もちろんYouTube用などのビデオ用にも使用するのも面白いでしょう。



・モデル撮影に使用する

最近街でよく見かける売出し中のアイドルとカメラマンのペアなど予算も限られ撮影アシスタントがいない場合にはこのLEDリングライトなどが活躍するでしょう。LEDリングライトを使用すれば屋外でもレールに固定したり片手で持ってライティングしながら撮影する事が出来るようになります。リング状の反射を避けるためにコンビニの袋をかぶせるなどアイデア次第でいろいろと応用が効きます。

・三脚をスタンドとして使用する

三脚用のネジ穴があるのでスタンドとして調整が楽なゴリラポッドを取り付けてみました。ゴリラポッドは脚がフレキシブルなので調整も楽でパイプなどに脚を絡めて使用する事も出来ます。ゴリラポッドは大きいサイズもありますが、このサイズはミラーレスでも厳しくそれほど大きいカメラは使用出来ないので、軽量なLEDリングライト用には最適でしょう。ちなみに撮影用のライトスタンドなど専用の物もあるので長さが必要な方はライトスタンドを使用するとよいでしょう。


ゴリラポッドを装着しました


リングライトを向けました


リングライトのスイッチを入れました

・別の三脚も使用してみる

hamaの小型三脚を取り付けてみると物撮りするにはちょうどよいサイズなので、室内ではこちらを使用してみます。三脚を取り付けると雲台が2台重なる事になるの、三脚(外れるタイプの場合は)かリングライト側についてる雲台を外してしまうのもよいでしょう。このhamaの三脚は海外の100円ショップで完全にコピーされた商品を見た事があります。


アルミミニ三脚を取り付けました


hamaのロゴが見えます


リングライトのスイッチを入れました

・露出計を用意する

Sekonic(セコニック)のStudio Delux(スタジオデラックス、通称スタデラ)を用意しました。スタジオデラックスは入射式露出計なので、通常の反射式露出計と違い撮影対象の色に影響を受けず(全く受けないわけではない)、実際降り注いでいる光量を測る事が出来ます。(スタジオデラックスはアダプターを変更する事によって入射式露出計にもなります)


セコニックのスタジオデラックス


ライトを当てて光量を図ります

・露出を測る

実際にLEDリングライトのカラーをホワイト(ナチュラルより光量が減ります)にして撮影する方向に向けて光らせてから三脚の脚を伸ばした状態と縮めた状態の2種類を測ってみました。露出を測る時はカメラ側に半球が向くようにして露出計のスイッチを押すと光量が計測されます。三脚の脚を縮めると撮影対象に近づくだけに光量が増えて露出で言うと半段違い、三脚を縮めた状態でF5.6 1/125 ISO1600を示しました。手持ちで撮れるシャッタースピードにするために今までISO 1600にしていましたが、これならISO400~800でも使用ができそうです。


三脚の脚を伸ばした状態


三脚の脚を縮めた状態で赤い針の指す値が変わっています

・撮影してみる

露出計で測った露出の値を元に撮影をしてみました。反射式では影響が受けやすい白いバックに黒い物体を試すためにボディがブラックのMINOX 35GTEを置いて撮影してみました。撮影する時は撮影対象物の色などでオートの露出の値に影響が出ないようにマニュアルで撮るほうが結果が安定します。実際は露出計の値だけ信頼して撮るのではなくカメラとの相性などを含め参考にするくらいにして結果を見ながら調整をするのがよいでしょう。スタジオデラックスも含め古い露出計などで室内など光量が少ない場所で測るとと誤差が出やすくなります。

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三脚の脚を伸ばした状態で撮影


三脚の脚を縮めた状態で撮影


レンズにリングライトが映り込みます

・実際に使用してみる

ブログ用などに物を綺麗に撮るのは大変ですが、実際に物撮りとして追い込むのであればフラッシュ(ストロボ)を複数使用してバウンスさせるるなど工夫が必要です。普通にブログやメモ用に撮るのであれば気軽に手持ちでライトを当てながら決まった露出で撮るのがよいでしょう。ほとんどのデジカメにはブラケティング機能(露出の設定を変えながら設定した枚数を自動撮影)があるので使用する方がよい結果が出るでしょう。

・フィルムカメラとデジタルカメラの撮影方法の違い

さすがに今フィルムでブログの物撮りをする人はほぼいないと思いますが、フィルムカメラとデジタルカメラには露出の考え方で違いがあります。これはフィルムとデジタルの特性によるものです。フィルム(ネガ)はラチチュードと言われるダイナミックレンジが露出オーバー側に広く、逆に露出アンダー側は黒つぶれしてしまい情報がない状態になるので、ネガでオーバー目に撮れとよく言われるのはこのネガフィルムの特性が理由です。変わってデジタルは当たり前ですが光と色の情報をデジタルで保存するので、露出オーバー(簡単に言うと真っ白より明るい)の状態は真っ白としてしか認識せず、逆に露出アンダー部分には階調が残りやすい(漆黒の黒と言うのはまずないため)ので、デジタルでは若干アンダー目に撮って現像や後でPCなどで調整するのが基本になります。


Ankerのモバイルバッテリーも撮り直してみました

・まとめ

LEDリングライトはセルフィーやフィギュアやアクセサリーなどを撮影する場合に非常に便利です。自撮りにメインに使用する方はリング状の光が瞳に映り込みますし、人とは違った写真を撮ることが出来るようになりますし、YouTuberであればビデオ用やテレワークのウェブ会議にも最適です。物撮り用では簡単に影を消したり綺麗に光を当てる事が出来ますし、LEDを使用して電源をUSBから取るため非常に格安なのでこの機会にLEDリングライトを導入してみてはどうでしょうか。

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