【カメラ】Ricoh R1は超広角コンパクトカメラとして使うと最高に面白い【リコー】

        

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– Ricoh R1

フィルムコンパクトカメラが高級路線になる前にそれを予感させるカメラがありそれがリコー R1でした。R1は単なるコンパクトカメラではなく他のカメラでは描写出来ない面白い機能を持ったカメラで、超広角の24mmでの撮影方法や使い勝手などを含めて書いていきます。

– GR伝説はここから始まった

リコー R1(R1)のフィルムの充填方法やレイアウトなど既に基本部分は完成されており、リコー GR1(GR1)の前身となるカメラです。大まかに言うとレンズが良くなって絞り設定を自分で出来るようになったR1がGR1です。使い勝手などほとんどこの頃には完成されていて、無駄な機能がない分R1の方がすっきりしています。


GR1の元になったカメラで薄型にするための配置など基本的な部分は一緒です

GR1の記事はこちらです

– 超広角24mm

レンズは30mm F3.5ではないのと思われますが、R1には当時流行ったパノラマモードが付いています。(Nikon F50など一眼レフにもパノラマモードが付いていました)そのパノラマモードに切り替えると24mm F8固定になります。周辺減光をうまく隠すためにパノラマモードだと写真の上下が切られます。その遮光板を動かかなくすると通常の3:2の24mm超広角レンズとして使用する事が出来ます。


スイッチを入れるとレンズが現れます

– 改造方法

超広角24mmモードにするにはちょっとした改造が必要です。裏蓋を開けてパノラマモードにすると下りてくるフィルムボックス内の遮光板を動かなくするだけです。爪楊枝などで固定するのが流行りましたが、私はマスキングテープで貼って固定していました。遮光板を接着でもしない限りそのまま元の状態に戻せるので安心です。一時期この改造は流行ったので、すぐ情報が見つかると思います。


フィルム窓には遮光のため黒テープを貼り、24mmの広角から設定がズレないようにテープで固定しています

– 最強のトンネル効果

改造24mmモードで撮ると周辺減光が凄い事になります。フィルムのエフェクトやクロスプロセスが好きな方はロモLC-Aなど相手にならないくらいのR1は効果が出るので是非このR1を使ってみて下さい。新型のR1sからレンズが変更されていますが、R1の改造24mmで撮ったモノクロはシャープで良い描写をするので是非モノクロでも撮ってみて下さい。

– 使い勝手と注意点

フィルムが最初に自動で巻き取られそこから撮る度にケース戻る方法をとっているので、仮に撮影途中に裏蓋を開けてしまってもそれまで撮影した分は無駄にならない作りです。オートフォーカスでシャッターボタンを押すだけで写るカメラですが、フラッシュが自動で光ってしまうのでフラッシュの設定をスイッチを入れた時に確認して必要なければオフにしておきましょう。GR1はこの部分も改良されR1で言うパノラマ切替部分でフラッシュの発光の設定をレバーで切替られます。R1のパノラマモードでは24mmで絞りがF8固定になりシャッタースピードが遅くなりますので、撮影時には手振れに注意しましょう。


電池はリチウムのCR2、カメラの電池はマクセルのがおすすめです

– 手に入れた経緯

もう既にGR1やミノルタ TC-1(TC-1)を所有していた時に知人がジャンクで綺麗なR1を見つけたからと持ってきてくれた戴き物です。見た目はジャンク箱にあったような傷もなく電池を入れたらそのまま動く完動品でした。特に機能的にも問題はなかったのですが、改造広角24mmの写りを非常に気に入ったのでリコーのサービスセンターに持ち込んでオーバーホールをしてもらいました。試しにオーバーホール時にこの改造をしたまま出したら、当たり前ですが改造部分はずされて戻ってきました。スライドフィルム(ポジ、リバーサル)で撮ると普通に良く写るとは言え他の描写の良いカメラも所有していたので、このR1は24mmの周辺減光を活かすためにほぼクロスプロセス専用でたまにモノクロで撮っていました。

– 入手方法

一時期は100円ジャンクの常連でしたが、最近は少し人気があるのかネットオークションなどでも値段がつくようです。かなりの数が売れたカメラなので中古屋でも比較的よく見かけます。店によってはジャンク品でも電池を入れさせてもらえるので、CR2電池を持ってR1探しをするのも面白いと思います。液晶漏れが多い機種なので電池を入れた際にシャッターが切れるかと液晶の状態を確認するとよいです。お国柄で新型のR1sに人気が集中して値段も高くなりがちですが、R1で十分過ぎるほど良く写ります。特に改造24mmで周辺減光やクロスプロセスを楽しみたい方はシャッターが動く安価なR1があったら即入手していいと思います。


リコー純正のケース、GR1にも使用出来ます

– おまけ

24mm以下の画角のコンパクトカメラは同じリコーのGR21を除くとほとんど存在せず、低価格帯でクオリティが許せるのはこのR1くらいだと思います。周辺減光があるレンズも含めフィルムカメラらしく使えるとても面白いカメラです。もし比較的安価で高級コンパクトに近い写りと超広角を楽しみたいならR1はとてもおすすめです。GR1の発売以降にほぼR1にGR1のレンズを付けたリコーGR10(GR10)と言うカメラもあるので、GRレンズがどうしても使いたいという方はR10を探してみても面白いと思います。

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