【カメラ】高級コンパクトカメラを選ぶならRicoh GR1は外せない【リコー】

        

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– Ricoh GR1

90年代から始まった妥協のないフィルムコンパクトカメラの高級路線、そこで代表的な1台がこのリコーのGR1です。手に入れてからかなり長い期間使用しましたので、使い勝手や注意点などを含めて書いていきます。

– 高級コンパクト

誰が言い出したのかは定かではありませんが、リコーGR1 (GR1) はCONTAX Tシリーズに始まりミノルタTC-1 (TC-1) などを含めて高級コンパクトと言われているジャンルのカメラです。コンパクトカメラもオートフォーカス、フラッシュ内蔵は当たり前になり、かなり無意味と思えるズーム競争があった後にマグネシウムやチタンなどの素材をボディに使用しレンズは28mmなどの広角化と共に写りに妥協しない単焦点、そして絞りを任意に設定出来るカメラの事を指していました。内部的な動きを見ると70年代のEEカメラと同様にカメラのオート化は基本的に絞りを開放よりでシャッタースピードを速くとにかく手振れさせないように撮りたがるようにしていたのを、この高級コンパクトではオートで撮ってもなるべく絞る(レンズ性能は開放より少し絞った状態で最大の性能を発揮するため)方向なり、これまでのコンパクトカメラとは違い描写がより良い方向になったのが大きな特徴です。TC-1は円形絞りとしていますが、実際はF3.5とF5.6に設定している時にシャッタースピードが足りなくなると勝手にレンズシャッター側で絞られるようになってました。

高級コンパクトカメラの元祖であるローライ35の記事はこちらです


前からみるとまんまデジカメのGRかGR Digitalですが、このGR1こそが元になったカメラで元祖GRです


非常にシンプルなスイッチ類で特にフラッシュを強制的にオフに出来るのが非常に便利です


スイッチを入れるとレンズ沈胴部分がせり出し、ボディ横に日付用の液晶があり正確にはリコーGR1 Dateと言うモデルになります

– なぜリコーGR1なのか

コンパクトカメラはTC-1などを使用していましたが、右手でのホールド感や絞り優先のAFカメラとして使う場合の絞りの切替や露出の+ーなど使い勝手はGR1の方が断然上でした。レンズが28mmで街撮りのスナップで特に使いやすい画角で比較的楽に面白い画が撮れレンズの描写自体が良いのも魅力です。(CONTAX T2は38mm, T3は35mm)このGR1では数多くの思い出に残るような写真を撮る事が出来て、最近でも活躍しています。カラーだけではなくモノクロでの描写力も凄いので手に入れたら是非モノクロフィルムでも撮ってみて下さい。


電池はリチウム電池のCR2、カメラにはマクセルの電池をいつも使っています

– 使う上での注意点

最近Dateを写真に焼き込みたい方は少ないと思うので、Date付きモデルの場合は撮影前にDateの設定を見てから撮影を開始しましょう。一度セットしたら間違えて押さないないようにマスキングテープなどを貼るのもよいです。フィルムを入れると最初に電池でフィルムを全て巻き取ってから1枚分ずつ巻き戻しながら撮るカメラです。なので、途中でケースを開けてもそれまで撮った分はダメになりません。そのため電池はいつも新しいのを使う事をおすすめします。使いかけの電池でフィルムをローディングしておいて、撮影時には新しい電池を入れるなどすると安心です。撮影としては是非絞り優先AEで絞りを自分で変えながら撮ってもらいたいカメラです。

カメラのクリーニングと保管方法の記事はこちらです

– 手に入れた経緯

TC-1は新品で購入しましたが、その時にGR1も既に販売されておりました。ただ、当時はGR1の見た目は高級感がなかったのと、当時のTC-1のカタログの見栄えが非常に良く、店舗でスイッチを入れた時のレンズのせり出し方が格好よく、性能よりは当時の謳い文句の世界最小とか最先端技術が面白そうとかチタンの方が格好いいとか単に興味の方向でした。その後にロモLC-Aなどトイカメラを使ったりしていて、このGR1は発売よりかなり経ってから中古で手に入れました。欧州で撮影している時にふらっと寄ったカメラ店で格安であり免税でさらに安くなりまさに衝動買いでした。もう一軒あったカメラ屋では新品GR1が売っていてビックリした覚えがあります。このGR1を手に入れてからは、TC-1ではこれと言った写真が撮れなかったのも理由の1つですが、最初からこちらにしておけばよかったと思うくらい気に入ってしまいました。日本に戻った際にリコーのサービスセンターでオーバーホールをしてもらい、使い出してすぐプレデターの言語を表示するようになった液晶は新品になり巻き上げのギアの音も静かになりました。それ以降は全くの故障知らずで様々な場所へ一緒に行き数多くの写真を撮りました。


交換済みの液晶部分

– 手に入れるなら

専門ショップで保証ありの中古を実物を見て決めるのが1番いいでしょうが、安くオンラインショップやオークションで手に入れたい方もいると思うので、GR1を手に入れる際に気をつける点をはこちらになります。

・液晶の漏れはないか:GR1に限らず当時のリコーのカメラでよくあるトラブルで、1つのモードでしか撮らないのであれば液晶不良のを安く手に入れるのもあり
・巻き上げの異音はないか:GR1の初期型によく見られたトラブルで後期型やGR1s以降は対策済み
・フィルムのコマの送りは正常か:GR1の初期型によく見られたトラブルでコマの間隔が狭くなります

最終型はGR1vでGR1sからレンズのコーティングが違いますが、初期型GR1でも全く問題ないクオリティですので、程度と値段のバランスで決めてしまってよいと思います。もし、いつも新型が気になってしまうなら値段もこなれていてフードも付けられるGR1sが良いと思います。GR1s, GR1v共にフードを付けるには別売りのフードアダプターが必要で、これがもうなかなか中古でも見つからないのでフードが絶対欲しいと言うならフードが付属している中古を狙いましょう。どの型にするにしてももう既にメーカーでの修理が終了しているカメラですので、動作確認が取れている物にするのがよいと思います。

– リコーGR21は凄い

おまけですが、このGRシリーズの最終形態とも言える21mmを搭載したリコーGR21(GR21)と言うカメラがあります。私は特にこの後に出たGR1sやGR1vには惹かれず、21mmレンズのGR21をほぼ新品状態のを手に入れました。これは本当に凄いカメラで最近は値段も落ち着いてきているのもあり、是非一度は使ってみて欲しいコンパクトカメラの1台です。ただ、撮れる画が偏りすぎて1台で何でも撮れるカメラではないので、もう1台欲しいならばとしておきます。GR21のフードに関してですが、GR1sとGR1vで必要だったフードアダプターは必要なくなりレンズに30.5mmのフィルター枠が最初からありフィルターをつけての撮影も気軽に楽しめます。

リコー純正の革ケース、GR21はレンズがせり出しているのでGR1用ケースは使用出来ません。

– まとめ

フィルムカメラも機械式ではなくオートフォーカスや巻取りなどモーターを使用するカメラは壊れると修理がしづらく、メーカーの修理も終了しているモデルがほとんどで、今後程度のよい状態の数は減る一方ですので、欲しいと思ったら早目に程度のよい物を手に入れる事をおすすめします。GR1は今でも十分通用する描写力ですし、もし高級コンパクトと言われるフィルムカメラに興味があるのであれば、GR1は最高の1台です。

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