【レビュー】バッファローの外付けSSDは名刺サイズで価格とスピードのバランスがよくPC/Mac/PS4のアップグレードに最適です

・バッファローの外付けSSD

SSDと言えばHDDより高速だが高価でなかなか手が出ない状態でしたが、ここのところ1TBクラスのSSDの価格がかなり下がってきたので手持ちの機器をアップグレードするためにバッファロー製の外付けの960GBの物を選んでみました。PS4に接続しても高速化するとの事だったので、MacやPC用だけでなくPS4にも使用してみた使用感なども含めて書いていきます。

・Buffalo SSD−PGM960U3-B


Buffalo(バッファロー) SSD−PGM960U3-BはUSB 3.2(Gen 2)対応の外付けSSDで容量は960GBとなります。選んだのはブラックで他にホワイト、レッド、ブルーの計4色が用意されています。容量は960GBの他に240GB、480GB、1.9TBと豊富に揃っています。PS4は250GB以上でないと外部ストレージとして使用出来ないので、PS4で使用する場合は480GB以上のモデルを選びましょう。パッケージはオンラインショップ用にバルク箱かと思ったら通常のパッケージでした。


通常版のパッケージでバルク箱ではありませんでした


パッケージ後ろ側


可愛いキャラクターが隠れていました

・開封する

開封するとびっくりするくらい軽く本体が大きなエアパッキンで包まれています。エアパッキンの中はさらにプチプチで本体が包まれていて、箱が輸送中に破損しても本体にはまず影響はなさそうです。パッケージの中は本体と接続用のUSB Type-Cケーブルが入っていて、メーカーがPS4の接続確認をしている商品なのもありPS4との接続マニュアルも同梱されています。


SSD本体、ケーブル、本体とPS4接続用のマニュアル


エアパッキンに入った本体と接続用のケーブル


開けてもプチプチに包まれていました


本体とケーブル

・本体を見てみる

本体は名刺サイズと言うだけに最初見た時はこんなに小さいのかとびっくりしました。本体の寸法は50×10.9×95mmで、重量も52gしかなくコンパクトなだけでなく超軽量です。米国MIL規格MIL-STD-810G 516.6 procedure IV準拠の耐衝撃と耐振動なので相当の衝撃を与えない限り怖る事はないでしょうが、ストレージ類は大切に扱うに越した事はありません。


本体前側


本体後ろ側


本体上側にアクセスランプがあります


本体手前側にUSB Type-Cのポートがあります

・USB端子を守る深めのポート

Micro USB機器の一番困った事は端子が刺さった状態でポートがぐらつき壊れやすかった事です。これまで使用していたMicro USB対応のスマートフォンやタブレットも数個がMicro USBのポートやケーブル自体が壊れ充電されなくなった事がありました。このBuffaloの外付けSSDはUSBポートを本体の奥の方に配置してケーブルがぐらつきづらくしています。今までなぜなかったんだと言うデザインで非常に安心感があります。


接続用のポートは深めになっています


USB端子が壊れにくい作りになっています

・USB Type-CとType-A両対応のケーブル

USB 3.2(Gen 2)対応と言う事でケーブルも本体の端子もUSB Type-Cになっています。まだUSB Type-Cも全ての機器についているわけではないので、USB Type-Cを通常のUSB Type-A(大きい4角の端子)に変換するアダプターが付いています。これで通常のUSB Type-Aのみ(USB3.0など)の機器にも安心して接続する事が出来ます。


付属のUSBケーブル


アダプターが付属しています


両面対応のUSB Type-C端子

・ケーブルを本体に接続する

本体側はUSB Type-CのポートになっているのでケーブルのUSB Type-C端子側を接続します。ケーブルの逆側は接続する機器によってアダプターを使用するか選択する必要があります。USB Type-Cの端子は本体の奥の方まで挿さるので安定感がありますが、ぶつけたりする事も考えてケーブルを挿したまま持ち運ぶのはやめておいた方がよいでしょう。


USBケーブルを接続しました


USB Type-C端子が奥までささります

・HDDと比べてみる

バックアップ用に最近アップグレードした東芝の外付け4TBのHDDと大きさを比べてみるとバッファローの外付けSSDはとてもコンパクトに出来ているのがわかります。並べた状態だけでなく薄さが大きく違うので持ち運びにはSSDの方が全然楽になります。東芝のHDDも現在はバッファロー販売になります。

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右側が東芝の外付けHDD


大きさはかなり違います

・故障予知とデータ復旧サービス付き

最近発売されたバッファローのHDDやSSDやバッファロー販売の東芝のHDDは故障予知機能とデータ復旧サービスが付いています。バックアップ用ではなくメインのデータを入れるために仕様する方などは各ソフトなどを設定しておくとよいでしょう。

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使用する用意が出来ました

・セキュリティに関して

暗号化とパスワードやパターン認証に対応しているので、仕事のデータなどを持ち運ぶ方は暗号化とパスワード保護を忘れずに設定しましょう。SSDをロックしておけば他のPCに接続してもデータを読まれる事はありません。

・フォーマットする

最近のHDDやSDDは全てと言っていいと思いますが、出荷時に繋げばすぐに使用出来る様にフォーマットされています。Macをメインに使用しているので読み書きが出来るようにMac用にフォーマットします。もしWindowsとデータを共有してどちらからも読み書きしたい場合はexFATなどでフォーマットするとよいでしょう。

・Mac用ドライブ速度計測ソフト

スペック命と言うわけではないですが、外付けのSSDがどれほどのスピードなのか計測してみる事にしました。使用したソフトはMac用のAmorphousDiskMarkになります。Windows用で有名なCrystalDiskMarkと同一の見た目のストレージスピード計測ソフトなのでMac用でディスクのスピード計測がしたい方にはおすすめです。

・速度を測ってみる

大体どれほどかわかればよいので、特にOSをクリーンインストールしたりはしていません。内蔵のSSDの計測ですら毎回かなりばらつきがありますし、他の処理が入ったりして誤差もあると思うので参考程度にしてもらえればと思います。


Mac内蔵SSDのスピード計測1回目


Mac内蔵SSDのスピード計測2回目

・Buffalo SSDのスピード計測

項目にもよりますが外付けにしては相当速いです。所有している機種がUSB3.0まで対応なので本体のUSB3.0と直接とUSB3.0のハブ経由で接続を試してみました。ハブを経由するとかなりスピードが落ちるかと思っていましたが、それほど違いはありませんでした。このBuffaloの外付けSSDはUSB 3.2(Gen 2)対応なので対応のPCなどでUSB Type-Cで接続すると速度が上がる可能性があります。

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Buffalo SSD 960GBをMacのUSB3.0端子に直接接続


Buffalo SSD 960GBをUSB3.0ハブ経由で接続

・外付けHDDのスピードも計測してみる

ちょうどよいので外付けハードディスクとの比較もしてみました。普段TimeMachineなどバックアップ用などに使用していて特にスピードに不満もありませんでしたが、スピード計測の数値を見るとSSDとは大きくスピードが違います。


東芝の外付け4TB HDDをMacのUSB3.0端子に直接接続


東芝の外付け4TB HDDをUSB3.0ハブ経由で接続

・PS4で使用してみる

通常のPS4やスリムPS4では外付けSSDの方が、PS4 ProではSSDを内蔵した方が速度アップの効果が大きくあります。PS4でソフトをインストールする場合はPS4でストレージをフォーマットする必要があるので、PCなどで何かをする必要はありません。PS4のセーブデータを本体からコピーする場合はPC用のフォーマットそのままで問題なくフォーマットの必要もなくデータが消去される事もありません。PS4にBuffaloの外付けSSDを接続してゲームデータを本体から移動してみると起動などが実際速くなるので、PS4をアップグレードしたい方にはBuffaloの外付けSSDはよい選択でしょうし、ゲーム用にするのであれば480GBなど小さめの容量でもよいでしょう。


PS4で認識されました

・実際に使用してみる

MacにUSB3.0ハブ経由でBuffaloの外付けSSDを接続して使用してみると、速度もHDDに比べて劇的に速いためほとんど内蔵のSSDの容量が増えた様な感覚になります。SSDのケースも非常に小さく付属のケーブルも長過ぎないので持ち運びも非常に楽です。PC用などメインで使用するならそれほど高くないので1.9TBのモデルを選んでもよいかもしれません。

・追記

MacBook Proを新調したので、この外付けSSDをUSB-Cで直接接続しWindows 10のゲームパス用として使用する事にしました

https://www.animalracer.com/buffalo-ssd-usbc-bench/

・まとめ

Buffaloの外付けSSDであるSSD−PGM960U3-Bはクレジットカードサイズで本当にびっくりするほどコンパクトで軽量で、速度もHDDとは比べ物にならないほどなので、PCやMacのアップグレードや大きなデータを持ち運ぶ必要がある方には最適だと思います。メーカーがPS4との接続確認済としていますし、SSD自体の価格も下がってきているのでPS4のロード速度や容量アップをしたい方もBuffaloの外付けSSDを選択肢に入れてみてはどうでしょうか。


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