お気に入りのヘッドホンをリケーブル出来るように魔改造してみた その4 接続篇

        

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– 終盤へ

オーディオテクニカ ATH-A9Xのリケーブル改造も終盤です。既リケーブル用のケーブル2本は出来上がっているので最後のまとめのヘッドホン側をまとめたら、ケーブル交換が出来るヘッドホンに生まれ変わります。ケーブルのプラグ側の半田づけに比べればジャックはサイズも大きく楽ですし、既にパーツのすり合わせは済んでいるので、自作ケーブルが作れる方には楽かと思います。では、一気にきます。

– ヘッドホン側

ここではヘッドホン本体にジャックを取り付け、せっかくバラバラにしたので音質向上のため少し改造します。

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●ヘッドホン側で切ったケーブルにジャックを半田づけします。先に熱圧縮チューブを入れるのを忘れずLRとコールド(アース)の向きなどを間違えないように半田づけしましょう。このヘッドホンの場合は赤がR、緑がL、黒がコールド(アース)のはずです。ここで接続して組み立てる前に音が出るか確認、無事2つのケーブルとも音が出ました。

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●熱圧縮チューブを熱します。コールド側は隠れたので特にテープなど巻かずそのまま組み立てます。

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●ヘッドホン側をヤスリで事前に削ってサイズを合わせておいたので楽にジャックが入ります。この手の改造はまず仮組みをしてから始める事をおすすめします。元のケーブルの結び目は引っ張られる時の断線防止でもうケーブルが引っ張れば事はないですがそのまま残しました。

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●ナットをきっちり取り付けケーブルの抜き差しではずれづらくします。ネジロックは硬すぎるので、ここでもバスボンドなどでヘッドホンの内側とジャックを固定してした方が安心です。ヘッドホンの内部を見るとここで安っぽいスポンジが見えます。これがスピーカーで言うグラスウールの役目をしますが、これがあまりにちょっとなのでここにも手をいれます。

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●グラスウールもあったのですが、耳につけてこぼれたグラスウールでチクチクするのを避けるため化粧用のコットンで全体を覆います。この手の物って湿度が高いと虫などわきそうな気もするので、ちょっとの気分の違いですが必ず除菌アルコールなどで除菌後に使用する事にしています。このグラスウール効果で内部のメタル素材からくる音反射が少なくなり音が落ち着く傾向になるのを期待します。

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●イヤーパッドなどを取り付けて完成です。無理にボンドやパテなど使用してないので、まるでメーカーが最初からこうしてたのではないかと思わせる見た目です。イヤーパッドは何年か使用しているとボロボロになってくるので、これも何度か新品に変更しています。今でもパッド自体は普通に大型電機店などで手に入るので当分の間は使用出来ます。

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●今回製作したL字プラグの1.5メートルのメッシュケーブルとリケーブル対応にしたヘッドホン本体。ケーブル自体を曲げると中のオレンジと黒が見えて格好いいです。この辺はお好みの色で好きな色を使うと面白いと思います。

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●せっかくなのでもう一枚。プラグにはNeutrikのL字プラグとAmphenolのストレートプラグをケーブルには銀線を使用しています。線自体も細くゆるめに三つ編みにしたので重量も気になりません。

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●元々ついていたケーブルも修理してL字プラグの3メートルのリケーブル用に。こちらはオヤイデのロジウムメッキL字プラグとNeutrik Reanのストレートプラグを使用しています。

– 音質や取り回しなど

実際に今回新しく作ったメッシュケーブルを取り付けてみました。音も前より落ち着いた感じで昔の銀線のような軽い音は一切せずまた同じ銀線でケーブルを作ってもいいかと思わせる出来です。それにくわえてグラスウール的チューンが効いたのか音の暴れも少なくなりいい感じです。ケーブルが1.5メートルになったので元々付いていた3メートルのケーブルより圧倒的に取り回しがよく、気軽に携帯オーディオプレーヤーなどで使用できるようになりました。メッシュチューブはケーブル自体が硬めになりますが、私は見た目がかなりよくなりとても気に入っています。メッシュチューブの一番の良さは見た目だけでなく、ケーブル自体がまず絡む事がなく使いやすくなる事です。ケーブル自体も短くなっているので、使う度に絡んでいるケーブルをほどく必要がなくなりました。元々ヘッドホンに付いていたケーブルはさすがのメーカー製らしくケーブル自体に高級感があるので、壊れていたプラグもL字プラグに替え断線しないよう処理もしたのでこちらのケーブルもこれからかなり長い間使えるはずです。

– まとめ

自作ケーブルなどを作った事がない方でも同じ様なケーブルが比較的楽に作れると思います。リケーブル対応にするためのジャック側がヘッドホンの形状により工夫が必要になりますが、自分で改造した物は見た目がいまひとつでも愛着がわくものですし、是非チャレンジして欲しいと思います。最近の秋葉原は一見さんお断りの雰囲気も減り店員さんも相談すればいろいろと教えてくれますので、わからない事とかは聞いてみるといいと思います。(むかついたら他の店で買えばいいだけですから)当たり前ですが改造などはメーカー保証は一切効かなくなるので、新品の高級機ヘッドホンをいきなり改造するのではなく、最近使わななくなった古いヘッドホンを使用する事をおすすめします。最近のイヤホン、ヘッドホン人気で中古市場もかなり充実してきて、昔の高級機が格安で売ってる事もありますし昔欲しかったヘッドホンなどを選んで改造するのもよさそうです。

– おまけの最近のヘッドホンに関して

最近のヘッドホンやイヤホンはスマートフォンなどのヘッドホンアンプでよく鳴るようにチューニングされているので音質も向上しているように感じますし、それが前に音がよかったはずの古いヘッドホンの鳴りがいまいちと感じる理由です。スマートフォンも新型が出る度に音質もよくなっていますし、今は外付けのヘッドホンアンプなども種類があるので、昔のお気に入りのヘッドホンを出してきて改造する価値が思います。私は今回のオーディオテクニカ ATH-A9Xも使用していますが、現在のメインのヘッドホンとしてB&WのP5、イヤホンはKlipschのX10iを使用しています。両方共に買い換える気が起きないくらい気に入っていますが、X10iの方は最近断線したのでその修理もここに更新する予定です。

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